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G1特集 第36回 ホープフルステークスG1特集 第36回 ホープフルステークス

血統分析

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母父と祖母が米ダートG1勝ち馬のコントレイルが最有力!

1)中山ではミスタープロスペクター系に注目

前身レースのラジオNIKKEI杯2歳S(阪神・芝2000m/2009〜2013年・G3)と、同名・同コースのホープフルS(2013年までオープン特別/2014〜2016年・G2/2017年からG1)について集計したのが下表。サンデーサイレンス(SS)系〜ヘイルトゥリーズン系は両コースで安定しているが、中山で優秀なミスタープロスペクター系を重視するべきかも知れない。

◎プラス評価……父がミスタープロスペクター系
 ○プラス評価……父がSS系〜ヘイルトゥリーズン系
 ●マイナス評価…父がノーザンダンサー系/ナスルーラ系

【父馬の系統別成績(過去10年)】

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種牡馬系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
阪神・サンデーサイレンス系 4 4 5 47 8.5% 17.0% 27.7%
阪神・その他のヘイルトゥリーズン系 1 0 0 4 25.0% 25.0% 25.0%
阪神・ミスタープロスペクター系 0 0 0 10 0.0% 0.0% 0.0%
阪神・上記以外 0 1 0 8 0.0% 12.5% 12.5%
中山・サンデーサイレンス系 3 8 3 74 4.1% 14.9% 18.9%
中山・その他のヘイルトゥリーズン系 3 1 1 18 16.7% 22.2% 27.8%
中山・ミスタープロスペクター系 4 0 3 20 20.0% 20.0% 35.0%
中山・上記以外 0 1 3 33 0.0% 3.0% 12.1%
【過去10年の連対馬の父と母父(中山のホープフルS)】

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日付 馬名 種牡馬 母父馬
2018.12.28 1 5 サートゥルナーリア ロードカナロア スペシャルウィーク
2018.12.28 2 8 アドマイヤジャスタ ジャスタウェイ エリシオ
2017.12.28 1 7 タイムフライヤー ハーツクライ ブライアンズタイム
2017.12.28 2 15 $ジャンダルム Kitten's Joy Sunday Silence
2016.12.25 1 2 レイデオロ キングカメハメハ シンボリクリスエス
2016.12.25 2 11 マイネルスフェーン ステイゴールド Jade Robbery
2015.12.27 1 6 ハートレー ディープインパクト Congrats
2015.12.27 2 9 ロードクエスト マツリダゴッホ チーフベアハート
2014.12.28 1 10 シャイニングレイ ディープインパクト クロフネ
2014.12.28 2 6 コメート ブラックタイド アフリート
2013.12.22 1 2 エアアンセム シンボリクリスエス サンデーサイレンス
2013.12.22 2 7 ベルキャニオン ディープインパクト フレンチデピュティ
2012.12.23 1 1 サトノネプチューン シンボリクリスエス エンドスウィープ
2012.12.23 2 11 マイネルストラーノ ディープインパクト ブライアンズタイム
2011.12.25 1 11 アドマイヤブルー キングカメハメハ フジキセキ
2011.12.25 2 10 ミヤビアミュレット ロージズインメイ フジキセキ
2010.12.26 1 7 ベルシャザール キングカメハメハ サンデーサイレンス
2010.12.26 2 5 ナカヤマナイト ステイゴールド カコイーシーズ
2009.12.27 1 11 アリゼオ シンボリクリスエス フジキセキ
2009.12.27 2 7 ミカエルビスティー ネオユニヴァース Storm Cat
2)レース得意・コース得意の種牡馬が偏っている

阪神のラジオNIKKEI杯2歳Sと中山のホープフルS、双方で勝ち馬を送り出しているのはディープインパクト、シンボリクリスエス、ハーツクライ。ホープフルSではキングカメハメハ産駒も3勝し、その子ロードカナロアの産駒も1勝。これらの種牡馬には要注目だ。ロードカナロア以外は、現役当時に芝2400mG1や有馬記念で良績を残している点も見逃せない。

