12月30日(月)から始まった今週は1月1日の水曜日が全休日。よって、5日(日)にレースへ出走する馬は全休前日の12月31日火曜日に最終追い切りを課しているケースが多く見られました。
年末年始の開催でJRA-VANの調教時計データの更新が1月3日(金)午後となっています。よって、今回の「今週の馬場差」は掲載を見送りたいと思います。ご了承ください。
中山 9R ジュニアC【モンドデラモーレ】
2週前以降の週中追い切り、すべて美Wでセイウンプラチナと併せ馬を行っていますが、すべて追走してすべて先着。12月31日(火)の最終追い切りの様子は調教映像で確認できるので、ぜひご覧いただきたいのですが、仕掛けてからの反応が抜群。休み明けっぽさはありません。
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中山 11R 中山金杯【クリスマスパレード】
中山は3戦3勝。これだけでも十分な買い要素ですが、前走比較でも今回が断然といってよい調教内容。前走は栗東入厩もあり、中4週でたった2本の追い切りでした。それでも5着という結果は能力の高さを示していますし、前走に関してはその調整法で能力を発揮したのでしょうが、本来はしっかりと調教を課して好走するタイプだと思います。
中京 7R 3歳1勝C【デルアヴァー】
1月2日(木)、松永幹夫調教師に新年の挨拶をさせていただいた直後「連闘します!」と教えていただきました。前走の馬体重が484キロとデビュー時よりも20キロ増えていたことを考えても、この連闘は魅力的。母Amour Briller(アムールブリエ)も現役時代にはレース間隔の詰まったローテーションで好走実績があり、この馬にも期待したいところ。

中京 11R 京都金杯【シュバルツカイザー】
3走前までは芝1200mを使われていて、ここ2走が芝1400m。そして、今回がマイルになりますが、近走結果から距離延長がフィットしているのは間違いありません。以前にも増して、美浦坂路での追い切り負荷が強くなったことが末脚安定要素だと思いますが、12月25日(水)の美坂は4F52.9秒の自己ベストを更新しつつ、2F23.9秒と素晴らしいラスト2F。左回りも間違いなくフィットします。
中京 4R 3歳1勝C【ゴールデンクラウド】
強い相手も出てくる一戦となりそうですが、前走から2ヶ月ちょっとの期間で「心身ともに成長しました」と小林真也調教師。この中間はCWでの追い切りを積極的に行っていて、その動きが抜群。調教内容としても新馬戦よりも大きな上積みがあると思います。

1月2日(木)・栗東CW メイショウノブカ【馬なり】
今週は調教データ更新の都合上、時間帯別の作成が困難だったので、1月2日(木)の栗東で見た追い切りの中で最も手応えよく動くことができていた馬をフューチャー。3歳未勝利との併せ馬でしたが、本当に持ったままの手応えで3F36.4秒、1F11.5秒。素晴らしく動けていました。
1月2日(木)・栗東坂路 サウンドアレグリア【12.3秒、12.1秒】
4F時計は56.8秒。そして、追い切りの少ない日だったこともありますが、とはいえ、ラスト2F24.4秒は素晴らしい速さ。これを加速ラップでまとめてくるあたり、前走勝った勢いはそのままという感じがします。
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ライタープロフィール
1976年、大阪生まれ。調教をスポーツ科学的に分析した適性理論『調教Gメン』を操る。栗東トレセンを中心とした取材活動をベースに、フジテレビONE『競馬予想TV』やJRA主催のイベントなどでも活躍している。

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