昨年は牧場が送り出した種牡馬、ウインブライトの初年度産駒がデビューということでブライト産駒中心のラインナップだったコスモヴューファーム。
期待馬ウインスティーガがデビュー3戦目で勝ち上がり、第一関門を突破している。
「昨年は傾向が掴めず未知数のまま良さそうなブライト産駒をチョイスしましたが、今年は厳選して、手応えのある馬をご紹介します」と話すのは、川口祐一調教主任。
クラシック候補の1番手に名前が挙がったのは、イクスキューズ23 (牡・父ゴールドシップ)。母はクイーンCの勝ち馬で、中山金杯2着のウインイクシード、目黒記念優勝馬ウインキートスなどを送り出し、牧場の屋台骨を支える優良繁殖牝馬だ。
年齢を重ねるごとに出産が遅くなっていることを考慮して、1年間お腹を空け、満を持して誕生したのがこの馬だ。
「高齢の母から生まれたとは思えないしっかりした馬で、最高傑作と言えると思います」母の産駒を見守ってきた川口主任をも唸らせる1頭だ。
牝馬からは、ウインマリリン、ウインマーレライなど名馬を輩出してきた母を持つ、コスモチェーロ23(牝・父エピファネイア)の名前が挙がった。
「最初の頃は期待値の高さに対して動きに物足りなさを感じていましたが、今年に入り急成長。体幹がしっかりして馬体にも大物感が出てきました。期待通りに成長してくれています」と太鼓判。今年は実績のある母の産駒が虎視眈々とクラシックを狙っている。
そして、POG的に気になるのは開幕デビュー組の進捗情報だろう。
ハイキートーン23 (牡・父タワーオブロンドン)は、6月阪神デビューを目指す。
「最近では開幕から使いたいと現場から進言することはほとんどないのですが、この馬に関しては早くデビューさせたいですね。坂路での動きは牡馬の中でナンバーワン。仕掛けた時の反応が素晴らしく、前進気勢が強い。初戦から勝負になりそう」
6月の東京1600mに照準を合わせるのは、ウインジェルベーラ23(牝・父ウインブライト)。
母は7月函館で新馬勝ちを収めている。「牝馬で1番良い動きを見せていますし、トップスピードに乗る加速力は乗り役からの評価が高いです」
その他にも「素質の高さ、伸び代という部分では1番期待していて、成長次第でクラシックを意識できる」というマリアヴェロニカ23(牡・父スワーヴリチャード)、「今年のウインブライト産駒の中でトップクラス」だというフラワーウィンド23(牡)も注目株だ。
本コンテンツは、黄色のPOG本 「POGの王道」2025-2026(双葉社)の一部を掲載しています。