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G1特集 第24回 秋華賞G1特集 第24回 秋華賞

有力馬情報

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ダノンファンタジー 最後の1冠へ向けて

ダノンファンタジー
ローズSをレコードで制したダノンファンタジー

前走ローズSでは1番の好スタートを切りながらもすぐに下げられた。道中は折り合いに専念し、緩い流れを追走。最後の直線ではインコースにいた有力馬に一旦離されたが、外から坂を駆け上がると、最後にズバっと差し切った。勝ち時計の1分44秒4はレコード。ただ、馬場が速く、上位は接戦。前が残る展開を良く勝ち切ったことをほめるべきだろう。今回の課題は1ハロンの延長。ギリギリ大丈夫そうだが、ベストはマイル以下に見える。また、コーナーが4回のコースも経験が浅く、若干心配だ。最後の1冠をもぎ取ることができるか。

カレンブーケドール 京都芝2000mで巻き返せるか

カレンブーケドール
オークス2着の底力を見せたいカレンブーケドール

前走紫苑Sは8枠スタートながら無理せずじんわり出て行き2番手を確保。ペースも遅く、1番人気を背負った馬の立ち回りとしては全く問題なかった。しかし、結果的には絶好の目標になってしまったか。本馬の直後につけていたパッシングスルーとフェアリーポルカに差されて3着に終わった。コース適性の差も出たかもしれない。ラヴズオンリーユーとクビ差の2着だったオークスや、好時計勝ちのスイートピーSを思うと東京がベストの可能性は十分ある。京都芝2000mでどのような立ち回りでレースをするか。力はあるだけに巻き返したい。

パッシングスルー 京都芝2000mも合いそう

パッシングスルー
紫苑Sを勝利したパッシングスルー

紫苑Sではカレンブーケドールと同じ8枠だったが、見事な立ち回りを見せた。同馬を終始見ながら進み、最後の直線ではフェアリーポルカを加えた3頭による激しい叩き合いを制した。春のフローラSでもウィクトーリアやシャドウディーヴァと0.1秒差の4着に入線しており、元々能力は高かった。2走前に完勝した福島芝2000mの競馬を見ても、コーナーが4回あるレースに適性があるのは間違いない。ローズS上位馬とも力差はほとんどないだろう。京都芝2000mの舞台を考えると、むしろ本馬が有利か。G1初挑戦でもチャンスは十分ありそうだ。

クロノジェネシス 鞍上の腕にもかかっている

春は桜花賞、オークスともに3着でこの馬としては残念な結果だったか。ただ、勝った馬が非常に強かったことも事実。夏を越しての再チャレンジとなる。今回、クラシック優勝馬が不在でリベンジの機会は逸したが、大きなチャンスが巡ってきたと言っていい。上位の力関係は拮抗しており、鞍上の腕も重要なポイント。成績こそ安定しているが、案外乗り難しい印象もある。道中の位置取りや仕掛けどころは、どの馬をマークするかでも変わってくるだろう。京都芝2000m自体は問題なさそうなタイプ。あとは、休み明けなので仕上がりにも注目。

コントラチェック スローペースに落として逃げ切りも

前走オークスではジョディーが作る淀みない流れを差がない2番手で追走。残り200mで脚がなくなってしまい、9着に敗れた。ペースを考えると厳しい競馬だったが、本馬とさほど差がない位置にいたカレンブーケドールやクロノジェネシスは頑張っていたので高評価は与えにくい。ただ、京都芝2000mに替わる点は好材料になりそう。今回はハナに立てそうなメンバー構成でもあり、前々で競馬ができるのもいいだろう。フラワーCの時のようにうまくペースを落とすことができれば、逃げ切りあるいは粘り込むシーンがあっても不思議はない。