ノーザンファーム空港
厩舎リポート

この中にGI馬が何頭もいる!

雪がすっかり解けた3月上旬、ノーザンファーム空港の全厩舎を取材! 牡馬9厩舎、牝馬9厩舎を回り、期待馬をピックアップしてもらいました。
今年は、ノーザンファーム空港営業(事務局)の杉田佳祐氏に各厩舎から杉馬≠ニして、期待の1頭を紹介してもらいました。門馬を越えられるか!?


A-1厩舎(牝馬)佐藤信乃介厩舎長

佐藤厩舎長

エスポワール24
(父コントレイル)

「現在1ハロン15秒を切るくらいで厩舎では2番手くらいの組です。背中が良いですね。柔らかく、跳びが大きいのですが、回転が利かないわけでもないので、脚は速いと思います。パワーもありますよ。メンタル的に難しい部分もあるので、そこに気を遣いながら、4月中の移動を目標にしています。持っているものはすごく良いと思います」

佐藤厩舎長

サトノアリシア24
(父サトノダイヤモンド)

エスポワール24の1つ後ろの組で、ここまで予定通りに進めてきました。背中がすごく良いですね。跳びが大きくコントロール性も問題ありません。少し緩さはありますが、しっかりしてくると思います。距離は桜花賞というよりはオークスが合うと思います。秋の阪神デビューが良さそうですね」

アンティフォナ24(父サリオス)。非常に順調。サリオスの初年度産駒の1番星になれると期待しています。

2歳世代について、「冬場に成長してくれて、ほぼほぼイメージ通り」と順調さをアピールしてくれた佐藤厩舎長。その他のオススメとしてシーリア24(父サリオス)、アンティフォナ24(父サリオス)、シャンパンルーム24(父コントレイル)を推奨してくれました。サリオス産駒は期待大のようです!

A-2厩舎(牝馬)佐野颯太厩舎長

佐野厩舎長

モアナアネラ24 (父エピファネイア)

「一番早い組です。運動神経が良く、前向きでエピファネイアの良いところが出ている印象です。スピードタイプなので、2歳戦から活躍してくれると思っています。適距離は1400〜1600m。2歳女王になってほしいですね(3月22日に移動済み)」

佐野厩舎長

バラーディスト24
(父ロードカナロア)

「お兄ちゃん(カヴァレリッツォ)がGIを獲った翌日あたりから一気に変わりました(笑)。ただ、お兄ちゃんが走る前から良い馬だと感じていましたよ。スタート、流れに乗ってからのリズム感がとても良いですね。奥深さはナンバーワンなので、1600〜2000m、その先の2400mも持つと思います。4月には入厩できると思います」(3月30日時点でしがらき在厩。入厩予定なし)

クインズムーン24(父クリソベリル)。ダートの短距離タイプ。6月の番組を目指しています。

2頭については、かなりの手応えを掴んでいそうな佐野厩舎長。その他に早めからダート戦線で活躍できそうなクインズムーン24(父クリソベリル)、北海道デビューを目指しているローガンサファイア24(父リオンディーズ)の名前も飛び出しました。

A-3厩舎(牝馬)重永亮厩舎長

重永厩舎長

イーヴンソー24
(父キタサンブラック)

「動かしたときの緩さはまだありますが、柔らかいですし、心肺機能も強そうです。これからさらに瞬発力を磨いていけば、競馬で良いパフォーマンスができると思います。距離は2400mでも問題ないと思います。夏の小倉か中京デビューを目指しているので、GW前後に移動できれば良いですね」

重永厩舎長

シーティス24
(父キズナ)

「キレキレなタイプなので、新潟デビューをイメージしながら進めてきました。走らせると、手先の軽さを感じますね。この2〜3週間で動きがかなり良くなってきています。ここから精神面が強くなっていけば良いですね。距離はマイルから、長いところも行けると思います」

マイエンフェルト24(父サートゥルナーリア)。馬体立派でバランス良し。2歳戦から!