◎プラス評価……父がキングカメハメハ/シンボリクリスエス/ディープインパクト/ハーツクライ
 〇プラス評価……父が芝2400mG1か有馬記念の勝ち馬

【勝ち馬の父の現役成績】

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勝ち馬の父 主な勝ち鞍(2400〜2500m)
ネオユニヴァース 日本ダービー
シンボリクリスエス 有馬記念連覇
ディープインパクト 日本ダービー/ジャパンC/有馬記念
キングカメハメハ 日本ダービー
ハーツクライ 有馬記念/ドバイシーマクラシック
ロードカナロア 出走なし
3)ヘイルトゥリーズンの血がマスト

母父の系統別成績は、中山のホープフルSだけで調べた。率と安定感でSS系〜ヘイルトゥリーズン系が優位。また勝ち馬10頭は、父か母父に必ずヘイルトゥリーズンの血が入っている。このレースで勝ち切るために必須のファクターだ。

◎プラス評価……母父がSS系〜ヘイルトゥリーズン系

【母父の系統別成績(中山のホープフルS)】

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母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 5 2 5 45 11.1% 15.6% 26.7%
その他のヘイルトゥリーズン系 2 1 0 15 13.3% 20.0% 20.0%
ミスタープロスペクター系 1 2 1 25 4.0% 12.0% 16.0%
ノーザンダンサー系 1 4 2 40 2.5% 12.5% 17.5%
ナスルーラ系 1 0 1 12 8.3% 8.3% 16.7%
その他の系統 0 1 1 8 0.0% 12.5% 25.0%
4)母父のタイプと近親の優秀性も大切

勝ち馬(阪神・中山)の母父には、現役当時ダートで活躍した馬、種牡馬としてダートG1ウィナーを送り出している馬が多い。意外にもダート血統と相性のいいレースだ。

また近年は英G1馬ウィキッドリーパーフェクトの子、ディープインパクトの近親、タイムパラドックスの近親、シーザリオの子が勝っている。母系にはG1級のスケールが欲しいところだ。

○プラス評価……母父・その産駒がダートで活躍
 ○プラス評価……母系からG1馬が出ている

結論

ディープインパクト産駒では母父と祖母が米ダートG1勝ち馬のコントレイルが最有力、母アパパネのラインベックも見劣らない。次いでオーソリティ(父オルフェーヴル×母父シンボリクリスエス/祖母シーザリオ)、ブラックホール(父ゴールドシップ×母父キングカメハメハ/母系優秀)、ワーケア(父ハーツクライ/母は伊オークス馬)か。

穴なら父エイシンフラッシュ(ミスタープロスペクター系で日本ダービー馬)、母父フジキセキ、曾祖母が米ダートG2勝ち馬のラグビーボーイ。

【コントレイルの血統表】

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ディープインパクト
 Deep Impact
 2002年 鹿毛(早来町)
*サンデーサイレンス
 Sunday Silence
 1986年 青鹿(米)
Halo
1969年(米)
Hail to Reason Turn-to
Nothirdchance
Cosmah Cosmic Bomb
Almahmoud
Wishing Well
1975年
Understanding Promised Land
Pretty Ways
Mountain Flower Montparnasse
Edelweiss
*ウインドインハーヘア
 Wind In Her Hair
 1991年 鹿毛(愛)
Alzao
1980年
Lyphard Northern Dancer
Goofed
コントレイル
 Contrail(JPN)
 牡 2歳 父15歳・母 7歳時産駒
 2017年 青鹿(新冠町)
Lady Rebecca Sir Ivor
Pocahontas
Burghclere
1977年
Busted Crepello
Sans Le Sou
Highclere Queen's Hussar
Highlight
Unbridled's Song
 1993年 芦毛(米)
Unbridled
1987年 (米)
Fappiano Mr.Prospector
Killaloe
Gana Facil Le Fabuleux
Charedi
Trolley Song
1983年
Caro Fortino
Chambord
*ロードクロサイト
 Rhodochrosite
 2010年 芦毛(米)
Lucky Spell Lucky Mel
Incantation
Folklore
 2003年
Tiznow
1997年
Cee's Tizzy Relaunch
Tizly
Cee's Song Seattle Song
Lonely Dancer
Contrive
1998年
Storm Cat Storm Bird
Terlingua
Jeano Fappiano
Basie