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G1特集 第71回 朝日杯フューチュリティステークスG1特集 第71回 朝日杯フューチュリティステークス

有力馬情報

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サリオス 圧巻のレコード勝ちからG1制覇へ

サリオス
サウジアラビアロイヤルCをレコードで制したサリオス

6月の東京芝1600mでデビューし、アブソルティスモを2着に下して勝利した。前走サウジアラビアロイヤルCは単勝1.5倍の圧倒的1番人気に支持されて出走。クラヴァシュドールとの競り合いに勝利し、重賞初制覇を飾った。勝ち時計は1分32秒7(良)の2歳レコード。初戦の勝ちタイムから4.4秒も短縮する圧巻のレース内容だった。前走馬体重が540キロの大型馬だが、鞍上の指示に対する反応は良い。スケールが大きそうで、将来も楽しみだ。ただ、血統的には本格化は先で、中長距離向きの印象。今回、道中のペースが速くなった際にどう対応するかが見ものだ。

レッドベルジュール 2戦2勝のディープインパクト産駒

レッドベルジュール
デイリー杯2歳Sを差し切ったレッドベルジュール

2戦目のデイリー杯2歳Sで早くも重賞初制覇。来年のクラシックに向けても楽しみなディープインパクト産駒だ。ただ、現時点では明らかに未完成で、課題もある。前走はスタートで後手を踏み、後方から追走。最後の直線は最内にぽっかりと開いた1頭分のスペースを鋭く突いて、1馬身半抜けた。鞍上の武豊騎手がとても上手く乗った印象だ。今回のメンバーを見渡すと、瞬発力はトップクラスでも力が抜けているとは言い難い。今回はC.スミヨン騎手が騎乗予定。どのようなレースを見せてくれるか注目だ。

タイセイビジョン 阪神芝1600mでも期待十分

タイセイビジョン
京王杯2歳Sをレコードで優勝したタイセイビジョン

前走京王杯2歳Sは中団追走から逃げたビアンフェを鮮やかに差し切り重賞初制覇を飾った。勝ち時計は1分20秒8(良)の2歳レコードだった。函館2歳Sで負かされた相手にリベンジができたのは、コース替わりと距離延長が大きな要因だろう。本馬はしなやかで伸びがあるフットワークが印象的で、直線距離は長い方が向いている。今回の阪神芝1600mでも問題はないはず。速い時計が出ている今の馬場にも対応できそうだ。あとは、ライバルとの力関係がポイントだろう。なお、今回はC.ルメール騎手から武豊騎手に乗り替わる予定だ。

ラウダシオン 不良馬場のもみじSを完勝

前走もみじSでは5番手追走から、最後の直線は外目から末脚を伸ばして1馬身半抜けた。不良馬場でのレースだったが、脚捌きは力強く完勝の内容だった。デビュー戦で阪神芝1200mを勝利し、次走小倉2歳Sでは3着と好走しているが、芝1400mの方が合っている印象だ。父リアルインパクトは、現役時代に安田記念制覇や阪神C連覇などの実績を残した。本馬は初年度産駒なので、まだはっきりとした特徴はわからないが、距離はマイルぐらいまでなら十分こなせるはず。今回は比較的楽に追走できそうだし、折り合いもつくだろう。良馬場でも楽しみだ。

ペールエール マイルG1で強いダイワメジャー産駒

ここまで3戦1勝の成績。新潟2歳S2着、デイリー杯2歳Sは3着ながらマイル重賞を2度経験している点は強みだ。前走は平均ペースに近い遅めの流れを2番手から進み、抜け出したところをゴール手前で交わされてしまった。やはり決め手勝負では分が悪い気もするが、ダイワメジャー産駒のスピード能力とマイル適性の高さは侮れない。ちょうど先週、レシステンシアが阪神ジュベナイルフィリーズをレコードで制覇。香港マイルではアドマイヤマーズが優勝した。G1の大舞台でパフォーマンスを大きく上げてくる怖さがある。