「今のところ頓挫した馬がいないので、すごく順調です」と話す重永厩舎長。2年目の快進撃が見られそうです。ピックアップした2頭よりも早く移動できそうなのがマイエンフェルト24(父サートゥルナーリア)。新潟か福島デビューを目標にしているようです。

A-4厩舎(牝馬)東谷智司厩舎長

東谷厩舎長

サリネロ24 (父ニューイヤーズデイ)

「少し硬いところはありますが、動きが良いですね。去年うちにいたペルセアに似た雰囲気があります。力強さがあり、スピードもありそうですね。これからトレセンに入ってスピード調教をしたときに、さらにこの馬の良さが出てくると思います。血統的にもダートが向きそうなので、ダート1400mあたりを目指して進めています」

東谷厩舎長

ガルデルスリール24
(父マインドユアビスケッツ)

「3月中旬に移動、トレセンに入厩して、年末には阪神JFに出てくると思います(笑)。手応えがすごく良くて、のびやかに走ってくれます。キレる脚もありそうですよ。乗り役も、ゆっくり上がっているつもりでも、タイムが出てしまうと言っています。ダートも走れると思いますが、現状では芝のほうが良さそうです」

アスコルティ24(父コントレイル)。じっくり成長中。姉のアスコリピチェーノに負けない活躍を!

東谷厩舎長によると、現3歳世代での修正点を反映して、2歳世代は順調にきているとのこと。他にも、大物候補ならポジティブマインド24(父コントレイル)、スイススカイダイバー24(父エピファネイア)、ティッカーコード24(父スワーヴリチャード)、ギモーヴ24(父リアルスティール)、POG向きならナスノシベリウス24(父キタサンブラック)と盛りだくさんでした。

A-5厩舎(牝馬)中川晃征厩舎長

中川厩舎長

アカイトリノムスメ24
(父ブリックスアンドモルタル)

「成長が早い馬ではないので、秋デビューを目指してじっくり進めています。馬体も動きもお母さんに似ていると思います。アパパネから続く血統ですし、初仔の牝馬でうちに来てくれたということで、思い入れもあるので、活躍してもらいたいです。素質があるのは間違いありません」

中川厩舎長

アエロリット24
(父キズナ)

「まさにアエロリットにキズナが配合されたというイメージです。アエロリットよりもキレ、しなやかさがあり、タメが利きそうですね。適距離はマイル〜2000mだと思っています。GW前には移動できればと思っています。アエロリットの価値を高めるためにも、この馬に頑張ってほしいですね」

クリッパークラス24(父アドマイヤマーズ)。総合力が高いタイプ。早期から活躍できそうです。

アカイトリノムスメもアエロリットも手掛けていた中川厩舎長。牝馬に生まれてきたのは、運命かもしれません。2頭以外では、POG向きの1頭としてブチコ24(父ニューイヤーズデイ)がオススメとのこと。函館デビューも視野に入っているようです。

D-1厩舎(牝馬)山田翔太厩舎長

山田厩舎長

ガリレオギャル24
(父New Bay)

「ハロン15秒を乗りだしたところですが、動きが非常に良いですね。行きっぷりが良く、背中の感触もとにかく良いです。まだ中身が伴っていない部分もあるので、これから心身のバランスが整ってくれれば。距離はマイルくらいがちょうど良さそうです。5〜6月移動予定ですが、早まる可能性もありそうです」

山田厩舎長

アソルータ24 (父エピファネイア)

「一番進んでいる組で、3月に移動予定です。ハロン14秒を挟んでも楽々動けていますし、やっても大きく崩れず、まだまだ余力がありそうで、タフさがすごいですね。性格的には牝馬らしいところもあるので、攻め込みすぎないようにしていますが、それでも乗り込み量は豊富ですし、脚元の心配もなく楽しみです。距離はマイルから2000mまでかなと思っています」

インザスポットライト24(父インディチャンプ)。姉のライトバックより気性は穏やか。姉以上の活躍を!

