2022年1月30日生
3億1000万円(税抜)
父 キタサンブラック 母 インクルードベティ 母父 Include |
販売者 (有)ノーザンレーシング 落札者 (株)ダノックス |
父は菊花賞、天皇賞(春)(2回)、ジャパンC、大阪杯、天皇賞(秋)、有馬記念のG1・7勝を含む20戦12勝。4歳時と5歳時に2年連続JRA賞年度代表馬に輝いた。獲得賞金18億7684万3000円はアーモンドアイに次ぐ日本調教馬歴代2位で、JRAのレースのみなら歴代1位。産駒は天皇賞(秋)、有馬記念、G1ドバイシーマクラシック、宝塚記念を勝ったイクイノックス、皐月賞のソールオリエンスと初年度から2世代続けてG1馬を送っている。2023年の種付料は前年の500万円から倍増の1000万円。
母は米国産。米G1マザーグースS(ダート約1700m)、米G3ファンタジーS(ダート約1700m)など北米5勝。産駒ワイルドベティ(父ドゥラメンテ)は現役で1勝。本馬のおばブロンドフォグは米G1ハリウッドスターレットS2着。いとこアマゾナスは英G1フィリーズマイル3着。
母の父は米国産。米G1ピムリコスペシャルなど北米10勝。産駒にキャッシュインクルーデッド(米G1オークリーフBCS)、パンティレイド(米G1スピンスターS)、ソシオロガインク(亜G1クリアドレス賞)など。母の父としてサムズシスター(米G1ラブレアS)、プロクシー(米G1クラークS)、サンデーウィザード(新潟大賞典)、ヒーズインラブ(ダービー卿チャレンジトロフィー)などを出す。
2022年1月30日生
3億1000万円(税抜)
父 シルバーステート 母 パレスルーマー 母父 Royal Anthem |
販売者 (有)ノーザンレーシング 落札者 TNレーシング |
父は安平産。垂水S(阪神・芝1800m)など5戦4勝。屈腱炎のためわずか5戦のキャリアに終わったが、垂水Sでは1分44秒5の好タイムを記録するなど高い能力を示した。産駒にエエヤン(ニュージーランドT)、ウォーターナビレラ(ファンタジーS、桜花賞2着)、セイウンハーデス(七夕賞)、ショウナンバシット(若葉S)など。
母は米国産。北米で5勝。産駒パレスマリス(父カーリン)は米G1ベルモントS(ダート約2400m)、米G1メトロポリタンH(ダート約1600m)など北米7勝。同ジャスティンパレス(父ディープインパクト)は天皇賞(春)、阪神大賞典、神戸新聞杯など5勝。同アイアンバローズ(父オルフェーヴル)は緑風Sなど4勝、阪神大賞典2着。
母の父は米国産。G1英インターナショナルS(芝約2100m)、米G1ガルフストリームパークBCH、芝約2200m)、加G1カナディアンインターナショナルS(芝約2400m)など英加米6勝。主な産駒にプレシャスパッション(米G1ユナイティドネーションズSなどG1・3勝)。その父シアトリカルはヒシアマゾン(エリザベス女王杯)、ザグレブ(G1愛ダービー、コスモバルクの父)などを出し世界的成功を収める名種牡馬。
2022年3月26日生
3億円(税抜)
父 Kingman 母 コスモポリタンクイーン 母父 Dubawi |
販売者 吉田 俊介 落札者 TNレーシング |
父は英国産。G1愛2000ギニー(芝約1600m)、英G1セントジェイムズパレスS(芝約1600m)、英G1サセックスS(芝約1600m)、仏G1ジャックルマロワ賞(芝1600m)など英愛仏7勝の全欧年度代表馬。主な産駒にパーシャンキング(G1仏2000ギニー)、パレスピア(仏G1ジャックルマロワ賞)、シュネルマイスター(NHKマイルC)など。
母は英国産。英国で芝約1400m戦を2勝。産駒フランクネス(父フランケル)は英3勝(芝約1200〜1400m)。祖母は英G2ランカシャーオークスなど英7勝。その産駒で母の全姉にあたるアラビアンクイーンは英G1インターナショナルSで5戦無敗の英ダービー馬ゴールデンホーンを破った。
