スタート直後のホームストレッチの距離が短めの形態である中京芝2000mは、4年前までは屈指の先行有利コースとなっていました。
17年1月から22年3月までに同コースで行われた牡馬牝馬混合重賞では、ほとんどが非上位人気馬だった逃げ馬の好走率が6割超という超好成績をマークしており、特に21年金鯱賞から22年金鯱賞のスパンでは5レース連続で逃げ馬が好走(内4頭は8番人気以下の人気薄で激走)するなど、逃げ馬の好走&激走が際立っていました。
ただし、そういう目に見えて顕著な傾向というものに対しては、レース戦略を組み立てる騎手サイドも把握&研究して臨むことになりますので、それを抗おうとする方向性の乗り方の工夫がされることになります。
| 脚質上り | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 平地・逃げ | 4- 2- 4- 10/ 20 | 20.00% | 30.00% | 50.00% | 1348 | 293 |
| 平地・先行 | 6- 5- 1- 51/ 63 | 9.50% | 17.50% | 19.00% | 92 | 123 |
| 平地・中団 | 8- 11- 11- 89/119 | 6.70% | 16.00% | 25.20% | 36 | 93 |
| 平地・後方 | 1- 1- 3- 71/ 76 | 1.30% | 2.60% | 6.60% | 18 | 16 |
| 脚質上り | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 平地・逃げ | 1- 1- 1- 12/ 15 | 6.70% | 13.30% | 20.00% | 34 | 92 |
| 平地・先行 | 5- 6- 4- 28/ 43 | 11.60% | 25.60% | 34.90% | 48 | 99 |
| 平地・中団 | 5- 5- 6- 58/ 74 | 6.80% | 13.50% | 21.60% | 29 | 51 |
| 平地・後方 | 2- 1- 2- 43/ 48 | 4.20% | 6.30% | 10.40% | 21 | 25 |
実際に数年前と比べて近年の同コースのレースでは、総じて逃げ先行馬の好走比率が下がり、差し馬の好走比率が上がっています。
その具体的な背景については大きく2つのパターンに分けられて、一つ目には明らかに前半のペースが速いレースが増えているという点です。コース改修後の12年から23年3月までに中京芝2000mで重賞は42レース行われ、前半3Fが35.0秒以下だったのはわずか1レースでした。それが23年12月以降に行われた7レース中3レースが35.0秒以下となっており、そこには明らかなレース傾向の変化が読み取れます。
二つ目は動き出しの早いレースが増えているという点です。具体的には昨年12月の中日新聞杯が典型で、以前よりも前半のペースと動き出しのタイミングが早いレースが増えたことが有利な脚質傾向の変遷に繋がっているものと考えます。
昨秋の秋古馬三冠レースを席巻したハイレベル現4歳世代牡馬はここでも買いの一択です。 現4歳世代については、ここで何度も「牡馬が強く⇔牝馬が弱い」・「中距離以上路線のレベルが高く⇔マイル以下路線のレベルが低い」と指摘してきました。
その根拠の一つはクラシックレースにおけるノーザンファーム系馬の活躍度合いです。日本競馬をけん引しているノーザンファーム系馬が順当に活躍している世代はハイレベルの可能性が高いです。昨年の3歳世代牡馬については日本ダービーで上位12頭中9頭をノーザンファーム生産馬が占め、活躍振りが顕著となっていました。その上で秋古馬三冠レースにおいても3歳勢が国内古馬勢を完封したのは、クラシックのレベルが高かったことにも通じます。特に王道の中長距離路線のレベルが高いということの何よりの証と言えるはずです。
| 年齢 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4歳牡馬 | 5- 3- 2- 14/ 24 | 20.80% | 33.30% | 41.70% | 149 | 85 |
| 4歳牝馬 | 2- 0- 1-10/13 | 15.40% | 15.40% | 23.10% | 95 | 54 |
| 5歳 | 5- 5- 1- 35/ 46 | 10.90% | 21.70% | 23.90% | 95 | 59 |
| 6歳 | 1- 3- 4- 32/ 40 | 2.50% | 10.00% | 20.00% | 10 | 60 |
| 7歳 | 0- 2- 4- 35/ 41 | 0.00% | 4.90% | 14.60% | 0 | 35 |
| 8歳 | 0- 0- 0- 8/ 8 | 0.00% | 0.00% | 0.00% | 0 | 0 |
| 年齢 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 3歳牡馬 | 3- 4- 1- 5/ 13 | 23.10% | 53.80% | 61.50% | 106 | 123 |
| 3歳牝馬 | 1- 1- 0- 5/ 7 | 14.30% | 28.60% | 28.60% | 30 | 58 |
| 4歳 | 13- 8- 6- 97/124 | 10.50% | 16.90% | 21.80% | 66 | 59 |
| 5歳 | 10- 11- 7-121/149 | 6.70% | 14.10% | 18.80% | 83 | 65 |
| 6歳 | 2- 7- 13-102/124 | 1.60% | 7.30% | 17.70% | 5 | 69 |
| 7歳 | 3- 0- 3- 36/ 42 | 7.10% | 7.10% | 14.30% | 132 | 48 |
| 8歳 | 0- 1- 2- 6/ 9 | 0.00% | 11.10% | 33.30% | 0 | 335 |
実際に昨年の3歳vs古馬の芝オープン競走において短距離路線や牝馬については実は3歳馬は対古馬で平凡な成績である一方で、芝中距離以上路線の牡馬が[3-4-1-5](複勝率6割超・単複回収率100%超)という凄まじい好成績をマークしており、それが全体の成績を押し上げているというのが真相です。今年に入ってからの芝中距離以上のオープン競走でも、小倉大賞典を除いた全てのレースで4歳牡馬が連対以上の成績を収めるなど、ベタ買いでもプラスという好結果をマークしています。
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ライタープロフィール
1990年生まれ、東京都出身。2009年にmixiコミュニティで予想活動をスタート。11年にブログを始めるとライブドア競馬ブログでアクセス数トップを記録した。15年に「競馬王」でメディアデビューし、18年からは「競馬予想TV!」に10年振りの新人予想家として出演中。
予想スタイルは各馬&各レース固有の独自の取捨ポイント設定(通称プロファイリングポイント)に基づいた狙い馬の発掘。

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