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血統分析

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ノーザンダンサーのインブリードを持つタイトルホルダーを中心視!

1)ステイゴールドとキングカメハメハの産駒が好調

ナスルーラ系の勝率はクロノジェネシス(父バゴはブラッシンググルーム系〜ナスルーラ系)が稼いだもの、ノーザンダンサー系はサトノクラウン(父はMarju)が勝っただけで、いずれも勝率を鵜呑みにはできない。ただサンデーサイレンス(SS)系以外のヘイルトゥリーズン系や、[1.2.5.25]で勝率が3.0%にとどまるディープインパクトの不振は気がかり。3勝のステイコールド、2勝・2着2回のキングカメハメハに要注目だ。

○プラス評価……父ステイゴールド/父キングカメハメハ
 ●マイナス評価…父SS系以外のヘイルトゥリーズン系

【父馬の系統別成績(過去10年)】

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種牡馬系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 5 3 9 88 5.7% 9.1% 19.3%
その他のヘイルトゥリーズン系 0 1 0 7 0.0% 14.3% 14.3%
ミスタープロスペクター系 2 4 0 31 6.5% 19.4% 19.4%
ナスルーラ系 2 0 1 6 33.3% 33.3% 50.0%
ノーザンダンサー系 1 2 0 10 10.0% 30.0% 30.0%
【過去10年の連対馬の父と母父】

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日付 馬名 種牡馬 母父馬
2021.6.27 1 7 クロノジェネシス バゴ クロフネ
2021.6.27 2 1 $ユニコーンライオン No Nay Never High Chaparral
2020.6.28 1 16 クロノジェネシス バゴ クロフネ
2020.6.28 2 14 キセキ ルーラーシップ ディープインパクト
2019.6.23 1 12 リスグラシュー ハーツクライ American Post
2019.6.23 2 1 キセキ ルーラーシップ ディープインパクト
2018.6.24 1 4 ミッキーロケット キングカメハメハ Pivotal
2018.6.24 2 13 $ワーザー Tavistock Zabeel
2017.6.25 1 11 サトノクラウン Marju Rossini
2017.6.25 2 2 ゴールドアクター スクリーンヒーロー キョウワアリシバ
2016.6.26 1 16 マリアライト ディープインパクト エルコンドルパサー
2016.6.26 2 9 ドゥラメンテ キングカメハメハ サンデーサイレンス
2015.6.28 1 16 ラブリーデイ キングカメハメハ ダンスインザダーク
2015.6.28 2 6 デニムアンドルビー ディープインパクト キングカメハメハ
2014.6.29 1 11 ゴールドシップ ステイゴールド メジロマックイーン
2014.6.29 2 5 カレンミロティック ハーツクライ A.P.Indy
2013.6.23 1 10 ゴールドシップ ステイゴールド メジロマックイーン
2013.6.23 2 4 ダノンバラード ディープインパクト Unbridled
2012.6.24 1 11 オルフェーヴル ステイゴールド メジロマックイーン
2012.6.24 2 7 ルーラーシップ キングカメハメハ トニービン
 
2)母父はマイナー系がベターか

父ステイゴールド×母父メジロマックイーン(マイバブ系)が3勝、父ハーツクライ×母父American Post(ネイティヴダンサー系)のリスグラシューが2019年1着で、父SS系×母父その他の系統という配合が好調。逆に母父SS系〜ヘイルトゥリーズン系や母父ナスルーラ系は不振だ。

◎プラス評価……父SS系×母父その他の系統
 ●マイナス評価…母父SS系〜ヘイルトゥリーズン系/母父ナスルーラ系

 
【母父の系統別成績(過去10年)】

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母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 1 3 0 28 3.6% 14.3% 14.3%
その他のヘイルトゥリーズン系 0 0 1 12 0.0% 0.0% 8.3%
ミスタープロスペクター系 2 2 2 25 8.0% 16.0% 24.0%
ノーザンダンサー系 3 1 6 44 6.8% 9.1% 22.7%
ナスルーラ系 0 2 1 18 0.0% 11.1% 16.7%
その他の系統 4 2 0 15 26.7% 40.0% 40.0%
3)父長距離型×母父短距離型がトレンド

