エリザベス女王杯2023 レース結果回顧・払戻｜G1特集

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2023年 レース結果

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ブレイディヴェーグ、鮮やかな決め手でG1初制覇

第48回エリザベス女王杯はC.ルメール騎手騎乗の1番人気ブレイディヴェーグが中団のインで追走すると、最後の直線は鮮やかな末脚で差し切り勝利した。勝ち時計は2分12秒6（良）。鞍上のルメール騎手は2008年リトルアマポーラ、20年ラッキーライラックに続きこのレース3勝目。本馬を管理する宮田敬介調教師はJRA・G1初勝利となった。

2着は3/4馬身差で松山弘平騎手騎乗の5番人気ルージュエヴァイユ、3着はクビ差で川田将雅騎手騎乗の3番人気ハーパー。

レース展開・総括

アートハウスがハナへ行きスローペース

スタートで7番ジェラルディーナが立ち遅れた。9番アートハウスが飛び出してハナへいった。2番手に4番ローゼライト。3番手に3番ハーパー、その外の4番手に12番ゴールドエクリプス。半馬身差の中団内に1番ブレイディヴェーグ。差がなく14番マリアエレーナ、2番ルージュエヴァイユ、挽回したジェラルディーナがつけ、その後ろは8番シンリョクカ。1馬身差で後方にかけて10番ククナ、6番ディヴィーナ、11番ライラック。それから5番イズジョーノキセキ、13番サリエラ。1馬身差で最後方から15番ビッグリボンという隊列になった。

前半1000m通過は61秒1でスローペース。アートハウスとローゼライトの2頭が後続をやや引き離して3コーナーへ向かった。ハーパーとゴールドエクリプスが並び、その後ろはブレイディヴェーグとマリアエレーナが併走して3〜4コーナーの中間へ。直後の中団にジェラルディーナ。その後ろは隊列がかたまって4コーナーに向かった。

いい位置から抜けてきたブレイディヴェーグ

最後の直線に入り、アートハウスが内をややあけて単独の先頭。ローゼライトが内で食い下がるが、後ろからブレイディヴェーグがいい脚で迫ってきた。馬場の真ん中からはハーパーもじわじわと脚を伸ばし、内からはルージュエヴァイユも懸命に伸びてきた。

残り200mを過ぎてアートハウスはラチ沿いに入って粘るが、ブレイディヴェーグが一気に急追。ルージュエヴァイユとハーパーも伸びてきた。しかし、アートハウスを差し切ったブレイディヴェーグがルージュエヴァイユの追撃は許さず、そのまま先頭でゴールした。2着はルージュエヴァイユ。内からはライラックも伸びてきたが、3着にはハーパーが入った。

本競走における最少キャリアで優勝

ブレイディヴェーグは1番人気に応えて見事に勝利。02年ファインモーション（6戦目）を上回る、本競走における最少キャリア（5戦目）での勝利となった。前走ローズSの時よりもポジションは前目のいい位置につけ、それでいて終いの伸びも迫力十分。牝馬三冠レースには出走できなかったが、じっくりと使われてその素質を開花させた。同年齢のリバティアイランドとの対戦も含めて、今後の走りが益々楽しみになった。

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