【フェアリーS × 過去データ分析】波乱傾向が強いレースで穴傾向に合致するのはこの馬!
2026/1/8(木)

今週は中山、京都で土曜・日曜・月曜の3日間開催が行われる。日曜中山で牝馬限定のフェアリーS、月曜京都でシンザン記念と2鞍の3歳重賞が組まれている。今回は日曜中山のフェアリーSをピックアップ、過去10年で1番人気が未勝利と波乱傾向が強い一戦をデータから分析し、今年馬券で狙えそうな穴馬を探っていきたい。なお、データ分析にはJRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。
単勝オッズ10倍台の好走が目立つ
| 単勝オッズ | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 |
| 2.0〜 2.9 | 0- 1- 0- 4/ 5 | 0.0% | 20.0% | 20.0% | 0 | 28 |
| 3.0〜 3.9 | 0- 0- 0- 3/ 3 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
| 4.0〜 4.9 | 1- 1- 0- 3/ 5 | 20.0% | 40.0% | 40.0% | 92 | 72 |
| 5.0〜 6.9 | 3- 1- 0-13/17 | 17.6% | 23.5% | 23.5% | 107 | 58 |
| 7.0〜 9.9 | 3- 1- 1-10/15 | 20.0% | 26.7% | 33.3% | 154 | 88 |
| 10.0〜14.9 | 1- 3- 6-11/21 | 4.8% | 19.0% | 47.6% | 60 | 175 |
| 15.0〜19.9 | 0- 2- 2- 7/11 | 0.0% | 18.2% | 36.4% | 0 | 160 |
| (10.0〜19.9) | 1- 5- 8-18/32 | 3.1% | 18.8% | 43.8% | 39 | 170 |
| 20.0〜29.9 | 0- 1- 1-12/14 | 0.0% | 7.1% | 14.3% | 0 | 78 |
| 30.0〜49.9 | 2- 0- 0-20/22 | 9.1% | 9.1% | 9.1% | 326 | 71 |
| 50.0〜99.9 | 0- 0- 0-18/18 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
| 100.0〜 | 0- 0- 0-27/27 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
(表1 フェアリーSの単勝オッズ別成績(過去10年))
表1はフェアリーSの単勝オッズ別成績。単勝3.9倍以下の8頭は勝ち星がなく、2着1回のみ。単勝オッズ4.0〜9.9倍からは優勝馬7頭が出ており、勝率が高い。
黄色で強調した単勝オッズ10倍台の馬は一昨年のイフェイオン(単勝12.6倍)の1勝のみにもかかわらず、2着5回・3着8回で複勝率は43.8%と非常に高い。複勝回収率も170%と優秀だ。また単勝オッズ30倍台の馬からは17年ライジングリーズン(単勝36.0倍)、23年キタウイング(単勝35.8倍)と2頭の勝ち馬が出ている。
人気順では、1番人気馬が【0.2.0.8】と未勝利で2着2回のみに終わっている。7番人気馬が【0.2.4.4】で複勝率は60.0%とトップで、3着以内馬6頭はいずれも単勝オッズ10倍台だった。
キャリアが浅い1・2戦馬は前走から継続騎乗が好成績
| キャリア | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 |
| 1戦 | 1- 0- 4- 18/ 23 | 4.3% | 4.3% | 21.7% | 25 | 79 |
| 2戦 | 6- 4- 3- 41/ 54 | 11.1% | 18.5% | 24.1% | 135 | 79 |
| (1〜2戦) | 7- 4- 7- 59/ 77 | 9.1% | 14.3% | 23.4% | 102 | 79 |
| 前走と同騎手 | 4- 4- 5- 32/ 45 | 8.9% | 17.8% | 28.9% | 136 | 101 |
| 前走から乗替り | 3- 0- 2- 27/ 32 | 9.4% | 9.4% | 15.6% | 56 | 47 |
| 3戦 | 1- 3- 1- 25/ 30 | 3.3% | 13.3% | 16.7% | 28 | 65 |
| 4戦 | 1- 1- 1- 22/ 25 | 4.0% | 8.0% | 12.0% | 143 | 67 |
| 5戦 | 1- 2- 1- 11/ 15 | 6.7% | 20.0% | 26.7% | 45 | 81 |
| 6戦以上 | 0- 0- 0- 11/ 11 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
(表2 フェアリーSのキャリア別成績(過去10年))
表2はキャリア別成績。2戦の馬が18年プリモシーンら過半数の6勝をあげており、勝率トップ。これを含めキャリア2戦以内の馬が計7勝をあげており、特に近5年では3着以内馬15頭中11頭をキャリア2戦以内の馬が占めている。これらキャリアが浅い1・2戦の馬は前走と同騎手の方が連対率・複勝率で乗り替わりの馬を大きく上回っている。単勝回収率・複勝回収率ともに100%を上回っており、継続騎乗のメリットが大きい。
3戦・4戦・5戦の馬はそれぞれ1勝ずつで、5戦の馬の連対率・複勝率が高い。なお、6戦以上の馬からは3着以内馬が出ていない。
前走1勝クラス以下の前走上位人気馬に注目
| 前走クラス | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 |
| 新馬 | 1- 0- 5- 18/24 | 4.2% | 4.2% | 25.0% | 24 | 87 |
