大阪杯2023 血統分析｜G1特集

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父ディープインパクト×母父ナスルーラ系のキラーアビリティに魅力！

1）ＳＳ系が連勝中。毎年複数頭が馬券に絡む

過去10年（Ｇ２当時の2013〜2016年含む）、勝ち馬の父はサンデーサイレンス（ＳＳ）系のみ。2016年と2021年は父ＳＳ系が１・２・３着を独占した。まずはＳＳ系が中心と見ていいだろう。

◎プラス評価……父ＳＳ系

【父馬の系統別成績（過去10年）】

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【過去10年の連対馬の父と母父】

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2）母父としては３系統が互角

母父としてはノーザンダンサー系が４勝、ミスタープロスペクター系が３勝、ナスルーラ系が２勝。この３系統は率的にもほぼ互角だ。ただしＧ１昇格後・近６年の勝率はナスルーラ系が20.0％と、ややリードしている。

◎プラス評価……母父ナスルーラ系
　〇プラス評価……母父ミスタープロスペクター系／母父ノーザンダンサー系
　●マイナス評価…母父ＳＳ系〜ヘイルトゥリーズン系

【母父の系統別成績（過去10年）】

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3）父は芝中長距離型×母父はダート中距離型という配合がベターか

１着馬の父は、ブラックタイドを除けば2400ｍ以上のＧ１実績を持つ馬ばかり。Ｇ１昇格後・近６年の２着馬も同じ傾向を示している。

同じく近６年の連対馬の母父を見ると、北米のダート中距離で活躍した馬が多い。やはりダートで強かったクロフネを母父に持つ馬も有力だ。

◎プラス評価……父が2400ｍ以上のＧ１勝ち馬
　◎プラス評価……母父が北米ダートＧ１勝ち馬／母父クロフネ

【過去６年の連対馬　父・母父の現役時実績】

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4）ノーザンファーム生産馬と母母父ナスルーラ系に要注目

近６年の連対馬のべ12頭中８頭がノーザンファーム生産馬。大阪杯向きの馬を生む繁殖牝馬を数多く擁している、といったところか。また勝ち馬６頭中５頭の母母父がナスルーラ系（残り１頭は母父がナスルーラ系）という点も特筆事項だ。

〇プラス評価……ノーザンファーム生産馬
　〇プラス評価……母母父がナスルーラ系

結論

父は2400ｍ以上のＧ１を勝ったＳＳ系×母父は北米ダートで活躍したナスルーラ系／ミスタープロスペクター系／ノーザンダンサー系かクロフネ、母母父がナスルーラ系でノーザンファーム生産馬。これが理想的な血統構成・生い立ちといえる。

連覇を目指すポタジェ、一昨年２着のモズベッロ以上に気になるのはキラーアビリティ。父はディープインパクト、母父Congaree（ハリウッド金杯などの勝ち馬）と母母父Old Triesteはともにナスルーラ系で、ノーザンファームの生産馬だ。

これに続くのが父ハーツクライ、母母父Rainbow Corner（ナスルーラ系）、ノーザンファーム生産のヒシイグアスか。

父ＳＳ系ではないスターズオンアース、マリアエレーナ、ヒンドゥタイムズ、父に2400ｍ以上の実績がないジャックドール、ノースブリッジ、ジェラルディーナ、ラーグルフ、ダノンザキッド、母父ヘイルトゥリーズン系のマテンロウレオあたりは苦しそうだ。

【キラーアビリティの血統表】

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