この世代が初年度となる山田厩舎長。ここまで概ね思い通りにきているとのこと。その他には、インザスポットライト24(父インディチャンプ)が、3月移動が決定しており、早い時期から活躍してくれそうだと話してくれました。

D-2厩舎(牝馬)菅原洸厩舎長

菅原厩舎長

ジェンティルドンナ24 (父エピファネイア)

「遅生まれということもあり、冬の間は成長を促しながらじっくりやってきました。暖かくなるにつれ、自分が想定している以上に早く良化してきている印象です。この馬の長所は、運動神経の良さ。乗った時のバネ感はかなりあります。ポテンシャルは高いと思うので、何とかクラシックに乗せたいです」

菅原厩舎長

サロニカ24
(父モーリス)

「厩舎では3番手くらいの組で進めています。フットワークが良く、背中の柔軟性もあります。バネを感じますし、ストライドも大きく、乗り味は相当良いですよ。カッとなるところはありますが、基本的には扱いやすくて賢い馬。心肺機能も高そうなので、距離は長めが良いと思います。オークスを目指したい1頭ですね」

メリッサーニ24(父ナダル)。牡馬顔負けの馬体でダート戦線を席捲!

昨年のチャンピオンズCをダブルハートボンドが勝利。「脚元がずっと良くなかったので。諦めなくて良かったと思わせてくれた馬です」と振り返った菅原厩舎長。2歳世代も素質馬がそろっているようです。他には「ダート馬で相当良い」というのがメリッサーニ24(父ナダル)。GI馬の半妹・エピセアローム24(父エピファネイア)は、少し遅めも期待の1頭のようです。

D-3厩舎(牝馬)林寛明厩舎長

林厩舎長

ラッキーダイム24 (父キズナ)

「早期の入厩が決まっているように順調です(3月30日時点でしがらき在厩。移動予定なし)キ甲が抜けるのも早く、しっかり成長してくれています。体の芯が強く、バネ感もあり、走る馬だなと感じさせます。走り出してから気が入るところはありますが、許容範囲に収まっていますね。距離の融通は利くと思います。6月デビューもできそうですが、もう少し後ろでも良いかもしれません」

林厩舎長

クールサンバ24
(父キタサンブラック)

「ここまで問題なくきています。バネ感があり、スピードはすごくありそうだなと感じさせます。どちらかといえば前めで勝負しそうなタイプでしょうか。頭も賢く、普段からピリピリすることはないので、オンとオフがしっかりしていてメリハリがついている気性だと思います。あまり手が掛からない優等生タイプですよ」

ラルケット24(父サトノクラウン)。グングン良化。GI馬輩出の母から再度の大物誕生の予感。

「今年も良い馬がたくさんいます」と自信ありげな林厩舎長。2頭はどちらも早くからの活躍に期待できそうです。豊作の世代の中から、他ではモンペルデュ24(父ルヴァンスレーヴ)、ラルケット24(父サトノクラウン)を教えてくれました。

D-4厩舎(牝馬)富永裕也厩舎長補佐

富永厩舎長

ミスエルテ24
(父シルバーステート)

「ハロン14秒ペースで進めており、移動間近です。この馬の長所は機動力。道中はしっかり溜めて、勝負どころでジョッキーの指示に応えて、スッと動けると思いますし、切れ味もありそうです。マイルで一番力が出せそうですね。難しい血統ですが、今のところ心配もなく扱いやすいです。6月デビューを目標にしています」

富永厩舎長

ダノンオスカル24
(父ダノンキングリー)

「こちらもハロン14秒で間もなく移動予定です。気が良くて、スピードは申し分ないと思います。持って生まれたスピードで押し切るタイプだと思います。ゆくゆくは1200mを走っているかもしれませんが、1400mでデビューさせて、マイルまで持ってほしいなと思っています」

タイガーオーキッド24(父レイデオロ)。ペースアップに軽々と対応。レイデオロの代表産駒に。

昨年紹介してくれたインディチャンプ産駒のタイセイボーグがチューリップ賞を制覇。今年もD―4厩舎の意外な種牡馬枠≠ノ注目です。2頭以外では、パルティアーモ24(父モーリス)が「先々を考えたら大物感がある」、カヴァートラブ24(父エピファネイア)は「古馬の風格がある」と富永厩舎長補佐は話してくれました。

B-1厩舎(牡馬)田中洋二厩舎長

田中厩舎長

リアアメリア24
(父エピファネイア)