母の父は愛国産。G1愛2000ギニー(芝約1600m)仏G1ジャックルマロワ賞(芝1600m)など英愛仏5勝。産駒にガイヤース(全欧年度代表馬)、マクフィ(G1英2000ギニー)、ニューベイ(G1仏ダービー)など。母の父としての代表産駒にアダイヤー(G1英ダービー、父フランケル)、モスターダフ(英G1プリンスオブウェールズS、父フランケル)、リバティハイツ(フィリーズレビュー、父キングカメハメハ)。
2022年2月10日生
2億9000万円(税抜)
父 キタサンブラック 母 アイムオールレディセクシー 母父 Ready's Image |
販売者 社台ファーム 落札者 廣崎利洋HD(株) |
父は菊花賞、天皇賞(春)(2回)、ジャパンC、大阪杯、天皇賞(秋)、有馬記念のG1・7勝を含む20戦12勝。4歳時と5歳時に2年連続JRA賞年度代表馬に輝いた。獲得賞金18億7684万3000円はアーモンドアイに次ぐ日本調教馬歴代2位で、JRAのレースのみなら歴代1位。産駒は天皇賞(秋)、有馬記念、G1ドバイシーマクラシック、宝塚記念を勝ったイクイノックス、皐月賞のソールオリエンスと初年度から2世代続けてGT馬を送っている。2023年の種付料は前年の500万円から倍増の1000万円。
母は米国産。米G3モデスティH(芝約1900m)、米G3パッカーアップS(芝約1800m)、米G3イートンタウンS(芝約1700m)など北米10勝。産駒セクシーフェイス(父エピファネイア)は2勝(ダート1700〜1800m)。
母の父は米国産。米G2サンフォードS(ダート約1200m)を4馬身差で圧勝。米G1ホープフルSでマジェスティックウォリアーの2着。日本で出走した産駒は1頭ながら、そのサウンドカスケードが2勝。その父モアザンレディは2010年米2歳リーディングサイヤー、2007/08、2008/09シーズンの豪2歳リーディングサイヤー。母の父としての産駒にカフェファラオ(フェブラリーS、父アメリカンファラオ)など。
2022年2月23日生
2億7000万円(税抜)
父 Wootton Bassett 母 グリーンバナナズ 母父 Green Tune |
販売者 社台ファーム 落札者 金子真人ホールディングス(株) |
父は英国産。仏G1ジャンリュックラガルデール賞(芝1400m)など英仏5勝。2021年仏2歳リーディングサイヤー。産駒にアルマンゾル(G1仏ダービー)、アウダーリャ(米G1BCフィリー&メアターフ)、ウッディド(仏G1アベイドロンシャン賞)、インカーヴィル(仏G1サンタラリ賞)など。父系を遡るとその父イフラージからザフォニック〜ゴーンウエストに辿り着く世界的に大発展する父系。
母は仏4勝。産駒アウダーリャは本馬の全姉で、米G1BCフィリー&メアターフ(芝約1900m)をコースレコードで勝利したほか、仏G1ジャンロマネ賞(芝2000m)も勝利。同牝系にG1香港Cのジムアンドトニック。
母の父は米国産。G1仏2000ギニー(芝1600m)、仏G1イスパーン賞(芝1850m)など仏5勝。産駒にザゴラ(米G1BCフィリー&メアターフ)、リュヌドール(伊G1リディアテシオ賞)。母の父としての産駒にフィエールマン(菊花賞、父ディープインパクト)、ポリドリーム(仏G1モーリスドゲスト賞、父オアシスドリーム)など。日本では8頭が出走し6頭がJRAのレースで勝ち上がるという高い勝ち馬率を誇る。その父グリーンダンサーも仏G1仏2000ギニーの勝ち馬で、ニジンスキーに辿り着く父系。
2022年5月15日生
2億5000万円(税抜)
父 エピファネイア 母 アンチュラス 母父 ディープインパクト |
販売者 追分ファーム 落札者 (株)ダノックス |
