昨年の同時期はかなり暑かった記憶がありますが、今年は過ごしやすい日が続いています。特に17日の水曜日は風も強く、体感としては4月くらいの感じ。ただ、風が強かった分、トラック馬場での追い切りには多少の影響が出たかも知れません。
・美浦坂路「±0.0秒」(暫定基準時計4F52.9秒)
一番時計は4F52.0秒。この数字は先週とほぼ同じですし、先週の馬場差は「±0.0秒」。4F52秒台の頭数はさほど多くないので、先週よりも時計を要する馬場と判定することも考えましたが、追い切った馬のクラスを考慮すると先週と同じ馬場でよいでしょう。
・美浦DコースW「-0.1秒」(基準時計5F65.5秒)
一番時計は5F63.9秒。5F64秒台の頭数が多かった先週に比べると、今週は少なくなりました。ただ、65秒前半はそれなりに多かったので、先週の馬場差「-0.1秒」とほぼ同じような馬場で判定しました。
・栗東坂路「±0.0秒」(基準時計4F51.9秒)
一番時計は4F49.7秒。先週の馬場差は「+0.2秒」でしたが、今週は基準に近くなったという印象。ただ、どんな馬でも速い時計が出る馬場というわけではなく、調子の良さを表現できる、走りやすい馬場という解釈でよいでしょう。
・栗東CコースW「+1.0秒」(基準時計5F65.5秒)
一番時計は5F63.6秒。この数字だけ特別速く、他に5F63秒台も64秒台もいません。先週の馬場差は「+0.4秒」でしたが、今週はそれ以上に時計を要している印象。ウッドチップの入れ替え工事の影響もあるかも知れませんが、馬場差としては少し大きめに判定しておくことにしました。
東京 5R 2歳新馬【ニクスルーナ】
レースでも騎乗予定の松山弘平騎手が跨った、1週前のCW追い切り。ラスト2Fが11.4秒から10.9秒という加速力。素晴らしいポテンシャルを持っていることを示してくれましたし、最終追い切りの坂路でも4F目が最速になるラップを踏むことができており、東京の長い直線でどんな末脚を使ってくれるか楽しみです。

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阪神 9R 舞子特別【アヴィオン】
追い切りに騎乗した大林篤史調教助手から好感触を伝えてもらった1頭。それもそのはず、17日(水)の坂路での最終追い切りは2F23.8秒、1F11.7秒をマーク。4F52.7秒は自己ベストを更新していますし、雨の影響が心配される馬場でも、この脚力なら不安はないはず。
東京 5R 2歳新馬【レイデアルマス】
1週前のCW追い切りでは3頭併せの真ん中に位置して、最後の直線で反応に時間がかかるようなところも見せましたが、ゴール直前での反応、ゴールを過ぎてからの伸びは上々。このひと追いで変わってくると思った最終追い切りは、坂路で3歳未勝利を追走して先着。東京の長い直線でしっかり伸びてくれるイメージです。

東京 11R 府中牝馬S【マカナ】
週末は雨予報の関東地方。馬場が悪化すれば、50キロのハンデは大きなアドバンテージになりますし、美W追い切りで見せている1Fの加速脚力は素晴らしいものがあります。格上挑戦にはなりますが、豊富な調教量も含めて、魅力はたっぷり。
阪神 11R しらさぎS【ファインライン】
前走マイラーズCは15着でも勝ち馬からは0.6秒差。着順が二桁でも、そこから勝利まで一変するのは3勝Cを勝った時に見せた芸当です。相変わらず坂路での追い切りの動きは抜群で、最終追いは坂路2F24.2秒、1F11.9秒で4F目最速ラップ。この脚力を考えると、重たい馬場になった方が、他よりも鋭い末脚を使えるイメージです。

6月17日(水)・栗東坂路 アージュドール【6時27分】
1F目14.9秒で入って、14.0秒、12.6秒、12.4秒は未勝利とは思えない脚力。前走メンバー最速上がりを使っていますが、末脚に磨きがかかっている現状なのかも知れません。
6月17日(水)・栗東坂路 ロカヒ【11.9秒、11.6秒】
決して走りにくい馬場ではありませんが、それでも2F11秒台はこの馬1頭だけ。しかも開場して10分ほど経っています。もともとこのくらいのラップを踏むことができる馬とはいえ、絶好調ということなのでしょう。
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ライタープロフィール
1976年、大阪生まれ。調教をスポーツ科学的に分析した適性理論『調教Gメン』を操る。栗東トレセンを中心とした取材活動をベースに、フジテレビONE『競馬予想TV』やJRA主催のイベントなどでも活躍している。

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