第1069回 狙い目は距離短縮組! カペラSを分析する|競馬情報ならJRA-VAN

JRA公式データ配信サービス JRA-VAN JRA公式データ配信サービス JRA-VAN

  • メール:office@jra-van.jp
  • 受付時間:10:00〜17:00
  • ※競馬開催のない土日祝・火曜を除く
  • ホーム
  • サイトマップ
  • JRA-VAN広場

データde出〜た

データde出〜たバックナンバー

第1069回 狙い目は距離短縮組! カペラSを分析する

2016/12/5(月)

2歳女王決定戦の阪神JFが行われる今週は、同じく日曜に中山でダート重賞のカペラSが行われる。ダート1200mの重賞はJRAではこのカペラSのみで、毎年ハイペースの激戦が繰り広げられる。今回のデータde出〜たでは、2010年以降の過去6年のデータから同レースを分析していきたい。なお、データ分析にはJRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用した。

■表1 カペラS過去6年の3着以内馬一覧

年/馬場 着順 馬名 勝ちタイム 人気 4角通過順 上がり3F 前半600m通過 レース上がり
2015
(重)
1 キクノストーム 1分9秒7 3 14 35秒5 32秒5 37秒2
2 カジキ クビ 4 4 36秒3
3 マルカフリート 1/2馬身 6 15 35秒2
2014
(良)
1 ダノンレジェンド 1分9秒5 12 1 36秒2 33秒3 36秒2
2 サトノタイガー 5馬身 7 13 36秒1
3 メイショウノーベル アタマ 8 6 36秒5
2013
(良)
1 ノーザンリバー 1分10秒7 6 6 36秒0 34秒3 36秒4
2 スノードラゴン クビ 7 13 35秒4
3 シルクフォーチュン 1/2馬身 2 13 35秒0
2012
(良)
1 シルクフォーチュン 1分10秒8 4 13 35秒3 34秒2 36秒6
2 エーシンウェズン 3/4馬身 3 8 35秒7
3 シセイオウジ 1馬身3/4 8 15 35秒4
2011
(やや重)
1 ケイアイガーベラ 1分9秒1 2 2 35秒3 33秒7 35秒4
2 ティアップワイルド 2馬身1/2 3 6 35秒2
3 タイセイレジェンド クビ 8 3 35秒5
2010
(重)
1 ビクトリーテツニー 1分8秒7 4 12 34秒8 32秒7 36秒0
2 スリーアベニュー 1馬身3/4 7 13 34秒6
3 フジノウェーブ 3/4馬身 8 9 35秒4

2015/12/13 中山11R カペラステークス(G3) 1着 14番 キクノストーム

まず表1は過去6年の3着以内馬一覧。毎年1分11秒を切る速い時計の決着となっており、やや重・重になると1分8秒後半〜9秒台が出ている。前半600m通過を見ると、良馬場でも34秒前半、速い年では昨年のように32秒台とハイペースで流れることがほとんどだ。昨年は道中後方からキクノストームが追い込んで勝利、3着にも同じく追い込みのマルカフリートが好走している。

逃げ切ったのは今年のJBCスプリントを勝利した一昨年のダノンレジェンドのみ。ハイペースと直線の急坂で逃げ・先行勢が失速し、4角10番手以降の差し・追い込み馬が台頭する年が多い。11年を除けば、毎年1頭は4角10番手以降の馬が3着以内に入っている。

人気では1番人気馬が3着以内に1頭も入っておらず、不振傾向。逆に毎年1頭は6番人気以下の伏兵が3着以内に入っている。上位人気馬が凡走することが多く、波乱傾向が強い一戦といえそうだ。

■表2 カペラSの枠番別成績(過去6年)

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1枠 2- 1- 0- 8/11 18.2% 27.3% 27.3% 527% 158%
2枠 0- 0- 1-11/12 0.0% 0.0% 8.3% 0% 16%
3枠 0- 1- 0-10/11 0.0% 9.1% 9.1% 0% 23%
4枠 0- 1- 1-10/12 0.0% 8.3% 16.7% 0% 53%
5枠 1- 0- 0-11/12 8.3% 8.3% 8.3% 53% 23%
6枠 0- 1- 2- 9/12 0.0% 8.3% 25.0% 0% 115%
7枠 2- 1- 1- 8/12 16.7% 25.0% 33.3% 100% 98%
8枠 1- 1- 1- 9/12 8.3% 16.7% 25.0% 32% 174%

続いて表2は枠番別成績。表の黄色で強調したように最内の1枠ならびに外目の6〜8枠が好成績だ。1枠でも特に1枠1番の馬が【2.1.0.3】で一昨年に12番人気で逃げ切ったダノンレジェンドら2勝、複勝率50%と非常に高い

また、外目の6〜8枠もそれぞれ複勝率が高い。芝スタートで内の先行争いを見つつ、なるべく砂を被らずに追走できる外枠のメリットが結果に表れているといえるだろう。1枠1番、また6〜8枠に入った馬はチェックしておきたい。

