第65回 大阪杯 血統分析｜G�T特集

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条件満たす人気のディープ産駒２頭は長距離適性で
コントレイルが優勢！？

1）ＳＳ系が10連勝中。人気ならさらに堅い

Ｇ２当時（2011〜2016年）を含めてサンデーサイレンス（ＳＳ）系が現在10連勝中で、率的にも優秀だ。１番人気に限れば４勝・２着２回・３着２回、２番人気も３勝・２着２回・３着２回と、さらに信頼度は増す。

◎プラス評価……父ＳＳ系

【父馬の系統別成績（過去10年）】

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【過去10年の連対馬の父と母父】

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2）マイル〜中距離タイプより長距離タイプを重視

１着馬の父は、マンハッタンカフェ、ステイゴールド、ディープインパクト、ブラックタイド、ハーツクライ、そしてオルフェーヴル。ブラックタイドを除けば、2400ｍ〜3200ｍのＧ１実績を持つ馬ばかりだ。大阪杯は2000ｍ戦だが、血統的にはより長い距離への適性が必要といえるだろう。

◎プラス評価……父馬に2400〜3200ｍＧ１の勝ち鞍あり
　●マイナス評価…父馬に2400〜3200ｍ実績なし

3）母父としてはミスタープロスペクター系かナスルーラ系

母父としてはノーザンダンサー系が４勝をあげているものの、すべてＧ２当時のもの。Ｇ１昇格後はミスタープロスペクター系とナスルーラ系が２勝ずつとなっている。この２系統が優位と見たい。

◎プラス評価……母父ナスルーラ系／母父ミスタープロスペクター系
　●マイナス評価…母父ＳＳ系

【母父の系統別成績（過去10年）】

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4）母父・母には北米ダートへの適性が必要

近３年の勝ち馬の母父は、Unbridled's Song、Essence of Dubai、Flower Alleyといった面々、Ｇ２当時には母父StormCatが３勝している。その産駒たちもダートで実績を残しているし、アルアインとラッキーライラックの母が米Ｇ１勝ち馬という点も考え合わせると、母父や母としては北米ダート型を重視したくなる。

○プラス評価……母父・その産駒・母が北米でＧ１を勝っている

【勝ち馬の母父の現役時実績と主な産駒】

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結論

父はＳＳ系（2400〜3200ｍＧ１の勝ち鞍あり）であることが絶対条件。母父はミスタープロスペクター系かナスルーラ系の北米ダート血統がベストだ。

コントレイルは父ディープインパクト×母父Unbridled's Songで祖母がＢＣジュヴェナイルフィリーズ勝ち馬、グランアレグリアは父ディープインパクト×母父Tapit（ナスルーラ系で米Ｇ１馬）で母が米Ｇ１勝ち馬。甲乙つけがたいが、自身の2400〜3200ｍ適性という点でわずかにコントレイルが優位と考えたい。

サリオスは母父がノーザンダンサー系で欧州血統。レイパパレも母父クロフネがノーザンダンサー系だが、母父のダート適性でこちらが優勢か。

【コントレイルの血統表】

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