井内利彰の追い切りジャッジ【中京記念他 調教診断】

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今週の栗東

先週もお伝えしましたが、今週の栗東も午後にゲリラ豪雨。半端ない雨量が短時間で降りますが、乾くのも早いといった感じ。豪雨直前は相当蒸し暑くなるものの、降り終わった後は少し涼しくなるので、早朝は過ごしやすいかも知れません。

今週の馬場
7月17日(水)の追い切りを参考

・美浦坂路「+0.3秒」(暫定基準時計4F52.9秒)
一番時計は4F50.9秒。そして、これに次ぐ二番時計が4F51.7秒。先週の馬場差は「+0.6秒」だったので、基準よりもかなり時計を要する馬場でしたが、今週は53秒前半の頭数がそれなりに多くなったので、先週よりは時計が出る馬場と判定しました。

・美浦DコースW「+0.3秒」(基準時計5F65.5秒)
一番時計は5F64.6秒。先週の馬場差が「+0.2秒」でしたが、今週も基準よりも少し時計を要する馬場。速い時計が一杯に追われて出ている数字が多い分、今週は少しだけ時計を要する判定にしています。

・栗東坂路「+0.2秒」(基準時計4F51.9秒)
一番時計は4F49.1秒。先週よりも一番時計が速くなりましたが、4F50秒台の頭数は減っています。先週の馬場差は「-0.2秒」したが、全体的な時計の出方を見ると、先週よりも時計を要している印象があります。

・栗東CコースW「+0.7秒」(基準時計5F65.5秒)
一番時計は5F64.1秒。ずっと時計の出ない馬場が続いていて、先週の馬場差は「+0.9秒」でした。ただ、追い切り全体を見ていると、時計が出ている印象があります。よって、先週よりも少しだけ時計が出る馬場という判定にしました。

中京記念他
今週出走予定の追い切り注目馬

7月20日(土)

小倉 5R 2歳新馬【グレインワーク】

1週前追い切りのCW。道中のラップは少しちぐはぐになりましたが、ラスト2Fが11.5秒、11.7秒としっかり脚を使って、6F81.4秒。3F時計も優秀。最終追い切りが坂路で軽くなったことは全く気になりませんし、むしろ4F目最速ラップを踏むことができているので大丈夫。

小倉 5R 2歳新馬【グレインワーク】

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小倉 11R テレQ杯【ヴェローナシチー】

先週、ここで取り上げたようにCWでの追い切りが抜群。やっぱり能力は重賞級だと思いますし、最終追い切りも坂路で4F目最速ラップを踏む、確実な動きができています。久しぶりの実戦でも落ち着いた頭数であまりプレッシャーを感じる状況にならなければ、すんなり結果を出してくれそうです。

小倉 11R テレQ杯【ヴェローナシチー】

7月21日(日)

福島 11R ジュライS【ライラボンド】

函館のレースを除外されて、一旦美浦へ戻っての調整。しかし、日程的には空白になる部分なく追い切りを積むことができていて、最終追い切りも吾妻小富士Sで2着した時とほぼ同じか、むしろ3F時計は速い仕上がり。状態は良いと思うので、あとは展開だけでしょう。

小倉 1R 2歳未勝利【ワンモアスマイル】

デビュー戦はまさかの2着。秋を見据える上で、勝ってその時に備えることを選択しての続戦です。出走するからには勝たないといけないので、そのための最善のローテーションを組んでいます。最終追い切りのCWでの動きも申し分ありません。

小倉 1R 2歳未勝利【ワンモアスマイル】

小倉 11R 中京記念【アルナシーム】

1週前追い切りのCWでの走りは2コーナーから入場して、前半ゆったり後半しっかりの加速ラップ。素晴らしい内容を消化して、最終追い切りはいつも通りの木曜日。これも2コーナーから入場の追い切りでしたが、気分よく走らせて、ラストは減速。これまでとは違ったパターンで仕上げてきましたが、今が絶好調という厩舎コメントの裏付けがあるだけにこれが結果を出せる最終追いだと思います。

小倉 11R 中京記念【アルナシーム】

条件別追い切りフォーカス

時間帯別

7月17日(水)・栗東坂路 ストロンゲスト【8時8分】

2回目のハローが終わった時間帯ではありますが、その中でもかなり後半。そんな馬場状態で4F50.9秒をマークして、この日の四番時計をマークしています。これは自己ベスト更新ですし、前回ベスト更新時は3着という結果。これは馬券的に楽しみです。

ラップ別

7月17日(水)・美W ヒシアマン【12.5秒、11.5秒、11.3秒】

3F35.3秒はこの日の一番時計ですが、これをマークしたのが新馬。その能力の高さはあらためて記載することもないくらいの数字。これをラップにすると上記の通りで、瞬発力も相当あるのかも知れません。

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ライタープロフィール

井内 利彰

1976年、大阪生まれ。調教をスポーツ科学的に分析した適性理論『調教Gメン』を操る。栗東トレセンを中心とした取材活動をベースに、フジテレビONE『競馬予想TV』やJRA主催のイベントなどでも活躍している。

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