チャンピオンズカップ2025 血統分析｜G1特集

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父キズナで母系のダートＧ１実績に優れたシックスペンスが一番手！

1）種牡馬系統と性別・年齢を合わせてチェックしたい

系統と年齢・性別を掛け合わせて過去10年の成績を見てみよう。父がサンデーサイレンス（ＳＳ）系／その他のヘイルトゥリーズン系／ナスルーラ系の場合、３歳・４歳および牝馬だと[5.2.2.24]で勝率15.2％、５歳以上の牡馬・セン馬だと[0.5.1.49]。父がミスタープロスペクター系／ノーザンダンサー系の場合、３歳・４歳・牝馬だと[0.1.2.23]、５歳以上の牡馬・セン馬だと[5.2.5.30]で勝率11.9％。傾向が真逆となっているのだ。

◎プラス評価……３歳・４歳・牝馬は父ＳＳ系／その他のヘイルトゥリーズン系／ナスルーラ系
　◎プラス評価……５歳以上の牡馬・セン馬は父ミスタープロスペクター系／ノーザンダンサー系

【父馬の系統別成績（過去10年）】

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【過去10年の連対馬の父と母父】

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2）母父はＳＳ系、ノーザンダンサー系、ナスルーラ系であることが必須

勝ち馬を出している母父系統はＳＳ系、ノーザンダンサー系、ミスタープロスペクター系のみ。とりわけ父ミスタープロスペクター系×母父ＳＳ系またはノーザンダンサー系だと[4.2.4.20]で勝率13.3％と、要注目の配合だ。

◎プラス評価……父ミスタープロスペクター系×母父ＳＳ系またはナスルーラ系
　〇プラス評価……母父ＳＳ系／母父ノーザンダンサー系／母父ミスタープロスペクター系
　●マイナス評価…母父ＳＳ系以外のヘイルトゥリーズン系／母父マイナー系統

【母父の系統別成績（過去10年）】

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3）意外と父×母父の芝Ｇ１実績が重要

勝ち馬のうち父・母父とも純ダート型だったのはゴールドドリームだけ。勝利に近いのはダートのマイル〜中距離型×芝型、または芝中長距離型×芝型という配合だ。特に母父が芝Ｇ１（1600ｍまたは2400ｍ以上）を勝っていると強調材料になる。

また10勝中５勝は母母父ノーザンダンサー系、３勝が母母父ミスタープロスペクター系。クリソベリルの母母父Rivermanとテーオーケインズの母母父ジェイドロバリーはフランスで活躍したマイラーだが、それ以外の勝ち馬の母母父は北米ダート型といえる。

〇プラス評価……父ダート型×母父芝型／父芝中長距離型×母父芝型
　◎プラス評価……母父が芝Ｇ１（1600ｍまたは2400ｍ以上）勝ち馬
　〇プラス評価……母母父ノーザンダンサー系／母母父ミスタープロスペクター系
　〇プラス評価……母母父が北米ダートかフランスの芝でＧ１勝利

【勝ち馬の父・母父の現役成績】

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4）もちろんダート適性も無視できない

芝型の父・母父であっても、シンボリクリスエスはサクセスブロッケン、キングカメハメハはホッコータルマエ、フジキセキはカネヒキリ、マンハッタンカフェはグレープブランデー、スペシャルウィークはローマンレジェンドと、ダートの一線級を送り出している種牡馬が多い。これは見逃せない要素だ。

◎プラス評価……父・母父の産駒にダートＧ１勝ち馬がいる

結論

３歳・４歳・牝馬勢からは、まずシックスペンス。父は種牡馬として東京ダービー馬ナチュラルライズを出したキズナ、母父は芝でＧ２、ダートでＧ１勝ちのあるミスタープロスペクター系のTwirling Candy、その産駒にはプリークネスＳ勝ち馬Rombauer、母母父はミスタープロスペクター系でベルモントＳ勝ち馬のVictory Gallop。同じくキズナ産駒のダブルハートボンドが次点か。

ルクソールカフェは父がミスタープロスペクター系、ナルカミは父がノーザンダンサー系で、古馬になってから期待したい。

古馬勢ではペプチドナイル。父ミスタープロスペクター系キングカメハメハ×母父ＳＳ系マンハッタンカフェ×母母父Machiavellian（仏Ｇ１勝ち馬）とプラス条件を数多く満たし、まだまだ見限れない。