父は菊花賞、ジャパンCなど14戦6勝。母はオークス馬シーザリオ、半弟にJRA賞最優秀2歳牡馬リオンディーズ、皐月賞馬サートゥルナーリアを持つ超良血。主な産駒にデアリングタクト(JRA賞最優秀3歳牝馬、牝馬三冠、セレクトセール出身)、エフフォーリア(JRA賞年度代表馬、皐月賞、天皇賞・秋、有馬記念)、サークルオブライフ(JRA賞最優秀2歳牝馬、阪神ジュベナイルフィリーズ)。初年度から3世代連続でチャンピオンホースを送り出す次代のリーディングサイヤー候補。2023年の種付け料は国内現役種牡馬最高額の1800万円。
母は安平産。芝1400〜1600mで2勝。ファンタジーS2着、阪神ジュベナイルフィリーズ5着。産駒アンティシペイト(父ルーラーシップ)は福島民報杯など5勝、七夕賞3着。同シュトルーヴェ(父キングカメハメハ)は尾張特別など3勝。
母の父は早来産。クラシック三冠などG1・7勝の顕彰馬。種牡馬としても三冠馬コントレイルをはじめ日本ダービー馬を7頭出し、海外でもオーギュストロダン(G1英ダービー)などのクラシックホースを多数送る。2012〜22年の11年連続リーディングサイヤー。母の父としてはキセキ(父ルーラーシップ)、ドルチェモア(父ルーラーシップ)、ジェラルディーナ(父モーリス)がGT勝利。エピファネイアとの間にはアリストテレス(アメリカJCC)、オーソクレース(菊花賞2着)、ディヴァインラヴ(菊花賞3着)などを出す。
2022年3月09日生
2億2000万円(税抜)
父 ブリックスアンドモルタル 母 ソルヴェイグ 母父 ダイワメジャー |
販売者 (株)社台ブラッドメア 落札者 藤田 晋 |
父は米国産。米G1BCターフ(芝約2400m)、米G1ペガサスワールドカップターフ招待S(芝約1900m)、米G1アーリントンミリオン(芝約2000m)、米G1マンハッタンS(芝約2000m)、米G1ターフクラシックS(芝約1800m)のG1・5勝を含む北米13戦11勝。6戦全勝で締めくくった5歳時に米年度代表馬に輝いた。初年度産駒は現2歳。2歳戦開幕週から2週連続で芝1600mの新馬戦勝ち馬を出す好スタートを切っている。
母は白老産。フィリーズレビュー、函館スプリントS(コースレコード)など4勝(芝1200〜1400m)。その全妹ドロウアカードはフラワーC3着。牝系は大種牡馬リファールやシーキングザパール(仏G1モーリスドゲスト賞)などが出た名門。
母の父は千歳産。皐月賞、安田記念などを勝ち、JRA賞最優秀短距離馬に2度選出された。主な産駒にアドマイヤマーズ、メジャーエンブレム、レーヌミノル、レシステンシアなど。2015年の2歳リーディングサイヤー。母の父としてはショウナンナデシコ(かしわ記念、父オルフェーヴル)、ナミュール(チューリップ賞、父ハービンジャー)、グランブリッジ(関東オークス、父シニスターミニスター)、キミワクイーン(函館スプリントS、父ロードカナロア)、ラヴェル(アルテミスS、父キタサンブラック)などを出している。
2022年2月12日生
2億1000万円(税抜)
父 キズナ 母 ヤングスター 母父 High Chaparral |
販売者 (有)ノーザンレーシング 落札者 藤田 晋 |
父は日本ダービー、仏G2ニエル賞など14戦7勝。主な産駒にソングライン(安田記念2回、ヴィクトリアマイル)、アカイイト(エリザベス女王杯)、ディープボンド(フォワ賞)など。産駒は日本の他にもディープボンド、バスラットレオン、ソングラインが海外で重賞制覇。芝、ダート問わずマイルから長距離まで幅広いカテゴリーで活躍馬を送っている。
母は豪州産。豪G1BRCクイーンズランドオークス(芝2200m)など豪4勝。本馬が初仔。その半妹ファンスターは豪G1ATCフライトSの勝ち馬。本馬のいとこに豪G1BRCストラドブロウクHのトファネ、豪G1ATCメトロポリタンHのノーコンプロマイズなど近親にG1馬多数。曽祖母ユーザーフレンドリーはG1英オークスなどを勝った全欧年度代表馬。
