馬齢重量より減 | 9- 8- 10-115/142 | 6.30% | 12.00% | 19.00% | 83 | 77 |
馬齢重量と同一 | 1- 2- 0- 8/ 11 | 9.10% | 27.30% | 27.30% | 21 | 40 |
馬齢重量より増 | 0- 0- 0- 7/ 7 | 0.00% | 0.00% | 0.00% | 0 | 0 |
斤量 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 |
49.5〜51kg | 1- 2- 1- 2/ 6 | 16.70% | 50.00% | 66.70% | 68 | 138 |
51.5〜53kg | 0- 0- 0- 4/ 4 | 0.00% | 0.00% | 0.00% | 0 | 0 |
53.5〜55kg | 6- 4- 4- 59/ 73 | 8.20% | 13.70% | 19.20% | 100 | 83 |
55.5〜57kg | 3- 4- 5- 61/ 73 | 4.10% | 9.60% | 16.40% | 60 | 61 |
57.5〜59kg | 0- 0- 0- 4/ 4 | 0.00% | 0.00% | 0.00% | 0 | 0 |
過去10年のアイビスサマーダッシュは牡馬が3勝に対して牝馬は7勝。また他の新潟千直のOP特別競走でも、近3年の6戦中4戦で牝馬が勝利しています。この結果から新潟千直は牝馬有利と言っても差し支えないですが、斤量差が露骨にパフォーマンスに影響する条件だけに、牡馬よりも斤量が2キロ軽く設定されている牝馬が、必要以上に有利になっているというのが本質かも知れません。
というのも、同条件における牝馬の良績は軽斤量馬に偏っており、55.5キロ以上の非軽斤量のゾーンにおいては、牝馬よりも牡馬の方が好成績を残しています。それは55.5キロ以上を背負う馬の牡馬と牝馬の馬質の違いの影響があるとしても、上位人気馬であっても牝馬は水準を大きく下回る成績にとどまっているのが実情です。
また、牡馬は牝馬よりも斤量が2キロ重く設定されている時点でやや不利と言えますが、その中でも通常以上に更に斤量を背負わされる馬については著しく不利ということが言えます。実際に基準となる斤量よりも1キロ以上重い斤量での出走となった馬は、過去10年で上位人気馬4頭を含めた7頭全て馬券外に沈んでおり、しかもそれらは全て人気以下の着順となっていました。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 |
1枠 | 1- 0- 0-14/15 | 6.70% | 6.70% | 6.70% | 89 | 16 |
2枠 | 1- 0- 2-12/15 | 6.70% | 6.70% | 20.00% | 70 | 76 |
3枠 | 0- 1- 0-14/15 | 0.00% | 6.70% | 6.70% | 0 | 76 |
4枠 | 0- 0- 0-15/15 | 0.00% | 0.00% | 0.00% | 0 | 0 |
5枠 | 0- 0- 0-16/16 | 0.00% | 0.00% | 0.00% | 0 | 0 |
6枠 | 3- 1- 2-10/16 | 18.80% | 25.00% | 37.50% | 114 | 83 |
7枠 | 2- 2- 0-12/16 | 12.50% | 25.00% | 25.00% | 51 | 44 |
8枠 | 1- 4- 4- 7/16 | 6.30% | 31.30% | 56.30% | 26 | 133 |
このアイビスSDが行われる新潟芝1000mにおいては、一にも二にも外枠有利≒外追走有利というのが何よりのポイントになります。それはもはや周知の事実で、枠順が内目の馬はオッズが上昇⇔外目の馬はオッズが下降となり、オッズに相当織り込まれるのが常となっています。その上でもまだ外枠馬の方が好走率はもとより回収率についても高い数字に至っており、当てる為にも儲ける為にも“外枠買い”の一択となっています。
新潟直線1000mのレースが始まって今年で23年目となりましたが、その当初(01〜13年)は騎手も手探り状態だったせいか、今の様な極端な外有利競馬は少なく、馬の好走率の面でも回収率の面でも最内枠⇔大外枠など枠順別の数字差はダブルスコア未満までに収まっていました。
それが14年以降からは定石と言うべき外有利を生かす騎手の乗り方が定着したのもあってか、馬の好走率の面では内と外でトリプルスコア近い差が生じる程となり、それに伴って回収率の面でもオッズに織り込まれる分では吸収しきれずに、内枠よりも外枠の方がダブルスコア程の高い数字が並ぶようになりました。
ところが、23年には仮に内枠だとしても序盤は極端に控えるなど外ラチ沿いを確保さえすれば全く不利ではないという戦法が浸透してきたこともあって、内枠からの好走頭数が大きく増えて、外枠の優位性が薄れるという地殻変動が起きました。
しかし、24年の春開催では外枠以外(1〜5枠)から、差す形で好走したのは1頭だけでした。総じて差しづらい馬場コンディションが影響してか、騎手側の工夫の余地が狭まって再び単純な外枠有利に翻ったというのが最新トレンドと見ています。
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ライタープロフィール
1990年生まれ、東京都出身。2009年にmixiコミュニティで予想活動をスタート。11年にブログを始めるとライブドア競馬ブログでアクセス数トップを記録した。15年に「競馬王」でメディアデビューし、18年からは「競馬予想TV!」に10年振りの新人予想家として出演中。
予想スタイルは各馬&各レース固有の独自の取捨ポイント設定(通称プロファイリングポイント)に基づいた狙い馬の発掘。
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