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G1特集 第36回 ホープフルステークスG1特集 第36回 ホープフルステークス

有力馬情報

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コントレイル サリオスに匹敵する大物か

コントレイル
東スポ杯2歳Sを2歳レコードで制したコントレイル

デビュー戦の阪神芝1800mを快勝し、次走は東京スポーツ杯2歳Sに出走した。レースは5番手から追走し、最後の直線は馬場の真ん中から豪快な伸び脚を披露。上がり3ハロン33秒1の瞬発力を発揮し、5馬身突き抜けて勝利した。勝ち時計は1分44秒5(良)で2歳レコードをマーク。朝日杯フューチュリティSを完勝したサリオスに匹敵する大物かもしれない。本馬も最初のG1で結果を出したいところ。ただ、今回はコーナーが4回のコース。前走とは芝の状態が違い、時計もかかるだろう。この点をクリアする必要があり、楽観視はできない。

ワーケア 2戦2勝の高額馬

ワーケア
アイビーSを完勝したワーケア

2017年のセレクトセール当歳にて1億2420万円(税込み)で落札された高額馬。早くもその期待に応える走りを見せている。東京芝1800mのデビュー戦を勝利し、次走はアイビーSに出走。スローペースの中、4、5番手で追走すると、最後の直線は一気の末脚で抜けてきた。相手にはやや恵まれた印象だが、1頭だけ次元が違う決め手を見せた。勝ち時計は1分48秒1(重)。東スポ杯2歳Sの数字とかなり差はあるが、道悪だったので評価を下げる必要はない。ただ、本馬もコーナーが4回のコースは未経験。右回りも初めてであり、そのあたりの対応はカギだ。

オーソリティ 楽しみなオルフェーヴル産駒

オーソリティ
芙蓉Sを快勝したオーソリティ

7月の函館芝1800mでデビュー。クビ差の辛勝だったが、2着のブラックホールは後に札幌2歳Sを優勝した。本馬は2戦目で芙蓉Sに出走。超スローペースを中団で追走し、最後の直線は外から楽な手ごたえで進出すると、ノーステッキで悠々と差し切って見せた。力の違いを感じさせる強い勝ちっぷりが印象的だった。まだ気性面で若さがあり、馬体も成長途上。それでも素質の高さは魅力で、中山芝2000mでの勝利経験はアドバンテージだ。実戦は9月22日以来、約3か月ぶりでもここを目標に調整されている。非常に楽しみな一戦だ。

ヴェルトライゼンデ 半兄はワールドプレミア

重馬場となった小倉芝1800mのデビュー戦を3馬身差で勝利。次走は萩Sに出走した。レースは先団馬群の中で折り合い、最後の直線は3頭が併せ馬になり、その真ん中から鋭く抜けてきた。稍重馬場のスローペースで、正味2ハロンの上がりの競馬だったが、この馬の良さは十分見えた。馬込みに入れるので、多頭数になっても心配はなさそう。勝負根性も非凡だ。中山は初めてだが、コーナー4回の右回りコースは経験しており、心配することはないだろう。半兄のワールドプレミアは今年の菊花賞を制し、有馬記念でも3着と好走した。本馬もその勢いにあやかりたい。

ブラックホール 札幌2歳Sを制覇

夏の函館でデビュー。初戦はオーソリティに敗れて2着に終わったが、すぐに次走の未勝利戦を勝利。前走は札幌2歳Sに出走した。道中は速いペースになり、4コーナー手前で隊列が大きく動く展開だった。本馬は大外を回って最後の直線に入り、追い比べを制した。距離のロスはあったが、いい脚を非常に長く使ったからこそ勝利できた。レースっぷりからは、父ゴールドシップの特徴が良く出ている。少し時計がかかる中山芝2000mの適性も高いだろう。今回の相手は強そうだが、力を発揮できれば好勝負に持ち込めるかもしれない。