| (前走1〜4人気) | 1- 0- 5-12/18 | 5.6% | 5.6% | 33.3% | 32 | 117 |
| (前走5人気以下) | 0- 0- 0- 6/ 6 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
| 未勝利 | 4- 1- 3- 30/38 | 10.5% | 13.2% | 21.1% | 79 | 75 |
| (前走 1〜2人気) | 4- 1- 3-19/27 | 14.8% | 18.5% | 29.6% | 112 | 106 |
| (前走3人気以下) | 0- 0- 0-11/11 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
| 1勝 | 2- 9- 0- 43/54 | 3.7% | 20.4% | 20.4% | 28 | 62 |
| (前走1〜4人気) | 1- 6- 0-10/17 | 5.9% | 41.2% | 41.2% | 40 | 109 |
| (前走5人気以下) | 1- 3- 0-33/37 | 2.7% | 10.8% | 10.8% | 22 | 40 |
| オープン | 0- 0- 0- 7/ 7 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
| G3 | 2- 0- 1- 15/18 | 11.1% | 11.1% | 16.7% | 239 | 68 |
| G2 | 0- 0- 1- 3/ 4 | 0.0% | 0.0% | 25.0% | 0 | 117 |
| G1 | 1- 0- 0- 10/11 | 9.1% | 9.1% | 9.1% | 325 | 83 |
(表3 フェアリーSの前走クラス別成績(過去10年))
表3は前走クラス別成績。前走オープン・重賞組は【3.0.2.35】で22年ライラックら3勝をあげるも、連対率7.5%・複勝率12.5%と低い値。対して、前走1勝クラス以下は【7.10.8.91】で連対率14.7%・複勝率21.6%と重賞組を大きく上回っている。前走未勝利組が最多の4勝をあげているように、「前走レースの格は関係ない」というのがフェアリーS攻略のポイントだ。
前走新馬、未勝利、1勝クラス組、それぞれを前走人気別で分類すると、いずれも前走上位人気馬の好走が目立っている。前走新馬組は前走4番人気以内、前走未勝利組は前走2番人気以内の複勝率が30%前後と高く、前走1勝クラス組は前走4番人気以内だった馬が2着6回で連対率は41.2%と非常に高い。
前走右回りコースで連対した馬をチェック
| 前走コース | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 |
| 前走右回りコース | 6- 7- 3- 55/71 | 8.5% | 18.3% | 22.5% | 109 | 81 |
| (前走1〜2着) | 4- 5- 3-20/32 | 12.5% | 28.1% | 37.5% | 107 | 120 |
| (前走3着以下) | 2- 2- 0-34/38 | 5.3% | 10.5% | 10.5% | 112 | 51 |
| 前走左回りコース | 4- 3- 7- 73/87 | 4.6% | 8.0% | 16.1% | 60 | 59 |
(表4 フェアリーSの前走コース回り別成績(過去10年))
表4は前走コース回り別成績。今回と同じ前走右回りだった馬が昨年のエリカエクスプレスら6勝をあげ、勝率・連対率・複勝率いずれも前走左回り組を上回っている。特に前走右回りで連対していた馬は4勝をあげ、連対率28.1%・複勝率37.5%と高い。今年も該当馬はチェックしておきたいところだ。
【結論】
抽選次第もレオアジャイルに穴馬の期待!
| 馬名 | 前走成績 |
| アーリーハーベスト | こうやまき賞(中京芝1600m)2着 |
| アメティスタ | 未勝利(福島芝2000m)1着 |
| ギリーズボール | 新馬(中山芝1600m)1着 |
| サンアントワーヌ | 1勝クラス(東京芝1400m)1着 |
| トワニ | 京王杯2歳S 3着 |
| ノーザンタイタン | 新馬(東京芝1600m)1着 |
| ピエドゥラパン | 未勝利(東京芝1600m)1着 |
| ファンクション | 新馬(福島芝1800m)1着 |
| ブラックチャリス | ファンタジーS 4着 |
| マカレイ | 未勝利(東京芝1600m)1着 |
| レオアジャイル | 黒松賞(中山芝1200m)5着 |
| ヴァリスマリネリス | 新馬(東京芝1800m)1着 |
(表5 今年のフェアリーSの主な出走予定馬)
※フルゲート16頭。収得賞金400万円組は抽選・13/17で出走可能。
今年のフェアリーSは出走登録馬20頭。サンアントワーヌ、ビッグカレンルーフ、ブラックチャリス以外の17頭は収得賞金400万円で、現状では抽選で13頭が出走できる状況となっている。
抽選対象となってしまうが、レオアジャイルを一番手に推奨しておきたい。前走1勝クラスの黒松賞は5着に敗れたものの、1200mのペースに付いていけずに後方からの追走。自身の上がりはメンバー中最速となる33秒4で、2着とは0秒2差まで押し上げた。キャリア2戦、前走1勝クラスで前走2番人気とデータの後押しもあり、前走着順で人気が下がるようなら積極的に狙ってみたい。
他ではキャリア2戦、前走右回りの福島で1番人気1着だったアメティスタ、同じくキャリア2戦で前走1番人気1着のピエドゥラパンも抽選対象ながら強調できる。
ライタープロフィール

ケンタロウ(けんたろう)
1978年6月、鹿児島県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。初めて買った馬券が大当たりし、それから競馬にのめり込むように。データでは、開催日の馬場やコース適性に注目している。好きなタイプは逃げか追い込み。馬券は1着にこだわった単勝、馬単派。料理研究家ではない。


