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デイリー杯2歳を制したレッドベルオーブ
デビュー戦は新潟芝1600mで2着と敗れたが、2戦目の中京芝1600mを3馬身半差で完勝した。勝ち時計の1分33秒1(良)は2歳レコードだった。前走は阪神芝1600mで行われたデイリー杯2歳Sに出走。道中は中団馬群のなかで脚を溜め、最後の直線は内ラチ沿いを突いた。残り200mからはホウオウアマゾンと馬体を併せての一騎打ちとなり、これをアタマ差制した。勝ち時計は1分32秒4(良)で、またもや2歳レコードをマーク。近2走は芝の状態が良くて少頭数のレースだったとはいえ、スピード能力やマイルの適性には目を見張るものがある。
京王杯2歳Sを勝ったモントライゼ
2走前の小倉2歳Sはメイケイエールの2着と敗れたが、前走京王杯2歳Sを制して重賞初制覇を飾った。抜群のスタートから2番手へ行き、最後の直線は残り400mで早くも先頭に。その後は後続の追い上げを振り切った。ダイワメジャー産駒らしい前向きな気性と、力強さも兼ね備えたスピードが大きな武器。瞬発力よりも持続力に長けている印象だ。東京の芝で勝てたので外回りの阪神芝でもおそらく大丈夫。距離の1600mもギリギリこなせそうだ。ただ、スローペースの展開になったときは心配。決め手がある馬との勝負に勝てるかどうかがカギ。
サウジアラビアロイヤルCを制したステラヴェローチェ
伯父に2007年の朝日杯フューチュリティSを勝ったゴスホークケン(父Bernstein)がいる。本馬も2歳のマイル王を目指し、2戦2勝の成績で本競走に駒を進めてきた。デビュー戦は阪神芝1600mを1分36秒4(稍重)のタイムで勝利。前走サウジアラビアロイヤルCは芝に水しぶきが舞うほどのコンディションだったが、直線大外からグイグイと末脚を伸ばして3馬身突き抜けた。勝ち時計の1分39秒6(不良)が示す通り、非常にタフな競馬だった。バゴ産駒らしく力がいる馬場は苦にしない印象だ。ただ、今回は速い時計への対応がカギになるだろう。
新種牡馬ドゥラメンテ産駒で、半兄には2017年の新潟大賞典を勝ったサンデーウィザード(父ネオユニヴァース)や2018年のダービー卿チャレンジトロフィーを制したヒーズインラブ(父ハービンジャー)がいる。本馬はここまで2戦2勝。前走アスター賞はスタートが遅くて後方からの追走となったが、最後の直線に入ると大外から一気に伸びて差し切った。勝ちタイムは1分37秒1(稍重)と時計はかかったが、迫力ある鋭い末脚が印象的。良馬場でも切れそうな雰囲気がある。重賞も阪神芝も初経験と未知な面はあるものの、どんな競馬をしてくれるか楽しみだ。
2走前は中京芝1600mで行われた野路菊Sを逃げ切って勝利。前走デイリー杯2歳Sは2番手で追走し、最後の直線はレッドベルオーブとの激しい叩き合いの末、惜しくもアタマ差で2着と敗れた。インコースをうまく立ち回った競馬だったが勝ちに等しい競馬だったし、野路菊Sよりも3.0秒時計を詰めた点は評価できる。すでに阪神芝1600mを3回(1勝2着2回)経験している点も強みだ。極端なハイペースにならなければ今回も前目の位置取りでレースをするだろう。自分のペースで走ることができれば、大きく崩れることはなさそうだ。