勝ち馬8頭のうち7頭の父は2400m以上のG1勝ち馬。母父もマリアライトまでは中長距離型だったが、近年はマイル以下での実績馬が並ぶ。長距離型×短距離重賞ウィナーの配合をベストとしておきたい。

〇プラス評価……父が長距離型×母父が短距離重賞ウィナー

【勝ち馬8頭の父・母父重賞実績】

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勝ち馬 父の主な勝ち鞍 母父 母父の主な勝ち鞍
オルフェーヴル ステイゴールド 香港ヴァーズ メジロマックイーン 天皇賞(春)
ゴールドシップ ステイゴールド 香港ヴァーズ メジロマックイーン 天皇賞(春)
ラブリーデイ キングカメハメハ 日本ダービー ダンスインザダーク 菊花賞
マリアライト ディープインパクト 日本ダービー エルコンドルパサー ジャパンC
サトノクラウン Marju マイルG1 Rossini 1100mG2
ミッキーロケット キングカメハメハ 日本ダービー Pivotal 1000mG1
リスグラシュー ハーツクライ 有馬記念 American Post 仏2000ギニー
クロノジェネシス バゴ 凱旋門賞 クロフネ NHKマイルC
4)ノーザンダンサーのインブリードなどもポイントか

勝ち馬8頭のうち7頭はノーザンダンサーのインブリードを4〜5代前に持っている。母母父はノーザンダンサー系とナスルーラ系が3頭ずつ。また2015年からノーザンファーム生産馬が7連勝中だ。

◎プラス評価……ノーザンダンサーのインブリードあり(4×4、4×5、5×5)
 〇プラス評価……ノーザンファーム生産馬/母母父ノーザンダンサー系かナスルーラ系

結論

エフフォーリアとデアリングタクトの父エピファネイアはその他のヘイルトゥリーズン系、ポタジェは父ディープインパクト、パンサラッサは父短距離型×母父長距離型、オーソリティは母父シンボリクリスエスがその他のヘイルトゥリーズン系で、いずれも疑問符がつく。

 

◎はタイトルホルダー。父ドゥラメンテはキングカメハメハの直子で日本ダービー勝ち馬、母父Motivatorはノーザンダンサー系で英ダービーのほかマイルG1の勝ち鞍もある。母母父はナスルーラ系、ノーザンダンサーのインブリードも持っていて、中心視したい。穴ならステイゴールド産駒アフリカンゴールド。ノーザンファーム生産馬ならヒシイグアスあたりか。

【タイトルホルダーの血統表】

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ドゥラメンテ
 Duramente
 2012年 鹿毛(安平町)
キングカメハメハ
 King Kamehameha
 2001年 鹿毛(早来町)
Kingmanbo
1990年(米)
Mr.Prospector Raise a Native
Gold Digger
Miesque Nureyev
Pasadoble
*マンファス
1991年 黒鹿(愛)
Last Tycoon Try My Best
Mill Princess
Pilot Bird Blakeney
The Dancer
アドマイヤグルーヴ
 Admire Groove
 2000年 鹿毛(早来町)
*サンデーサイレンス
1986年 青鹿(米)
Halo Hail to Reason
Cosmah
タイトルホルダー
 Titleholder(JPN)
 牡 4歳 父 6歳・母10歳時産駒
 2018年 鹿毛(新ひだか町)
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
エアグルーヴ
1993年 鹿毛(早来町)
*トニービン Kampala
Severn Bridge
ダイナカール *ノーザンテースト
シヤダイフエザー
Motivator
 2002年(英)
Montjeu
1996年
Sadler's Wells Northern Dancer
Fairy Bridge
Floripedes Top Ville
Toute Cy
Out West
1994年
Gone West Mr.Prospector
Secrettame
*メーヴェ
 Mowen
 2008年 黒鹿(英)
Chellingoua Sharpen Up
Uncommitted
Top Table
 1989年
Shirley Heights
1975年 鹿毛 (英)
Mill Reef Never Bend
Milan Mill
Hardiemma Hardicanute
Grand Cross
Lora's Guest
1984年
Be My Guest Northern Dancer
What a Treat
Lora Lorenzaccio
Courtessa