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G1特集 第64回 大阪杯G1特集 第64回 大阪杯

血統分析

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父ディープインパクト×母父Storm Catのダノンキングリーが最右翼!

1)現在9連勝中のSS系が軸

サンデーサイレンス(SS)系が現在9連勝中で、勝率12.9%、連対率22.9%という数字も優秀。とりわけ1番人気(6頭)に限れば4勝・2着1回・3着1回で複勝率100%と信頼度は高い。G1昇格後の近3年も3勝・2着1回・3着2回。絶対の中心だ。

◎プラス評価……父SS系

【父馬の系統別成績(過去10年)】

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種牡馬系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 9 7 4 70 12.9% 22.9% 28.6%
その他のヘイルトゥリーズン系 0 0 1 8 0.0% 0.0% 12.5%
ノーザンダンサー系 1 1 0 14 7.1% 14.3% 14.3%
ミスタープロスペクター系 0 2 3 29 0.0% 6.9% 17.2%
ナスルーラ系 0 0 2 9 0.0% 0.0% 22.2%
【過去10年の連対馬の父と母父】

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日付 馬名 種牡馬 母父馬
2019.3.31 1 3 アルアイン ディープインパクト Essence of Dubai
2019.3.31 2 6 キセキ ルーラーシップ ディープインパクト
2018.4.1 1 15 スワーヴリチャード ハーツクライ Unbridled's Song
2018.4.1 2 5 ペルシアンナイト ハービンジャー サンデーサイレンス
2017.4.2 1 5 キタサンブラック ブラックタイド サクラバクシンオー
2017.4.2 2 4 ステファノス ディープインパクト クロフネ
2016.4.3 1 9 アンビシャス ディープインパクト エルコンドルパサー
2016.4.3 2 7 キタサンブラック ブラックタイド サクラバクシンオー
2015.4.5 1 3 ラキシス ディープインパクト Storm Cat
2015.4.5 2 7 キズナ ディープインパクト Storm Cat
2014.4.6 1 7 キズナ ディープインパクト Storm Cat
2014.4.6 2 3 トウカイパラダイス ゴールドアリュール マルゼンスキー
2013.3.31 1 5 オルフェーヴル ステイゴールド メジロマックイーン
2013.3.31 2 3 ショウナンマイティ マンハッタンカフェ Storm Cat
2012.4.1 1 11 ショウナンマイティ マンハッタンカフェ Storm Cat
2012.4.1 2 6 フェデラリスト Empire Maker サンデーサイレンス
2011.4.3 1 8 ヒルノダムール マンハッタンカフェ ラムタラ
2011.4.3 2 13 ダークシャドウ ダンスインザダーク Private Account
2010.4.4 1 11 テイエムアンコール オペラハウス ブライアンズタイム
2010.4.4 2 6 ゴールデンダリア フジキセキ ノーザンテースト
 
2)父馬には2400m〜2500mG1で勝ち負けできる底力が必要

1着馬の父とそのG1勝ち鞍を見ると、オペラハウスはキングジョージ、マンハッタンカフェは有馬記念、ステイゴールドは香港ヴァーズ、ディープインパクトは日本ダービー、ジャパンC、有馬記念、ハーツクライは有馬記念とドバイシーマクラシック。ブラックタイドを除けば2400m〜2500mのG1実績を持つ馬ばかりだ。大阪杯は2000m戦だが、血統的にはより長い距離への適性が必要といえるだろう。

◎プラス評価……父馬に2400〜2500mG1の勝ち鞍あり
 ●マイナス評価…父馬に2400〜2500m実績なし

3)母父としてはナスルーラ系かミスタープロスペクター系

母父の系統別成績を見ると、3着以内数最多はノーザンダンサー系だが、そのほとんどがG2当時。G1昇格後は2着が1回あるだけだ。近3年を重視するなら、2勝・3着1回のナスルーラ系か1勝・3着1回のミスタープロスペクター系が上位か。

◎プラス評価……母父ナスルーラ系/母父ミスタープロスペクター系
 ●マイナス評価…母父SS系

 
【母父の系統別成績(過去10年)】

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母父の系統 1着 2着 3着 出走 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 0 3 2 33 0.0% 9.1% 15.2%
その他のヘイルトゥリーズン系 1 0 1 11 9.1% 9.1% 18.2%
ノーザンダンサー系 4 5 2 37 10.8% 24.3% 29.7%
ミスタープロスペクター系 2 0 1 16 12.5% 12.5% 18.8%
ナスルーラ系 2 1 1 23 8.7% 13.0% 17.4%
その他の系統 1 1 3 10 10.0% 20.0% 50.0%
4)母父には長距離&マイル適性が必要