母の父は愛国産。G1英ダービー、G1愛ダービー、米G1BCターフ(連覇)などG1を6勝した名馬。産駒に豪G1コックスプレートなどG1・10勝のソーユーシンク、英G1プリンスオブウェールズSのフリーイーグルなど。母の父としての代表馬にカリフォルニアスパングル(G1香港マイル、父スタースパングルドバナー)、シゲルピンクルビー(フィリーズレビュー、父モーリス)、ユニコーンライオン(福島記念、父ノーネイネヴァー)など。
2022年1月30日生
2億1000万円(税抜)
父 ドゥラメンテ 母 ドナブリーニ 母父 Bertolini |
販売者 (有)ノーザンレーシング 落札者 TNレーシング |
父は日本ダービー、皐月賞など9戦5勝のJRA賞最優秀3歳牡馬。主な産駒にタイトルホルダー(菊花賞、天皇賞(春)、宝塚記念)、リバティアイランド(オークス、桜花賞、阪神ジュベナイルフィリーズ)、スターズオンアース(桜花賞、オークス)、シャンパンカラー(NHKマイルC)、ドゥラエレーデ(ホープフルS)。初年度から3世代連続でGTホースを送り出す。芝中距離タイプが多いが、バーデンヴァイラーがダートの交流重賞マーキュリーCを勝利するなど活躍の場を広げている。2021年8月にこの世を去っており、現1歳がラストクロップとなる。
母は英国産。英G1チェヴァリーパークSなど英4勝。産駒にジェンティルドンナ(ジャパンC、牝馬三冠、G1ドバイシーマクラシックなどGT・7勝でJRA賞年度代表馬2回)、ドナウブルー(関屋記念など重賞2勝)。孫にジェラルディーナ(エリザベス女王杯)。
母の父は米国産。英G3ジュライS(芝約1200m)など英2勝。産駒にムーアハウスラッド(英G3キングジョージS)。母の父としてはジェンティルドンナ、ドナウブルーの他にはムーヴスウィフトリー(英G2デュークオブケンブリッジS、父ファー)などを出している。
2022年3月8日生
2億1000万円(税抜)
父 ブリックスアンドモルタル 母 ブルックデイル 母父 キングカメハメハ |
販売者 (株)社台ブラッドメア 落札者 金子真人ホールディングス(株) |
父は米国産。米G1BCターフ(芝約2400m)、米G1ペガサスワールドカップターフ招待S(芝約1900m)、米G1アーリントンミリオン(芝約2000m)、米G1マンハッタンS(芝約2000m)、米G1ターフクラシックS(芝約1800m)のG1・5勝を含む北米13戦11勝。6戦全勝で締めくくった5歳時に米年度代表馬に輝いた。初年度産駒は現2歳。2歳戦開幕週から2週連続で芝1600mの新馬戦勝ち馬を出す好スタートを切っている。
母は千歳産。山中湖特別(芝1800m)など4勝(1600〜2000m)。産駒ドクタードリトル(父デクラレーションオブウォー)は現1勝、毎日杯4着。祖母マンハッタンセレブの全兄マンハッタンカフェは菊花賞、有馬記念、天皇賞(春)を勝ったJRA賞最優秀4歳以上牡馬にして2009年のリーディングサイヤー。
母の父は早来産。現役時代には日本ダービー、NHKマイルCを勝ったJRA賞最優秀3歳牡馬。種牡馬としても大成功を収め、ロードカナロア、ドゥラメンテなど数々の名馬を送り、2010年、2011年のリーディングサイヤーに輝いている。母の父としてもワグネリアン、ジオグリフ、ソダシ、インディチャンプ、ブラストワンピース、モズカッチャン、アカイトリノムスメといったGT馬を送り、2020〜22年のリーディングブルードメアサイヤーとなった。本馬の父であるブリックスアンドモルタルは、ジオグリフの父ドレフォンと同じストームキャット系。
ライタープロフィール
著書に『覚えておきたい日本の牝系100』、『一から始める! サラブレッド血統入門』など。現在は『週刊競馬ブック』にてコラム『血統見聞録』を連載しているほか、『スポルティーバ』などに寄稿している。