第71回 朝日杯フューチュリティステークス 血統分析｜G�T特集

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父ディープインパクト×母父ミスプロ系のレッドベルジュールが最有力！

1）阪神への舞台替わりでＳＳ系が大躍進

過去10年の種牡馬系統別成績は下表の通りだが、近５年間に限ると、サンデーサイレンス（ＳＳ）系が４勝・２着２回・３着２回。阪神への移設後、急激に成績を伸ばしている。逆にノーザンダンサー系とナスルーラ系の好走率がダウンしていることに注意したい。

◎プラス評価……父がＳＳ系
　●マイナス評価…父がノーザンダンサー系／ナスルーラ系

【父馬の系統別成績（過去10年）】

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【過去10年の連対馬の父と母父】

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2）阪神・芝1600ｍでの安定感もＳＳ系

阪神芝1600ｍ・２歳戦の種牡馬成績（2014年〜2019年12月1日／朝日杯を除く）を見ても、ＳＳ系が勝率9.5％で主要系統中トップ。ただし１〜３番人気の勝率では、ミスタープロスペクター系の24.0％がＳＳ系の22.8％を上回る。また新馬・未勝利を除いた10戦（阪神ＪＦと１勝クラスの千両賞）では、ＳＳ系が８勝、ミスタープロスペクター系とノーザンダンサーが各１勝。やはりＳＳ系の安定感が光る。

◎プラス評価……父がＳＳ系
　〇プラス評価……父がミスタープロスペクター系で人気サイド

3）有馬記念勝ちのＳＳ系とロードカナロアの産駒に注目

上記の阪神芝1600ｍ・２歳戦における勝利数トップ７種牡馬は以下の通り。勝率が高いのは有馬記念勝ち鞍のあるＳＳ系種牡馬。ロードカナロア産駒は朝日杯に４頭が出走、ステルヴィオの２着が最高だが、コース成績は上々なので今後注意が必要だろう。

◎プラス評価……父が有馬記念を勝ったＳＳ系種牡馬
　〇プラス評価……ロードカナロア産駒

【阪神芝1600ｍ　成績優秀種牡馬】

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4）母父ミスタープロスペクター系が上位。母母父にも要注目

母父成績もＳＳ系が優秀に見えるが、阪神移設後は１勝だけで勝率5.0％。２勝・勝率10.5％のミスタープロスペクター系を上位と考えたい。前述の阪神芝1600ｍ・２歳戦データでも、母父ＳＳ系の勝率は他の系統より低め。阪神ＪＦと千両賞に限ると、ミスタープロスペクター系が３勝・勝率10.3％、ＳＳ系は１勝・勝率2.9％だ。

また朝日杯、阪神ＪＦ、千両賞の勝ち馬、計15頭のうち、７頭は「母の母の父がナスルーラ系」、５頭は「母の母の父がノーザンダンサー系」だ。

〇プラス評価……母父ミスタープロスペクター系
　〇プラス評価……母の母の父がナスルーラ系かノーザンダンサー系

【母父の系統別成績（過去10年）】

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結論

レッドベルジュールは本レース・本コースと相性のいいディープインパクト産駒。母父ミスタープロスペクター系、母母父ノーザンダンサー系も強調材料だ。サリオスは父ハーツクライで合格だが、母父ノーザンダンサー系は勝率が低く２着候補か。タイセイビジョンは父ノーザンダンサー系×母父ＳＳ系で買いづらい。

【レッドベルジュールの血統表】

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