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G1特集 第44回 エリザベス女王杯G1特集 第44回 エリザベス女王杯

有力馬情報

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ラヴズオンリーユー オークス制覇の地力を再評価

ラヴズオンリーユー
4戦4勝でオークスを制したラヴズオンリーユー

当初は秋華賞への直行を予定していたが、爪の不安があったため大事を取って回避。すぐにエリザベス女王杯へ目標を切り替えた。一頓挫による影響がどれぐらいあるかはわからないが、使ってくる以上は半端な仕上げは考えにくい。秋華賞で好走したクロノジェネシスやカレンブーケドールは、オークスでも上位に入線。同レースを見事に勝ち切った本馬への評価がさらに高まる結果であったとも言える。京都芝コースは2戦2勝。距離の2200mも全く不安はない。古馬はアーモンドアイやリスグラシューが不在で、手薄である点も大きい。

クロノジェネシス 秋華賞でG1初制覇

クロノジェネシス
秋華賞を勝利したクロノジェネシス

前走秋華賞はオークス3着以来の休み明け。馬体重はプラス20キロと大きく増えていたが、ほぼ成長分だろう。レースはビーチサンバが逃げ、1番人気のダノンファンタジーが負けじと積極的に行ったため、思いのほかペースが速くなった。前を見ながらレースを進めた本馬にとっては非常にいい展開となり、2馬身抜けて優勝。待望のG1初制覇となった。今回も展開が向くかは微妙なところで、自身が目標になる番でもある。大崩れはしたことがないタイプなだけに上位争いはできそうだが、うまく立ち回ることが勝利へのカギとなるだろう。

スカーレットカラー 決め手強烈で本格化

スカーレットカラー
府中牝馬Sを豪快に差し切ったスカーレットカラー

前走府中牝馬Sでは平均ペースの流れではあったが、1頭だけ直線大外から強烈な末脚を披露。豪快に差し切り、1馬身1/4抜けて重賞初制覇を飾った。稍重馬場ながら上がり3ハロン33秒2の決め手は凄い。2走前のクイーンSでも上がり3ハロン33秒4の脚を使い、ミッキーチャームにクビ差まで迫り2着。コース形態がかなり違う2場でのこのパフォーマンスは光る。充実と同時に本格化を迎えた可能性がある。3歳馬との力関係、レース展開もカギになりそうだが、古馬の中では要注目馬。騎乗予定の岩田康誠騎手の手腕にも期待だ。

ラッキーライラック 京都芝2200mで変わり身があるか

今年は2月の中山記念で強敵を相手に2着と善戦。それを考えると、その後の成績は物足りないかもしれない。3戦すべて牝馬限定戦のレースだが、人気よりも着順が下回る結果となった。それぞれペースは違うが、阪神牝馬Sとヴィクトリアマイルはワンターンのマイル戦。府中牝馬Sはコーナーが3つだが、ワンターンに近かった。今回はコーナーが4回ある京都芝2200m。距離が延びる点はどうかだが、いい方に出る可能性もある。いずれにしても瞬発力勝負では分が悪そうなので、中山記念の時のように多少強引でも自分から動いていきたい。

クロコスミア 3年連続の好走なるか

今年も秋は府中牝馬Sからエリザベス女王杯というローテーションを採択。過去2年は9番人気の伏兵ながら2着に残り、波乱を演出した。京都芝コースは未勝利なのだが、不思議とこのレースとの相性はいい。とにかく先行してどこまで粘れるかというわかりやすいタイプだ。府中牝馬Sの内容は年々若干落ちてきているような気もするが、今年のヴィクトリアマイルが気迫あふれる好内容。11番人気ながら3着に激走し、存在感を見せつけた。よって、年齢的な衰えはおそらくないはず。スローペースに持ち込むことができれば、チャンスはでてくるだろう。