勝ち馬の母父は、ブライアンズタイム、Storm Cat、Unbridled's Song、Essence of Dubaiといった北米ダート・マイル〜中距離型と、ラムタラ、メジロマックイーン、エルコンドルパサーといった芝2400m以上で活躍したタイプに大別できる。また各種牡馬の産駒は芝2400m以上か芝・ダートのマイル前後への適性を示している。

○プラス評価……母父・その産駒が、芝2400m以上かダートのマイル〜2000mのG1を勝っている

【勝ち馬の母父の現役時実績と主な産駒】

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勝ち馬の母父 主な勝ち鞍 主な産駒
ブライアンズタイム フロリダダービー ナリタブライアン(三冠馬)、
マヤノトップガン(菊花賞など)
ラムタラ 英ダービー、凱旋門賞 メイショウラムセス(富士S)
Storm Cat ヤングアメリカS Giant's Causeway(サセックスSなど)
メジロマックイーン 菊花賞、天皇賞(春) ホクトスルタン(目黒記念)、
ディアジーナ(クイーンC)
エルコンドルパサー NHKマイルC、ジャパンC ソングオブウインド(菊花賞)、
ヴァーミリアン(フェブラリーS)
サクラバクシンオー スプリンターズS グランプリボス(NHKマイルC)
Unbridled's Song BCジュヴェナイル Arrogate(ドバイWC)、
Midshipman(BCジュヴェナイル)
Essence of Dubai UAEダービー ドバイマジェスティ(BCフィリー&メアスプリント)
結論

父はSS系(2400〜2500mG1の勝ち鞍あり)であることがマストで、母父には自身・産駒に長距離かマイルのG1勝ち鞍が欲しい。ディープインパクト産駒が大阪杯4勝という点を考えれば、まずはダノンキングリー。母父もこのレースと相性のいいStorm Catだ。G1昇格後は苦戦している母父ノーザンダンサー系だが、ここで巻き返しても不思議ではない。

対抗格は父ディープインパクト×母父キングカメハメハのジナンボーとワグネリアン。次いでステイゴールド産駒ステイフーリッシュとオルフェーヴル産駒ラッキーライラックか。

穴なら父SS系×母父ナスルーラ系のロードマイウェイだが、父ジャスタウェイが2400m以上未勝利で強く推しづらい。ハービンジャー産駒ブラストワンピース、バゴ産駒クロノジェネシスも近年の傾向からは疑問符が付く。

【ダノンキングリーの血統表】

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ディープインパクト
 Deep Impact
 2002年 鹿毛(早来町)
*サンデーサイレンス
 Sunday Silence
 1986年 青鹿(米)
Halo
1969年(米)
Hail to Reason Turn-to
Nothirdchance
Cosmah Cosmic Bomb
Almahmoud
Wishing Well
1975年
Understanding Promised Land
Pretty Ways
Mountain Flower Montparnasse
Edelweiss
*ウインドインハーヘア
 Wind In Her Hair
 1991年 鹿毛(愛)
Alzao
1980年
Lyphard Northern Dancer
Goofed
ダノンキングリー
 Danon Kingly(JPN)
 牡 4歳 父14歳・母11歳時産駒
 2016年 黒鹿(浦河町)
Lady Rebecca Sir Ivor
Pocahontas
Burghclere
1977年
Busted Crepello
Sans Le Sou
Highclere Queen's Hussar
Highlight
Storm Cat
 1983年 (米)
Storm Bird
1978年(加)
Northern Dancer Nearctic
Natalma
South Ocean New Providence
Shining Sun
Terlingua
1976年
Secretariat Bold Ruler
Somethingroyal
*マイグッドネス
 My Goodness
 2005年 黒鹿(米)
Crimson Saint Crimson Satan
Bolero Rose
Caressing
 1998年
Honour and Glory
1993年(米)
Relaunch In Reality
Foggy Note
Fair to All Al Nasr
Gonfalon
Lovin Touch
1980年
Majestic Prince Raise a Native
Gay Hostess
Forest Princess Fleet Nasrullah
Queen Hostess