チャンピオンズカップ2023 血統分析｜G1特集

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母父ＳＳ系マンハッタンカフェのセラフィックコールが逆転候補！

1）ＳＳ系を筆頭に幅広い父系統にチャンスあり

中京に定着した近９年、３着以内馬11頭中６頭が６番人気以下と伏兵が走っているサンデーサイレンス（ＳＳ）系に、まずは注目。個別の種牡馬としてはキングカメハメハが【3.1.0.10】、ゴールドアリュールが【2.2.1.14】、シンボリクリスエスが【1.0.1.3】と好相性だ。

〇プラス評価……父サンデーサイレンス系
　〇プラス評価……父ゴールドアリュール／父キングカメハメハ／父シンボリクリスエス

【父馬の系統別成績（過去９年）】

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【過去10年の連対馬の父と母父】

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2）母父サンデーサイレンス系の好走率が優秀

母父の系統別成績はＳＳ系が一歩リード。買いづらいのはＳＳ系以外のヘイルトゥリーズン系とマイナー系統だ。

◎プラス評価……母父サンデーサイレンス系
　〇プラス評価……母父サンデーサイレンス系以外のヘイルトゥリーズン系／母父マイナー系統

【母父の系統別成績（過去９年）】

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3）父×母父の配合に注意。特に母父には芝Ｇ１実績が欲しい

勝ち馬の配合（父×母父）を見ると、ダート型×ダート型はゴールドドリームくらい。ダートのマイル〜中距離型×芝型、あるいは芝中長距離型×芝型というタイプが目立つ。特に母父が芝Ｇ１（1600ｍまたは2400ｍ以上）を勝っていると強調材料になりそうだ。

勝ち馬の母母父はミスタープロスペクター系が４頭、ノーザンダンサー系が３頭。また母母父はRivermanとジェイドロバリーがフランスで活躍したマイラー、それ以外は北米ダート型と大別できる点も面白い。

〇プラス評価……父ダート型×母父芝型／父芝中長距離型×母父芝型
　〇プラス評価……母父が芝Ｇ１（1600ｍまたは2400ｍ以上）勝ち馬
　〇プラス評価……母母父ミスタープロスペクター系／母母父ノーザンダンサー系
　〇プラス評価……母母父が北米ダートかフランスの芝でＧ１勝利

【勝ち馬の父・母父の現役成績（過去９年） 】

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4）かといってダート適性も無視できない要素

勝ち馬の父・母父の代表産駒を振り返ると、キングカメハメハはベルシャザール、フレンチデピュティはクロフネ、フジキセキはカネヒキリ、マンハッタンカフェはグレープブランデー、スペシャルウィークはローマンレジェンド……など、すでにダートＧ１馬を送り出していることが多いのも特徴だ。

○プラス評価……父・母父の産駒にダートＧ１勝ち馬がいる

結論

レモンポップは父が実績十分なダート型Lemon Drop Kid×母父は芝マイルＧ１馬Giant's Causeway、母母父は北米ダートで走ったノーザンダンサー系Danzig。申し分はないが勝ち馬を出したミスタープロスペクター系種牡馬はキングカメハメハのみという点が気にかかる。

セラフィックコールは父がヘニーヒューズ（ダート型ノーザンダンサー系）、母父がマンハッタンカフェ、母母父がNureyev（ノーザンダンサー系）。一昨年の勝ち馬テーオーケインズとともに逆転候補としたい。

【セラフィックコールの血統表】

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