ダーレー・キャッスルパーク
牧場現地リポート

国内外で活躍!

ダーレー・キャッスルパークは2016年に開場したまだ若い育成場であるものの、育成馬の快進撃が止まらない。昨年のPOG取材に登場したウラヤ(牡、父New Approach)は、ダートで2連勝中。生産馬のコンバスチョン(牡、父ディスクリートキャット)は、全日本2歳優駿2着の後、UAEダービーにも挑戦するなど、ワールドワイドな活躍を続けている。

そして今年は何と言っても生産馬のファインニードルが種牡馬として初年度産駒を送り出す。レーシングオフィスアドミニストレーターの増田悠弥氏は、
「自社スタリオン繋養のアドマイヤムーンが輩出したGI馬ファインニードルの産駒を手掛けられるということは、オーナーブリーダーとして大変嬉しいこと。初年度産駒は前進気勢が強くスピードが豊富な父に似たタイプが多く出ていますから、早い時期から活躍できそうですよ」と期待を口にした。

そんな父産駒の中でもイチ押しというのが、カオール20 (牡、父ファインニードル)。近親にブラックエンブレムがいる日本でもお馴染みの血統だ。
「見た目は父らしさもあり、臀部から後肢にかけての発達した筋肉は母父コマンズの影響を強く受けています。仕掛けた時の反応が素晴らしく、短距離馬の素質を感じますね。早めの始動を考えています」と父の名を高めるような活躍を期待している。

フローラSなどを勝ち、引退後は英国で繁殖生活を送る母を持つ、Midsummer Fair20(牡、父Frankel)も注目の1頭。デビューした産駒がすべて勝ち上がっている堅実な母の仔だけに、大きな仕事をしてくれそうだ。
「毎年仔出しの良い母ですが、誰が見てもいい馬が生まれました。ピリッとした気性を持ち、爆発力がありそう。上下動の少ない綺麗な走りでクラシックディスタンスも十分こなせそうですし、これはクラシックを目指したいですね」

世界的名血というカテゴリではオータムメロディー20(牝、父ハーツクライ)を忘れてはならない。ドバイミレニアムやティンバーカントリーといった大種牡馬を送るFall Aspenファミリーの一員、半姉ピクシープリンセス(父ディープインパクト)はエリザベス女王杯3着の実績馬。
「父がハーツクライに代わって馬体に伸びが出ましたね。坂路15−15を馬なりで上がってくる姿は能力の高さを感じますし、しなやかで柔軟な動き、折り合い面も問題なく2000〜2400mの距離も難なくこなしてくれるでしょう」

初年度産駒のビーアストニッシドがスプリングSを勝利し、一躍クラシック路線の主役に躍り出た種牡馬アメリカンペイトリオットも、ダーレー・スタリオン繋養馬。2世代目になる今年の2歳も、強力な布陣を揃えている。中でもスターライト20(牝)は、抜群の動きを見せている。
「全兄スペイスフォース(牡)はダート2100mで勝ち上がりましたが、この馬は牝馬らしい素軽さが出ましたね。見た目は父似だけど、動きは母父ディープインパクトを彷彿とさせるバネ、俊敏さで芝向きのフットワークをしています」

今年も世界的血統馬がデビュースタンバイしているダーレー・キャッスルパークから目が離せない。