「成長を促しながら進めているところですが、張り、艶も出てきて、いかにも走る馬らしい、品のある好馬体なので、これは紹介せずにはいられないです。回転が良い走りをしており、それでいて前向きです。今は馬の後ろでリラックスして走るとか、我慢するときはするといったことを教えているところです。秋デビューを考えています」

田中厩舎長

イースト24
(父コントレイル)

「現在は成長段階でトモ高な部分もありますが、まだ幼いながらも肩回り、トモ回りとしっかり筋肉が付いてきています。この馬の長所は素直なところ。普段のキャンターもすごく良い子で、乗り手をあまり選びません。操縦性の良さもありそうなので、小回りでも勝負できそうです。7月の福島デビューを目標にしています」

フローレスマジック24(父エピファネイア)。好馬体で走りがきれい。秋の東京で鮮烈なデビューを!

昨年は挙げてくれたクラウトロックがダートで2戦2勝。今年も粒が揃っていそうです。田中厩舎長によると、セルフレスリー24(父Flightline)は「良い走りをしていて、心肺機能も高そう」と期待を寄せていました。早い馬ではハーレクイーン24(父キタサンブラック)、ダート路線では、メメントモリ24(父マインドユアビスケッツ)に注目です。

B-2厩舎(牡馬)木村純一厩舎長

木村厩舎長

モヒニ24
(父マインドユアビスケッツ)

「ハロン14秒を始めたところです。しなやかさと力強さの両方を兼ね備えていると思います。マインドユアビスケッツ産駒ですが、間違いなく芝馬だと感じています。気性的に一瞬の爆発力を生かしたほうが良さそうなタイプなので、距離はマイル〜1800mくらい。すごく雰囲気がある馬ですね。7月小倉デビューをイメージしています」

木村厩舎長

チャイマックス24
(父エピファネイア)

「緩さが残るものの、ストライドがとにかく伸びて、生まれ持った柔軟性で背中を広く使えています。いかにも距離が持ちそうですし、走り方を知っているなと感じますね。ズル賢い面があるので、今はそういったところを教育しています。クラシックに乗せたい、乗ってもらいたい馬ですね」

ロカ24(父リオンディーズ)。小柄で成長途上ながら、良血馬らしい雰囲気が出てきました。

「今年は過去に稔さんが言っていたような総攻撃≠ェできそうなくらい良いラインナップです」と、足立厩舎長をいじりながら(?)胸を張っていた木村厩舎長。その他には、大注目のダストアンドダイヤモンズ24(父コントレイル)は素質抜群の様子。すでに移動済みのフィリアプーラ24(父エピファネイア)が短距離路線で活躍が見込めそうです。

B-3厩舎(牡馬)足立稔厩舎長

足立厩舎長

シャンブルドット24 (父リアルスティール)

「順調にハロン15秒まで進んでいます。目をつぶっていてもリアルスティール産駒だと感じられるくらいのザ・リアルスティール=Bダート寄りかなという印象はありますが、初戦は芝でも良いかと思います。4月中旬移動を目指しています。厩舎としても楽しみな1頭ですね」

足立厩舎長

ジュベルアリ24
(父リオンディーズ)

「今はハロン14〜15秒まできています。成長がゆっくりな血統なのですが、この馬は体も立派で、途中からすんなりと行けました。クビが力強く、タフさがありますね。6月の移動を予定していましたが、5月早々には移動できるかもしれません。芝の中距離が合いそうですね。小回りを走れそうな器用さもありますよ」

スピードリッパー24(父マインドユアビスケッツ)。ダートだけでなく、芝でも走れそうな動きをしています。

毎年キャッチーなフレーズを提供してくれる足立厩舎長。今年も期待していましたが、「悪くない!」の一点張り(笑)。2頭以外だとダート路線で楽しみなスピードリッパー24(父マインドユアビスケッツ)、乗り込み量十分なアニメイトバイオ24(父ブリックスアンドモルタル)をピックアップしてくれました。その際の隠しきれない自信の笑みを、取材陣は見逃しませんでした。

B-4厩舎(牡馬)今井駿厩舎長補佐

今井
厩舎長補佐

ディープジュエリー24 (父リオンディーズ)

