【日本ダービー × 過去データ分析】前走皐月賞組の着差から見るダービー最有力馬は!
2026/5/28(木)

今週日曜はいよいよ競馬の祭典、日本ダービーが行われる。第93回を迎える今年の日本ダービー、3歳馬の頂点に立つのは果たしてどの馬か、週中から検討するのも楽しい一戦だ。今回は2016年以降・過去10年のデータから今年の日本ダービーで狙える馬を探っていきたい。なお、データ分析にはJRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。
ダービー上位3番人気以内は皐月賞組が強力!
| 人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 |
| 1番人気 | 2- 3- 2- 3/ 10 | 20.0% | 50.0% | 70.0% | 35 | 87 |
| 2番人気 | 1- 3- 1- 5/ 10 | 10.0% | 40.0% | 50.0% | 53 | 78 |
| 3番人気 | 2- 3- 0- 5/ 10 | 20.0% | 50.0% | 50.0% | 82 | 89 |
| (1〜3番人気) | 5- 9- 3- 13/ 30 | 16.7% | 46.7% | 56.7% | 56 | 84 |
| (前走皐月賞) | 5- 9- 2- 6/22 | 22.7% | 63.6% | 72.7% | 77 | 108 |
| (前走青葉賞) | 0- 0- 1- 1/ 2 | 0.0% | 0.0% | 50.0% | 0 | 75 |
| (前走毎日杯) | 0- 0- 0- 2/ 2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
| (前走桜花賞) | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
| (前走弥生賞) | 0- 0- 0- 2/ 2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
| (前走スプリングS) | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
| 4番人気 | 2- 1- 0- 7/ 10 | 20.0% | 30.0% | 30.0% | 200 | 86 |
| 5番人気 | 1- 0- 0- 9/ 10 | 10.0% | 10.0% | 10.0% | 125 | 41 |
| 6番人気 | 0- 0- 2- 8/ 10 | 0.0% | 0.0% | 20.0% | 0 | 68 |
| 7番人気 | 0- 0- 2- 8/ 10 | 0.0% | 0.0% | 20.0% | 0 | 79 |
| 8番人気 | 0- 0- 0- 10/ 10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
| 9番人気 | 1- 0- 1- 8/ 10 | 10.0% | 10.0% | 20.0% | 466 | 125 |
| 10番人気以下 | 1- 0- 2- 85/ 88 | 1.1% | 1.1% | 3.4% | 105 | 57 |
(表1 日本ダービーの人気別成績(過去10年))
表1は人気別成績。1番人気馬は昨年のクロワデュノールら2勝をあげ、複勝率70%。2番人気馬は17年レイデオロが優勝し、複勝率50%。3番人気馬は22年ドウデュースら2勝をあげ、連対率・複勝率50%で連対率は1番人気馬に並んでいる。これらダービー上位3番人気以内が【5.9.3.13】。好走馬17頭のうち皐月賞組が16頭を占めており、連対率63.6%・複勝率72.7%と強力だ。複勝回収率でも100%を超えている。その他では青葉賞組が17年アドミラブルの3着1回となっている。
4番人気以下では4番人気馬が23年タスティエーラら2勝、5・9・12番人気馬が1勝ずつ。2着馬は4番人気以内におさまっているものの、3着馬は6番人気以下が過半数の7頭と目立つ。
連対馬はすべてキャリア5戦以内
| キャリア | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 |
