東京優駿（日本ダービー）2022 レース結果回顧・払戻｜G1特集

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レース結果

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ドウデュース、レースレコードで日本ダービーを制す！

第89回日本ダービーは武豊騎手騎乗の3番人気ドウデュースが、後方寄りで追走し最後の直線に入ると、外から鋭い末脚で抜け出して優勝を果たした。勝ち時計は2分21秒9（良）でレースレコード。鞍上の武騎手は1998年スペシャルウィーク、99年アドマイヤベガ、02年タニノギムレット、05年ディープインパクト、13年キズナに続きこのレース6勝目。本馬を管理する友道康夫調教師は16年マカヒキ、18年ワグネリアンに続き、このレース3勝目となった。

2着はクビ差でC.ルメール騎手騎乗の2番人気イクイノックス。3着は2馬身差で田辺裕信騎手騎乗の7番人気アスクビクターモア。なお、1番人気に支持されたダノンベルーガは4着に敗れた。

レース展開・総括

デシエルトが淀みないペースで引っ張る

スタートは11番ジャスティンロック、10番マテンロウオリオンの飛び出しが良くなかった。外から14番デシエルトが気合いを入れられて前へ。先頭で1コーナーを通過した。2馬身差で2番手に3番アスクビクターモア。さらに2馬身差で8番ビーアストニッシドと5番ピースオブエイトが並んで追走。3馬身差で6番プラダリア、17番ロードレゼル。差がなく2番セイウンハーデス、1番アスクワイルドモア、9番ジャスティンパレスと中団馬群を形成。さらに4番マテンロウレオ。7番オニャンコポン、12番ダノンベルーガ、15番ジオグリフが並んで追走。3馬身差で中団より後ろから13番ドウデュース。2馬身半差で16番キラーアビリティ、さらに3馬身差でイクイノックスと隊列は縦長。その後ろは4馬身ほど離れてマテンロウオリオン、そして最後方からジャスティンロックという隊列になった。

前半1000m通過は58秒9で淀みないペース。デシエルトはリードを3馬身ほど取り3コーナーを通過。単独2番手にアスクビクターモア。さらに3馬身ひらいてビーアストニッシド。その後ろは中団から後方にかけてまで馬群が密集した。最後の直線に入ると間もなくデシエルトのリードはなくなり、アスクビクターモアが持ったままで交わして先頭に立った。

イクイノックスの追撃を振り切る

残り400mでは馬群が横に大きく広がり、一斉の叩き合い。アスクビクターモアはやや外によれたが、馬場の4分どころを通って先頭をキープ。残り300mのところで馬場の外目からドウデュースが鋭い末脚で一気に前へ。その外に持ち出されたイクイノックスも懸命に末脚を伸ばした。馬場の中ほどからはダノンベルーガやジオグリフも末脚を伸ばす。しかし、ドウデュースの末脚が素晴らしく、アスクビクターモアを差し切り先頭へ。イクイノックスもグイグイと脚を伸ばし、ドウデュースを追い詰めた。しかし、抜け出したドウデュースがイクイノックスの追撃を振り切り、先頭でゴールを果たした。イクイノックスは2着。3着にはアスクビクターモアが残った。

武豊騎手は6度目の日本ダービー制覇

ドウデュースは前走皐月賞での雪辱を果たし、見事な末脚で日本ダービーを制覇した。今回はペースが少し厳しかったので、道中のポジションはちょうどいい感じだったようだ。G1は朝日杯フューチュリティSに続き2勝目。そして鞍上の武豊騎手はなんと6度目の日本ダービー制覇。ダービーを知り尽くした「レジェンド騎手」の戦略・手腕が光ったレースでもあった。

イクイノックスはまたもや惜敗の2着。今回も8枠18番を引いたことでレース運びの仕方が限られるなか、最後はメンバー中最速の末脚を使った。枠順がもう少し内だったら、勝利していてもおかしくない立派な内容だった

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