第71回 朝日杯フューチュリティステークス レース結果回顧・払戻｜G�T特集

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レース結果

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サリオス、先行策から圧倒してレースレコードでＶ！

第71回朝日杯フューチュリティＳはＲ.ムーア騎手騎乗の１番人気サリオスが、３・４番手の追走から最後の直線でしっかりと抜け出して優勝。無傷の３連勝でＧ１初制覇を飾った。勝ち時計は1分33秒0（良）で、レースレコードを記録した。鞍上のムーア騎手は2013年のアジアエクスプレスに続き、このレースは２勝目となった。本馬を管理する堀宣行調教師はこのレース初勝利。

２着は２馬身半差で武豊騎手騎乗の２番人気タイセイビジョン。３着は１馬身1/4差で池添謙一騎手騎乗の14番人気グランレイ。

レース展開・総括

ビアンフェが速いペースで引っ張った

スタートで大きな出遅れはなかった。２番ビアンフェが押してハナへ。すぐにリードを２馬身ほど取った。２番手には15番メイショウチタンが外から上がり、差がなく６番サリオスと４番トリプルエースが並んで好位から追走。直後には３番ペールエールと７番ウイングレイテスト、10番エグレムニの３頭が並んだ。１馬身開いて中団から16番ラウダシオン、５番マイネルグリット、１番ジュンライトボルト、13番プリンスリターンがかたまって追走。１馬身差で８番タイセイビジョンと12番レッドベルジュールが中団馬群の後方から進んだ。２馬身差で14番タガノビューティー、３馬身差切れて９番グランレイ。２馬身差の最後方から11番カリニートという隊列になった。

前半800m通過は45秒4で速いペース。ビアンフェが軽快に単騎で引っ張り、１馬身ほどのリード。メイショウチタンとトリプルエースが続き、人気のサリオスも積極的についていき好位からスパートを開始。タイセイビジョンはスムーズに外に持ち出されて手ごたえよく前へ進出。一方、レッドベルジュールは勝負どころの反応がやや悪かった。

サリオスが振り切り完勝

最後の直線に入るとすぐにサリオスが２番手に上がり、ビアンフェを追った。馬場の真ん中からはタイセイビジョンが末脚を伸ばしかけ、大外からはタガノビューティーが迫ってきた。残り250mでサリオスがビアンフェを交わして先頭へ。２列目に上がったタイセイビジョンとタガノビューティーが、併せ馬の形でサリオスを懸命に追った。しかし、坂を駆け上がったサリオスはじりじりと２番手の馬を引き離しにかかる。その後は２馬身半とリードを広げ、先頭でゴールした。２着はタイセイビジョン。最後は大外からグランレイが強襲し、タガノビューティーを差し切り３着に上がった。

来年のクラシックも楽しみ

今週は１番人気に支持されたサリオスが優勝。レース内容も非常に濃かった。序盤から積極的に出ていき、速いペースを３・４番手で追走しながら、最後の直線でしっかりと脚を伸ばした。前へ行った馬には苦しいペースで、２〜４着馬は序盤後方にいた。勝ち時計は先週のレシステンシアには及ばなかったが、2017年のダノンプレミアムの時計を0.3秒上回るレースレコード。スピード能力が非常に高く、なおかつ距離はもっと長くても大丈夫そうだ。来年のクラシックがとても楽しみだ。

【第71回 朝日杯フューチュリティステークス　成績表】

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