| 3戦 | 1- 3- 0- 13/ 17 | 5.9% | 23.5% | 23.5% | 68 | 38 |
| 4戦 | 5- 4- 2- 35/ 46 | 10.9% | 19.6% | 23.9% | 45 | 38 |
| 5戦 | 4- 3- 5- 40/ 52 | 7.7% | 13.5% | 23.1% | 300 | 162 |
| (5戦以内) | 10- 10- 7- 88/115 | 8.7% | 17.4% | 23.5% | 164 | 94 |
| 6戦 | 0- 0- 3- 30/ 33 | 0.0% | 0.0% | 9.1% | 0 | 22 |
| 7戦以上 | 0- 0- 0- 30/ 30 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
(表2 日本ダービーのキャリア別成績(過去10年))
表2はキャリア別成績。4戦の馬が20年コントレイルら最多の5勝をあげ、勝率・複勝率トップ。5戦(※前走皐月賞除外の一昨年ダノンデサイルを含む)の馬は18年ワグネリアンら4勝をあげている。3戦の馬は21年シャフリヤールが優勝し、連対率トップ。複勝率は3・4・5戦いずれも23%台と拮抗している。これら5戦以内に連対馬がすべておさまっており、3着以内馬も27頭と大半を占めている。
6戦の馬は3着3回で、このうち2頭は上位2番人気以内に支持されていた。7戦以上の馬はすべて5着以下に敗れていた。
皐月賞で勝ち馬から0.5秒以内、なかでも0.1〜0.2秒負けが好成績
| 前走着差(秒) | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 |
| 前走皐月賞 | 7-10- 6-76/99 | 7.1% | 17.2% | 23.2% | 38 | 53 |
| 勝0.3〜0.5 | 0- 2- 0- 1/ 3 | 0.0% | 66.7% | 66.7% | 0 | 170 |
| 勝0.1〜0.2 | 1- 1- 1- 1/ 4 | 25.0% | 50.0% | 75.0% | 35 | 92 |
| 勝0.0 | 0- 1- 0- 2/ 3 | 0.0% | 33.3% | 33.3% | 0 | 40 |
| 負0.0 | 0- 1- 1- 2/ 4 | 0.0% | 25.0% | 50.0% | 0 | 100 |
| 負0.1〜0.2 | 2- 2- 0- 1/ 5 | 40.0% | 80.0% | 80.0% | 246 | 124 |
| 負0.3〜0.5 | 3- 3- 3-15/24 | 12.5% | 25.0% | 37.5% | 48 | 95 |
| 負0.6〜0.9 | 1- 0- 0-23/24 | 4.2% | 4.2% | 4.2% | 52 | 17 |
| 負1.0〜1.9 | 0- 0- 1-26/27 | 0.0% | 0.0% | 3.7% | 0 | 19 |
| 負2.0〜2.9 | 0- 0- 0- 4/ 4 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
| 負3.0〜3.9 | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
(表3 皐月賞組の前走着差別成績(過去10年))
表3は出走馬の過半数を占める前走皐月賞組の皐月賞における着差別成績。表の上部の皐月賞1着馬は【1.4.1.4】でダービーとの2冠を達成したのは20年のコントレイルのみ。今年の皐月賞1着馬はロブチェンで2着との着差は0.2秒だった。
一方、前走皐月賞で2着以下に敗れた馬でダービーにおいて好走したのは勝ち馬と0.5秒差以内に集中している。なかでも0.1〜0.2秒負けの馬は23年タスティエーラら2勝をあげ、連対率・複勝率80%と非常に高い。連対した4頭はすべて前走皐月賞2着で、唯一6着に敗れたダンビュライトは皐月賞3着だった。これは数字上の偏りではなく、中山適性の差で皐月賞において僅差敗れていた総合力の高い馬が東京の舞台で好走しやすい、ということと見ている。
今年の皐月賞では勝ち馬と0.2秒差の2着がリアライズシリウス、また0.3〜0.5秒差は3着ライヒスアドラー、4着アスクエジンバラ、5着フォルテアンジェロ、6着サウンドムーブ(ダービー出走予定なし)、7着グリーンエナジーが該当している。
