キムラヨウヘイの重賞アナライズ

2026年京都金杯

内有利決着濃厚の京都金杯(内有利濃厚の年始開催の京都芝)

中京競馬場で行われた昨年の京都金杯は、道中から勝負所まで最内を立ち回っていたサクラトゥジュールが直線でもイン突きの競馬で勝利を挙げ、最内枠を引いて内を立ち回っていたロジリオンとセオが3着と4着に入線するという内有利決着でした。

その背景としては、前開催でBコースを使用された後のAコース戻りというコース替わりのタイミングだけに、使い込まれていた馬場の中〜外目よりも、保護されていた期間があった馬場の内目の方が良好な馬場状態(内有利馬場)となっていたのが大きかったものと見られます。

今年の京都金杯は2年振りに本来の京都開催へと戻ります。Aコース戻りというコース替わりのタイミング自体は中京開催時と同じですが、その中京開催時はAコースが保護されていた期間(Bコース開催週)は1週だったのに対して、京都開催時ではAコースが保護されていた期間(B~Cコース開催週)は4〜5週とかなり長くなるので、理屈では中京開催時よりも京都開催時の方がより内有利馬場となるはずです。


■データ1 過去10回の京都開催時の京都金杯の枠順別成績

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
1枠 3- 2- 1-13/19 15.80% 26.30% 31.60% 158 96
2枠 3- 1- 1-14/19 15.80% 21.10% 26.30% 97 65
3枠 1- 2- 2-14/19 5.30% 15.80% 26.30% 9 59
4枠 1- 1- 3-15/20 5.00% 10.00% 25.00% 30 155
5枠 0- 0- 2-18/20 0.00% 0.00% 10.00% 0 21
6枠 2- 1- 0-17/20 10.00% 15.00% 15.00% 43 27
7枠 0- 1- 0-23/24 0.00% 4.20% 4.20% 0 42
8枠 0- 2- 1-23/26 0.00% 7.70% 11.50% 0 55

実際に2年前の京都金杯では、1枠2番を引いて道中でも最後の直線でも徹底して最内を通っていたコレペティトールが8番人気ながらも勝利を収めました。過去10回の京都開催時の京都金杯の枠番別成績を見ると、勝ち馬の6頭が1枠または2枠から輩出されていて、3着内好走率でも1〜4枠の方が5〜8枠よりも3倍近くも高い数字をマークするなど、超が付くほどの内有利の傾向が発生しています。

実績馬の4歳馬は軽視⇔上がり馬の4歳馬が買い

京都金杯の過去10年の年齢別成績では、4歳馬が[3-3-3-28](勝率8.1%/連対率16.2%/複勝率24.3%)で、連対率以外の勝ち星・勝率・連対率・複勝率の確率系の項目では上位の成績となっています。その一方で回収率系の項目では他の年齢馬よりも分の悪い成績となっています。


■データ2 過去10年の京都金杯の年齢別成績

年齢 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収値 複勝回収値
4歳 3-  3-  3- 28/ 37 8.10% 16.20% 24.30% 55 51
5歳 3-  3-  2- 31/ 39 7.70% 15.40% 20.50% 144 70
6歳 3-  2-  4- 38/ 47 6.40% 10.60% 19.10% 56 103
7歳 0-  1-  0- 26/ 27 0.00% 3.70% 3.70% 0 37
8歳 1-  1-  1-  8/ 11 9.10% 18.20% 27.30% 109 108

これだけを見ると4歳馬は一概に買いとも消しとも言い切れない掴みどころのないデータに見えるでしょうが、その中身を粒さに分析すると4歳馬については「買ってはいけない馬」と「買うべき馬」が明確に分かれます。


■データ3 京都金杯で1~3番人気を裏切った4歳馬(12年以降)

馬名 人気 着順 主な2~3歳G1掲示板歴or重賞勝利歴
23 マテンロウオリオン 1 13 NHKマイルC2着
22 ルークズネスト 3 11 ファルコンS1着
20 カテドラル 1 17 NHKマイルC3着
19 サラキア 2 7 秋華賞4着
19 カツジ 3 8 ニュージーランドT1着
18 ラビットラン 2 8 秋華賞4着
17 アストラエンブレム 2 4 無し
14 メイケイペガスター 2 15 共同通信杯1着
13 サウンドオブハート 2 4 桜花賞4着
12 サダムパテック 1 5 皐月賞2着

過去10年の京都金杯で、3番人気以内の上位人気に推されていながらも4着以下に凡走した4歳馬は7頭いて、内6頭は3歳G1で5着以内に善戦もしくは3歳重賞レースで勝利した実績の持ち主でした。

逆に3着以内に好走した4歳馬は9頭いて、内5頭は3歳G1レースで5着以内に善戦した実績もしくは3歳重賞レースで勝利した実績の持ち主ではありませんでした。

ざっくりと言えば、3歳世代戦における「実績馬」の4歳馬は、人気で飛ぶ確率が高い過信禁物のパターンで、逆に3歳世代戦では目立った実績を残していなかった「上がり馬」の4頭馬は、好走する確率が高く、買えるパターンであるということです。

その主な要因としては、実績馬よりも上がり馬の方がハンデに恵まれやすいという点です。さらに実績馬で3歳秋G1レースを目標にしていた馬は、この京都金杯は惰性の一戦になりがちで、好仕上がりでの出走が望みづらいのに対して、馬の成長に合わせたレース起用がされている上がり馬の方が、好仕上がりでの出走が見込まれるという点が考えられます。

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ライタープロフィール

キムラヨウヘイ

1990年生まれ、東京都出身。2009年にmixiコミュニティで予想活動をスタート。11年にブログを始めるとライブドア競馬ブログでアクセス数トップを記録した。15年に「競馬王」でメディアデビューし、18年からは「競馬予想TV!」に10年振りの新人予想家として出演中。
予想スタイルは各馬&各レース固有の独自の取捨ポイント設定(通称プロファイリングポイント)に基づいた狙い馬の発掘。

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