ジャパンカップ2023 血統分析｜G1特集

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復活劇があって不思議のないハーツクライ産駒のドウデュース！

1）ＳＳ系〜ヘイルトゥリーズン系とミスタープロスペクター系の戦い

過去10年でのべ21頭が３着以内の父サンデーサイレンス系（ＳＳ系）が主役。特にディープインパクト産駒が３勝、ハーツクライ産駒が２勝と好相性だ。勝率面ではその他のヘイルトゥリーズン系とミスタープロスペクター系に分がある。

◎プラス評価……父ディープインパクト／父ハーツクライ
　○プラス評価……父ヘイルトゥリーズン系／父ミスタープロスペクター系
　●マイナス評価…父ナスルーラ系／父ノーザンダンサー系

【父馬の系統別成績（過去10年）】

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【過去10年の連対馬の父と母父】

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2）配合と母系の優秀さに注目したい

母父としてはＳＳ系、ミスタープロスペクター系、ノーザンダンサー系が３勝ずつ。特に父ＳＳ系×母父ミスタープロスペクター系という配合が３勝で勝率12.5％、複勝率41.7％と安定し、父ミスタープロスペクター系×母父ＳＳ系も２勝、勝率11.8％と好調。父ＳＳ系×母父ノーザンダンサー系は、勝率は並だが２勝・２着２回なら無視できない。

また勝ち馬９頭のうち７頭は母〜四代母にＧ１ウィナーがいる。しっかりとした母系であれば強調材料だ。

◎プラス評価……父ＳＳ系×母父ミスタープロスペクター系
　◎プラス評価……父ミスタープロスペクター系×母父ＳＳ系
　〇プラス評価……父ＳＳ系×母父ノーザンダンサー系
　◎プラス評価……母〜四代母までにＧ１勝ち馬がいる
　●マイナス評価…母父その他のヘイルトゥリーズン系／母父がマイナー系統

【母父の系統別成績（過去10年）】

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3）父が芝2400ｍ〜2500ｍ型×母父が芝短距離型orダート型の配合がベター

勝ち馬の父には芝2400ｍ〜2500ｍのＧ１（日本ダービー、ジャパンＣ、有馬記念など）で活躍した馬が多い。かつ母父が芝短距離型かダート型なら申し分なしだ。

◎プラス評価……父馬が芝2400ｍ〜2500ｍのＧ１を勝っている
　〇プラス評価……母父は芝短距離型かダート型

【勝ち馬の父・母父の現役時実績】

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4）外国馬はノーザンダンサーの血とマイル適性が必須

2000年以降（中山で実施された2002年は除く）、外国馬ではファンタスティックライト（母父ノーザンダンサー系Nijinskyは英2000ギニー勝利）、アルカセット（父Kingmamboは仏2000ギニー馬／母父はノーザンダンサー系Niniski）、ウィジャボード（父ノーザンダンサー系Cape Crossは芝マイルＧ１馬）が好走。外国馬はノーザンダンサーの血とマイル適性に注意して取捨を決めたい。

〇プラス評価……父か母父がノーザンダンサー系の外国馬
　〇プラス評価……父か母父にマイルＧ１勝ちのある外国馬

結論

ドウデュースはジャパンＣと相性のいいハーツクライ産駒で、父ＳＳ系×母父ナスルーラ系という配合はキタサンブラックと同じ。母父Vindicationは米ＢＣジュヴェナイル勝ち馬、母はＧ１の２着とＧ２勝利があり、復活劇があって不思議のない血統だ。

母系のスケール感にやや疑問の残るイクイノックスだが、父キタサンブラック（ＳＳ系で2400ｍ以上Ｇ１勝ち）×母父キングヘイロー（ノーザンダンサー系で高松宮記念勝ち）の配合は悪くない。あとは連覇を狙うヴェラアズールと、父キズナ×母父キングヘイローで名牝系出身のディープボンドまで。リバティアイランドは母父その他のヘイルトゥリーズン系がマイナスだ。

外国馬イレジンは父ManduroがマイルＧ１勝ち馬、母父Oasis Dreamがノーザンダンサー系。２着、３着ならひょっとして、といったところか。

【ドウデュースの血統表】

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