天皇賞（春）2023 レース結果回顧・払戻｜G1特集

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2023年 レース結果

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ジャスティンパレス、リニューアルオープンの京都でG1初制覇！

第167回天皇賞（春）はC.ルメール騎手騎乗の2番人気ジャスティンパレスが中団追走から、最後の直線はいい脚で抜け出して優勝。リニューアルオープンした京都でG1初制覇を果たした。勝ち時計は3分16秒1（稍重）。鞍上のルメール騎手は2019年・20年にフィエールマンで連覇を飾っており、本競走3勝目。本馬を管理する杉山晴紀調教師はこのレース初勝利となった。

2着は2馬身半差で和田竜二騎手騎乗の5番人気ディープボンド。3着は1馬身差でD.レーン騎手騎乗の6番人気シルヴァーソニック。なお、1番人気に支持されたタイトルホルダーは2周目の4コーナーで競走を中止した。

レース展開・総括

アフリカンゴールドがハナへ

スタートは全馬がきれいに揃った。押して押して内から3番タイトルホルダーが前へ。しかし、負けずに外から17番アフリカンゴールドが行って先頭に立った。3番手に6番アスクビクターモア、それから5番アイアンバローズと2番ディープモンスター。その後ろは4馬身ほど切れて11番ディアスティマ。差がなく7番ディープボンド、1番ジャスティンパレスと14番マテンロウレオは並んで中団。3馬身差で9番ヒュミドール、12番ブレークアップ、2馬身差で4番メロディーレーンと16番シルヴァーソニック。さらに2馬身差で13番ボルドグフーシュ、8番トーセンカンビーナ、7馬身切れて15番エンドロール、3馬身差で最後方から10番サンレイポケットという隊列になった。

前半1000m通過は59秒7とまずまず流れ、その後中盤でペースが緩んだ。アフリカンゴールドが1馬身のリードを取って先頭。タイトルホルダーは2番手で追走。3、4番手にアスクビクターモア。その後ろは中団まで比較的馬群がかたまった。ボルドグフーシュは1周目のスタンド前直線で外から少しポジションを押し上げた。

タイトルホルダーは1コーナーでアフリカンゴールドを交わして先頭へ。3枠の2頭が2列目で続き、先団の後ろ目にディープボンド。その後ろにジャスティンパレス。ボルドグフーシュは中団の後ろ、さらに後ろからシルヴァーソニックが続いた。

2周目の4コーナーでタイトルホルダーが競走を中止

アフリカンゴールドが2周目の3コーナー手前で競走中止。さらに3〜4コーナーの下りでタイトルホルダーが後退してしまい、アイアンバローズが先頭。ディープボンド、ジャスティンパレスが外からじんわりと動いて4コーナーへ。ボルドグフーシュ、シルヴァーソニックもスパートを開始した。

タイトルホルダーは完全に後退して競走中止。アイアンバローズを交わしながらディープボンドが先頭に立って最後の直線に入った。しかし、同馬の外からジャスティンパレスが迫る。残り200mでディープボンドを差し切り、ジャスティンパレスが先頭。馬場の2分どころを通っていい脚で伸びた。外からブレークアップやシルヴァーソニックが末脚を伸ばして前を追う。しかし、先頭のジャスティンパレスが快走してそのまま押し切りゴール。2着にディープボンドが粘り、3着にはシルヴァーソニックが上がった。

上がり3ハロン34秒9の決め手で突き抜けた

3年ぶりに京都で行われた天皇賞（春）を制したのはジャスティンパレスだった。中団で脚を溜めて、上がり3ハロン34秒9の決め手で突き抜けた。前走阪神大賞典に続いて状態の良さと、長距離適性の高さを示す走りを見せた。一方、圧倒的1番人気に支持されたタイトルホルダーはまさかの競走中止。レース後間もない時点では詳しいことはわからないが、他馬とは関係なく馬体に異常が出た模様。

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