■表3 カペラSの前走レース別成績(過去6年)

前走レース名 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
霜月S 2- 3- 2- 7/14 14.3% 35.7% 50.0% 85% 137%
武蔵野S 1- 1- 2- 3/ 7 14.3% 28.6% 57.1% 91% 345%
京都オータムL 1- 1- 0- 4/ 6 16.7% 33.3% 33.3% 186% 106%
オータムリーフS 1- 0- 1- 3/ 5 20.0% 20.0% 40.0% 936% 352%
エニフS 1- 0- 0- 1/ 2 50.0% 50.0% 50.0% 195% 90%
JBCスプリント 0- 1- 0- 7/ 8 0.0% 12.5% 12.5% 0% 66%
太秦S 0- 0- 1- 7/ 8 0.0% 0.0% 12.5% 0% 40%
室町S 0- 0- 0-13/13 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
その他のレース 0- 0- 0-31/31 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

表3は前走レース別成績。霜月S組が10年セイクリムズン、昨年のキクノストームと2勝。特に昨年は上位3着までをこの組が独占している。連対率35.7%・複勝率50%と非常に高い。武蔵野S組も12年シルクフォーチュンが勝利。複勝率では霜月Sを超える57.1%と優秀だ。これら前走東京ダート組が好成績をあげている。

また、京都オータムL組とオータムリーフ組は実質同じレースで、13年ノーザンリバー、14年ダノンレジェンドを2勝。どちらも複勝率が高く、有力だ。なお、エニフS組からは11年ケイアイガーベラが勝利している。

一方、不振傾向なのがJBCスプリント組・太秦S組・室町S組だ。JBCスプリント組は前走G1を使われたこともあって上位人気に推される馬が多いものの、3着以内に入ったのは14年2着の地方所属馬サトノタイガーのみ。JRA勢は人気より上の着順の馬が一頭もいなかった。太秦Sも3着1回のみ、室町Sからは上位人気に推される馬も多いが、軒並み4着以下に敗れている。

■表4 カペラSの前走距離別成績(過去6年)

前走距離 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1000m 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
1200m 0- 1- 1-44/46 0.0% 2.2% 4.3% 0% 18%
1400m 5- 4- 3-26/38 13.2% 23.7% 31.6% 194% 118%
1500m 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%
1600m 1- 1- 2- 3/ 7 14.3% 28.6% 57.1% 91% 345%
1800m 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

表4は前走距離別成績。前走1400m組が昨年のキクノストームらダントツの5勝をあげている。表3で霜月S・オータムリーフS・エニフSといったダート1400mのレースを取り上げたが、トータルで見ても単勝回収率・複勝回収率ともに100%を超えている。前走1600m組はすべて武蔵野S組で、これら前走からの距離短縮組が圧倒的に良績をあげていることがわかる。

それに対して、前走1200m組は勝ち星がなく、2着1回・3着1回。2着1回も表3で記したサトノタイガーで、全体的に苦戦傾向にある。ハッキリと対照的な成績となっており、カペラSにおける予想の第一段階として「前走から距離短縮組優勢、同距離組不利」というのは頭に入れておきたい

■表5 カペラSの前走からの間隔別成績(過去6年)

間隔 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
中1週 2- 1- 2-17/22 9.1% 13.6% 22.7% 263% 123%
中2週 2- 3- 2-10/17 11.8% 29.4% 41.2% 70% 113%
中3週 1- 1- 2- 5/ 9 11.1% 22.2% 44.4% 71% 268%
中4〜8週 0- 1- 0-30/31 0.0% 3.2% 3.2% 0% 17%
中9〜半年 1- 0- 0-10/11 9.1% 9.1% 9.1% 35% 16%
半年以上 0- 0- 0- 4/ 4 0.0% 0.0% 0.0% 0% 0%

2014/12/14 中山11R カペラステークス(G3) 1着 1番 ダノンレジェンド

最後に表5は前走からの間隔別成績。こちらも色分けしたように、中1週〜中3週と前走からの間隔が詰まっている馬の好走が目立っている。14年1着のダノンレジェンドは前走京都のオータムリーフSで逃げて5着に敗退。そこから中1週の距離短縮で臨んだカペラSで逃げ切って勝利している。一方、中4週以上間隔が空くと、極端に率が落ちる。勝利したのは前走エニフS組の11年ケイアイガーベラのみだ。

表4・表5をまとめると前走から中3週以内で距離短縮の馬が出走してくれば、積極的に狙っていきたい。

ライタープロフィール

ケンタロウ(けんたろう)

1978年6月、鹿児島県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。初めて買った馬券が大当たりし、それから競馬にのめり込むように。データでは、開催日の馬場やコース適性に注目している。好きなタイプは逃げか追い込み。馬券は1着にこだわった単勝、馬単派。料理研究家ではない。


データde出〜たバックナンバー

データ競馬のための最強ツール TARGET frontier JV(ターゲット)

ページトップへ戻る

競馬予想のJRA-VAN