「一番進んでいる組で順調なので、4月の移動を予定しています。最近になり背中に芯が入ってきて、バランスも良くなり、非常に良い走りをしているので、楽しみな1頭です。芝の2000mくらいで走ってくれそうなイメージです。全体的に成長していくと、走りも大きくなってくると思います。性格も扱いやすいですよ」

今井
厩舎長補佐

タッチングスピーチ24
(父ドレフォン)

「3月中旬くらい(3月12日に移動済み)の移動を予定しています。乗っていくうちに、どんどん良くなってきたタイプ。お母さんの軽さと、ドレフォンの重さが入り、すごく良いバランスになっていますね。古馬に近い背中の安定感があり、ここから成長したらどこまでいくのか楽しみです。距離は中距離くらいが合いそうです」

ヤンキーローズ24(父サートゥルナーリア)。調教で唸っています。目標は2歳GI。

「厩舎の半分くらいは早めに移動できます。昨年と比べて1か月くらい早い」と具体的に順調さを話してくれた今井厩舎長補佐。その他で、当然気になるのがヤンキーローズ24(父サートゥルナーリア)。「乗っていて怖いくらいのスピード」と、その素質を絶賛していました。さらに、成長は早くないもののセンスがあるというインナーアージ24(父ルーラーシップ)も要チェックです。

B-5厩舎(牡馬)石塚翔大厩舎長補佐

石塚
厩舎長補佐

エマノン24
(父ブリックスアンドモルタル)

「ハロン15秒で乗り込んでおり、トップグループで進めています。来た時から馬体はしっかりしていて、シルエットは完成されているくらいでした。ストライドが大きく、エンジンも良さそうですよ。乗り手に対しても素直なので、操作性も問題ありません。これから先、負荷をかけても、もう一個ギアが上がってきそうなので、楽しみですね。3月末に移動する予定です」

石塚
厩舎長補佐

ローマンエンプレス24
(父サトノアラジン)

「こちらもハロン14秒をやり始めたところで、トップグループです。どういうタイプなのかと思っていましたが、意外と手先が軽く、器用さもありますね。ストライドは大きめですが、不器用さはなく、どんな競馬にも対応できそうです。将来的にはダートに行くかもしれませんが、最初は芝で良いと思います。スピードは水準以上ありますね」

メサルティム24(父スワーヴリチャード)。スワーヴリチャード産駒ならこの馬!

昨年のクラシックはクロワデュノールが見事、日本ダービーを制覇。GI、重賞を勝ちまくり、年が明けてもカラマティアノスが中山金杯、フェブラリーSではコスタノヴァが連覇を達成するなど破竹の勢いが続くB―5厩舎。石塚厩舎長補佐にオススメ馬を聞くと、メサルティム24(父スワーヴリチャード)が「文句なく良い馬」、Clearwing24(父Mehmas)は「スピードタイプの馬」であるようです。

B-6厩舎(牡馬)高見優也厩舎長

高見厩舎長

エアジーン24
(父コントレイル)

「現在は2番手くらいの組で進めています。イヤリングのときは硬さがあったのですが、それも抜けてきてだいぶ良くなってきました。体幹も良いですし、筋肉質で力強さがありますね。お母さんも中距離で走っていたので、この馬も芝の中距離あたりでデビューしてくれればと思っています。6月に移動して、秋競馬からの始動になるかと思います」

高見厩舎長

エディスバーグ24 (父アドマイヤマーズ)

「こちらも順調で、4月下旬に移動する予定です。1つ上のお兄さん(リゾートアイランド)もマイルで活躍してくれているので、マイルから持てば皐月賞まで走ってくれるのではないでしょうか。スピードがあり、気性的にも問題はなく、本当に素直です。早くから活躍してくれると期待しています」

パンデリング24(父モーリス)。馬体がピカピカで動きも素晴らしい!

