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G1/Jpn1・4勝目を目指すルヴァンスレーヴ
前走盛岡の南部杯を2番人気で優勝。3歳馬として初めて同レースを制した。しかも、負かした相手が昨年のこのレースを制したゴールドドリーム。総合的な実績でも、古馬最強の存在だ。10月の時点でそんな同馬を退けており、末恐ろしい。ただ、初対戦の馬もたくさんおり、舞台は中京ダート1800mに移る。簡単な戦いにはならないだろう。それらをすべて跳ね返すことができるか。旧JCダート時代には、クロフネやカネヒキリが3歳時に1番人気でこのレースを制している。勝てば歴史的名馬への足掛かりになる。
京都のJBCクラシックを勝ったケイティブレイブ
前走京都で行われたJBCクラシックを優勝。ペースが速く、道中は中団からの追走になったが、ジョッキーは慌てなかった。最後の直線での伸びは力強く、オメガパフュームの追撃を振り切った。中央の軽いダートには若干の不安はあったが、それを払しょくする内容だった。今年に入り充実しており、距離が短く、ハイペースに巻き込まれたフェブラリーS以外はすべて好走。昨年のチャンピオンズC(4着)の時よりも力をつけているかもしれない。前走よりも相手は手ごわくなるが、6月の帝王賞ではゴールドドリームとクビ差の2着であり、勝機も十分ある。
前走JBCクラシックでは上がり3ハロンメンバー中2位の末脚を使い、2着に入線した。勝ち馬のケイティブレイブをマークしながらの競馬だったが、現時点では相手の地力が1枚上だった。今回は同馬に加えて、ルヴァンスレーヴが同世代の強力なライバル。7月に大井で行われたジャパンダートダービーでは貫禄を見せられた。決して逆転できない差ではないが、展開がかみ合うなど、恩恵が欲しいところ。東京の青竜Sが3着だが、左回りでも1800mならば大丈夫なはず。なお、和田竜二騎手が落馬の影響で騎乗できないため、C・デムーロ騎手が乗る予定だ。
アメリカから遠征の4歳牡馬。今年3月のドバイワールドCに出走して4着に入線。勝ち馬からは離されたが、日本のアウォーディーには先着した。ダートで行われた同レースにおいては日本馬がほとんど勝負になっていない現実を考えると、この実績だけでもかなり怖い。その後、6月にスティーブンフォスターHCでG1初制覇。前走ブリーダーズカップクラシックでは10着に敗れたが、軽視できない存在だ。近年はダートの本場であるアメリカからの参戦がほとんどないため、素直に評価していいのか微妙ではあるが、どんな走りを見せてくれるか楽しみだ。
必ずハナを切りたいタイプではないが、主導権を握る競馬ができた方が好結果が出ている。今年3月の名古屋大賞典、5月の平安Sは逃げ切りで重賞制覇を果たした。前走JBCクラシックでもハナを奪い、1番人気で3着。全体的に淀みないペースで、まずまずの内容だろう。その前のシリウスSでも3着であり、ペースを落としたからといって勝ち切れるタイプでもない。常に脚の使いどころは難しい。オメガパフュームらと力の差はないものの、どのように乗るかがカギ。今回はJ・モレイラ騎手が騎乗予定。その点は楽しみだ。