20日の水曜日はとても5月とは思えない、日差しが強くて、体感も非常に暑い一日。雨が降る予報もあったので、蒸し暑さもありました。21日は調教時間中に弱い雨が降りましたが、馬場にはさほど影響がなかったと思います。
・美浦坂路「-0.3秒」(暫定基準時計4F52.9秒)
一番時計は4F51.0秒。4F51秒台の頭数もそれなりにいますが、先週の馬場差「-0.3秒」とほぼ同じような馬場状態。ハロー直後などは特に走りやすそうな印象です。
・美浦DコースW「-0.2秒」(基準時計5F65.5秒)
一番時計は5F63.1秒。今週は5F62秒台をマークした馬こそいなかったものの、相変わらず速い時計は出ています。ただ、先週の馬場差「-0.5秒」と比べて時計の速い馬場ではないという判定ができる時計の並び。基準よりも少し速い馬場という判定にしました。
・栗東坂路「±0.0秒」(基準時計4F51.9秒)
一番時計は4F50.7秒。今週は4F50秒台の頭数が少し多くなったかなと思いますが、全体的な時計の出方としては先週の馬場差「±0.0秒」とほぼ変わりありません。先週も記したように、今の栗東坂路はほぼ基準通りという馬場で安定しています。
・栗東CコースW「±0.0秒」(基準時計5F65.5秒)
一番時計は5F62.8秒。この数字はかなり速いので、時計の出やすい馬場と判定してしまいますが、全体的な時計の出方としてはさほど速くありません。ただ、先週の馬場差「+0.3秒」よりは基準に近い馬場になっている印象があり、ほぼ基準通りという馬場差の判定でよいかなと思います。
新潟 7R 3歳未勝利【チェルヴァーラ】
デビューから2戦続けて3着で昨年8月以来のレースですが、CW1週前追い切りで6F79.2秒、2F22.5秒、1F11.0秒と素質が違うところを披露。これはどんな相手が出てこようとも能力の違いを見せたいです。なお、このレースに出走していない場合は、同じく23日の京都5R(芝2200m)に出走していると思うので、ご確認ください。

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東京 11R 欅S【ドンインザムード】
59キロという斤量は敬遠したくなる材料ですが、東京を続けて使っていて、最終追い切りの坂路での時計は1走ごとに良くなっています。今回は4F52.3秒で2F24.1秒、1F11.9秒。もちろん4F目最速ラップですから、ここは調教内容から軽視する理由がありません。

京都 11R 平安S【ハグ】
まだまだ重賞実績は足りないと思いますが、CWでの最終追い切りはラスト1Fが10.9秒。これは5月20日(水)のベストタイですし、2F22.0秒はトップ。しかも正面から入場しての内容でこれですから、充実している調教内容からは高く評価したいところ。画像は追い切り翌日ですが、元気いっぱいでした。

新潟 11R 韋駄天S【ディヴィナシオン】
9歳ではありますが、2024年に韋駄天S5着、アイビスサマーダッシュ4着という直線競馬での実績があります。最終追い切りの内容だけを比較すると、その2戦よりも今回の方が遥かに優秀。2F目以降が12.9秒、12.5秒、12.4秒で4F目最速ラップ。あとは枠順が鍵になりそうです。
東京 11R オークス【エンネ】
フローラSのパドックをライブで確認したところ、キャリア1戦で東京が初めてとは思えない、落ち着いた周回。ここで結果を残せば、次が楽しみという雰囲気でしたし、レース内容もまさにそれ。吉岡辰弥厩舎なので、最終追い切りは時計が遅くなっていますが、16日の土曜日追い切りは6F79.7秒、2F22.0秒、1F10.9秒。これは素晴らしい時計ですし、坂井瑠星騎手が跨った最終追いの雰囲気はぜひ調教映像でご確認いただきたいですね。

5月20日(水)・栗東坂路 グリプトグラフィ【6時57分】
ハローのため、馬場が閉まる直前の時間帯。4F54.6秒は速い時計ではありませんが、4F目11.8秒は素晴らしいラップ。この時間帯にこれだけのラップを踏むことができるのは高い能力があるからです。
5月20日(水)・美浦DW アドアプローズ【11.4秒、11.2秒】
全体時計はさほど速くありませんが、ラスト2F、直線に向いてからの22.6秒は超優秀な時計。前走でもここまでのラスト2Fはマークできていませんから、これはちょっと楽しみです。
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ライタープロフィール
1976年、大阪生まれ。調教をスポーツ科学的に分析した適性理論『調教Gメン』を操る。栗東トレセンを中心とした取材活動をベースに、フジテレビONE『競馬予想TV』やJRA主催のイベントなどでも活躍している。

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