昨年は何と言ってもミュージアムマイルが皐月賞、有馬記念を制覇するなど大活躍。現3歳世代も、名前を出してくれたアドマイヤクワッズが結果を残し、存在感を示したB-6厩舎。その他の注目馬を聞くと、高見厩舎長からはミディオーサ24(父エフフォーリア)を筆頭に、エフフォーリア産駒(アースライズ24リッスン24)に期待が寄せられました。

B-7厩舎(牡馬)齊藤嘉隆厩舎長

齊藤厩舎長

エレヴァテッツァ24 (父シスキン)

「順調に来ていて、動きが素軽いですね。息の入りがすごく良いので、おそらく強い心臓を持っていると思います。来たときは頼りなくて線も細かったのですが、年明けから急に筋肉量が増えていくと、体のバランス、動きが良くなってきました。長く良い脚を使いそうなタイプで、マイルから2000m以上でも走れると思います」

齊藤厩舎長

ラサルダン24
(父キズナ)

「トップグループで、早期デビューを目指して進めています。背中が広くて安定していて、体幹の強さを感じます。最初は気性的に難しい部分もあったのですが、今はリラックスして走れていますね。さらに精神面の成長を促していきますが、現状でも脆い感じはありません。適距離は1800m以上かなと思っています」

コンヴィクションII24(父キタサンブラック)。じわじわ成長中で3歳クラシックに向けて仕上がってきそう。

「全体的にしっかり乗り込んでいて、その中でもこの2頭は抜けて良いですよ」と総括してくれた齊藤厩舎長。その他にPOG的に面白そうな存在だというのが、カデナダムール24(父モーリス)。函館デビュー目標で、短距離重賞を狙いたい1頭とのことでした。

C-1厩舎安藤幸宏厩舎長

安藤厩舎長

スペクトロライト24 (父マインドユアビスケッツ)

「最初から一軍で、厩舎の中でも一番早いグループです。長い距離の芝で活躍できそうな印象ですね。マインドユアビスケッツ産駒ですが、馬体的にも芝が合っていそうです。当然、これからも成長が見込めますよ。北海道でゲート試験を受けて、秋一発目から行けたらと思っています」

安藤厩舎長

ペルヴィアンリリー24
(父グローリーヴェイズ)

「同じく一番早い組で進めています。距離も持ちそうなので、クラシック路線を狙っていきたいですね。ペルヴィアンリリーの仔は、1800〜2000mがベストだと思いますが、グローリーヴェイズが付いて、距離はそれ以上に持つかなと感じています。頭が小さく、軽さを感じる走りをしています。洋芝も合いそうなので、北海道デビューも良いかもしれません」

昨年紹介してくれたゾロアストロがきさらぎ賞を見事に勝利。厩舎長就任初年度から、幸先良いスタートを切り、今年もしっかりと底上げできているようです。その他では、リリーズキャンドル24(父キズナ)、グロリアーナ24(父マジェスティックウォリアー)、ジュンテオドーラ24(父ジャスタウェイ)、サピアウォーフ24(父コントレイル)の4頭も楽しみな存在です。

リリーズキャンドル24(父キズナ)。馬体が未完成ながら、良い動きをする好素材。まだ奥もありそうです。

C-2厩舎藤春猛厩舎長

藤春厩舎長

レンブランサ24
(父キタサンブラック)

「ここまで至って順調に進んでいます。母父がヘニーヒューズということもあるのか、走りは1歳の頃からしっかりしていました。そこからコースでのスピード調教でも、軌道に乗ってからは安定して、本当にしっかりしている印象です。お母さんはダート馬ですが、本馬は芝の短〜中距離だと見ています。5月から6月に移動予定です」

藤春厩舎長

ホロロジスト24
(父シルバーステート)

「3ハロン45秒を切るところまで進んでいて、3月中の移動予定で進んでいます。精神的に落ち着きがありどっしりとしていて、普段の調教中も幼いところを見せません。1つ上のセツナサ(父サートゥルナーリア)とフォルムなど似ている部分もありますが、こちらのほうがパワータイプですね。適距離はマイルから中距離というイメージです」

アンドラステ24(父コントレイル)。募集時から際立つバランスの良さ。コントレイルを一回り大きくした馬体。

厩舎取材後に、バステールが報知杯弥生賞ディープインパクト記念を勝利。現2歳世代も「早めに移動できる馬が多い」と順調さをアピールしてくれた藤春厩舎長。その他にアイスパステル24(父ホットロッドチャーリー)、エクセレンスII24(父エピファネイア)、ミッキーオリーブ24(父インディチャンプ)の名前が出ました。