他路線組は前走連対が必須、6番人気以下の好走が目立つ
| 年度 | 馬名 | 人気 | 着順 | 前走成績 |
| 2025 | ショウヘイ | 6 | 3 | 京都新聞杯1着 |
| 2024 | ダノンデサイル | 9 | 1 | 京成杯1着 |
| 2023 | ハーツコンチェルト | 6 | 3 | 青葉賞2着 |
| 2021 | シャフリヤール | 4 | 1 | 毎日杯1着 |
| 2019 | ロジャーバローズ | 12 | 1 | 京都新聞杯2着 |
| 2018 | コズミックフォース | 16 | 3 | プリンシパルS1着 |
| 2017 | アドミラブル | 1 | 3 | 青葉賞1着 |
(表4 前走皐月賞組以外の日本ダービー好走馬(過去10年))
表4は皐月賞以外の他路線から好走した馬の一覧。これら7頭はすべて前走で連対しており、これはダービー好走の必須条件といえる。前走連対馬は【3.0.4.54】で、そのうち日本ダービーで上位5番人気以内に支持された馬は【1.0.1.14】と2頭しか好走していない。日本ダービーで6番人気以下と伏兵扱いだった馬が5頭好走しており、注意が必要だ。
前走から継続騎乗、なかでもダービー3番人気以内は好成績
| 前走騎手 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 |
| 同騎手 | 8- 9- 8- 89/114 | 7.0% | 14.9% | 21.9% | 148 | 61 |
| (今回3番人気以内) | 5- 8- 3- 7/ 23 | 21.7% | 56.5% | 69.6% | 73 | 102 |
| (今回4番人気以下) | 3- 1- 5- 82/ 91 | 3.3% | 4.4% | 9.9% | 167 | 51 |
| 乗り替わり | 2- 1- 2- 59/ 64 | 3.1% | 4.7% | 7.8% | 31 | 71 |
(表5 日本ダービーの前走から騎手が継続騎乗か乗り替わりかの比較(過去10年))
表5は前走から騎手が継続騎乗か乗り替わりかの比較。同じ騎手が前走から継続騎乗した馬が昨年のクロワデュノールら大半の8勝をあげ、連対率・複勝率は乗り替わりの馬を大きく上回っている。継続騎乗の馬は日本ダービーで3番人気以内の馬が5勝をあげ、連対率56.5%・複勝率69.6%と好成績をあげている。
【結論】
軸はリアライズシリウス! 穴でフォルテアンジェロ、大穴はメイショウハチコウ
今年の皐月賞はロブチェンが逃げ切って、1分56秒5のコースレコード。いわゆる行った行ったの展開で、逃げ切ったロブチェン、2番手から2着のリアライズシリウスが恵まれたように見えるが、前半58秒9とペースは緩まず、後半1000mも57秒6と、地力の高さで好走したものだった。今回の日本ダービーでもペースを緩めることなく、持久力勝負に持ち込むだろう。
軸は皐月賞2着リアライズシリウス。今回推定3番人気以内で前走皐月賞組(表1)、キャリア5戦(表2)、前走皐月賞で0.2秒差負け(表3)、前走から津村騎手が継続騎乗予定(表5)と強調材料が当てはまる。前走皐月賞が初の2000mでも問題なく、右回りでも力を見せた。東京コース替わりは間違いなくプラスで、勝つ可能性も十分にあると見る。
ロブチェンも持久力を生かすレースをするはずで有力なのは間違いない。皐月賞で0.5秒差以内だった馬からは3着ライヒスアドラー、5着フォルテアンジェロに注目。なかでも5着だったフォルテアンジェロはスタートでの出遅れがすべてといった負け方で、後方からメンバー中上がり最速で伸びてきた。ホープフルS2着と地力はある馬でキャリア4戦、前走から荻野極騎手が継続騎乗の予定で、穴で狙って面白い一頭だ。
大穴ならキャリア5戦、前走プリンシパルS勝利で2連勝、近2走と同じM.ディー騎手が騎乗予定のメイショウハチコウを挙げておきたい。
ライタープロフィール

ケンタロウ(けんたろう)
1978年6月、鹿児島県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。初めて買った馬券が大当たりし、それから競馬にのめり込むように。データでは、開催日の馬場やコース適性に注目している。好きなタイプは逃げか追い込み。馬券は1着にこだわった単勝、馬単派。料理研究家ではない。


