第1848回【マイラーズC × 過去データ分析】勝利に近いのは前走G1・G2出走馬!|競馬情報ならJRA-VAN

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【マイラーズC × 過去データ分析】勝利に近いのは前走G1・G2出走馬!

2026/4/23(木)

高松宮記念から4週続いたG1も今週はひと休み。青葉賞、フローラS、そしてマイラーズCと、春後半の大レースへ向けたG2が3競走組まれている。今回はこのうち、安田記念のステップレース・マイラーズCについて、JRA-VAN DataLab.TARGET frontier JVを利用して過去の傾向を分析したい。

穴馬の出番は少ない。荒れるなら多頭数か

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1 4-3-1-2/10 40.0% 70.0% 80.0%
2 2-2-2-4/10 20.0% 40.0% 60.0%
3 1-1-1-7/10 10.0% 20.0% 30.0%
4 1-1-2-6/10 10.0% 20.0% 40.0%
5 1-2-0-7/10 10.0% 30.0% 30.0%
6 1-0-1-8/10 10.0% 10.0% 20.0%
7 0-1-1-8/10 0.0% 10.0% 20.0%
8〜 0-0-2-61/63 0.0% 0.0% 3.2%

(表1 人気別成績)

過去10年、1番人気が【4.3.1.2】で複勝率80.0%の好成績をマーク。2番人気も【2.2.2.4】同60.0%と上々で、3〜6番人気は各1勝をマーク。落ち着いた頭数で行われる年が少なからずあるためか、優勝馬はすべて6番人気以内、連対馬は7番人気以内に収まっている。3連単の配当が3万円を超えた3回はいずれも15頭立てだったが、17頭立てだった一昨年は6280円止まり。荒れるとすれば多頭数の時にかぎられるが、多頭数だからといって必ずしも荒れるというわけではない。

4、5歳が複勝率30%台をマーク

年齢 着別度数 勝率 連対率 複勝率
4歳 4-5-3-27/39 10.3% 23.1% 30.8%
5歳 3-1-6-21/31 9.7% 12.9% 32.3%
6歳 2-1-0-22/25 8.0% 12.0% 12.0%
7歳以上 1-3-1-33/38 2.6% 10.5% 13.2%

(表2 年齢別成績)

年齢別では4歳が【4.5.3.27】で複勝率30.8%の好成績。5歳【3.1.6.21】が複勝率では32.3%と4歳を上回るが、好走時の3着止まりが多いため連対率では4歳が優勢。6歳以上は計【3.4.1.55】複勝率12.7%と劣勢で、4〜5歳が中心になる。

前走JRA・G2組が6勝・勝率42.9%

前走クラス 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1勝クラス 0-0-0-1/1 0.0% 0.0% 0.0%
3勝クラス 1-0-1-5/7 14.3% 14.3% 28.6%
OPEN 0-3-2-43/48 0.0% 6.3% 10.4%
中央G3 2-5-5-39/51 3.9% 13.7% 23.5%
中央G2 6-1-0-7/14 42.9% 50.0% 50.0%
中央G1 0-0-2-4/6 0.0% 0.0% 33.3%
地方 0-0-0-2/2 0.0% 0.0% 0.0%
海外 1-1-0-2/4 25.0% 50.0% 50.0%

(表3 前走クラス別成績)

前走クラス別(中央)ではG2に出走していた馬が【6.1.0.7】と過半数の6勝を挙げ、勝率42.9%・連対率50.0%の好成績。まずは前走G2組に注目したい。また、前走G1組は【0.0.2.4】と連対こそないが、複勝率は33.3%と悪くない。この前走G1・G2組は、表2で高複勝率を残していた4〜5歳馬にかぎると【5.1.2.3】で複勝率は72.7。6歳以上はG2組が【1.0.0.4】、G1組が【0.0.0.4】に終わっている。

その他、前走3勝クラスからの好走馬2頭はどちらも4歳だったが、今年は該当なし。また、前走で海外のレースに出走していた馬の登録もなかった。

G3組は前走4番人気以内が好成績

馬名 年齢 マイラーズC 前走 主な重賞実績


レース

2016 クルーガー 4 3 1 中日新聞杯 2 6 京成杯3着
ダノンシャーク 8 5 2 阪急杯 7 7 マイルCS1着
クラレント 7 11 3 ダービー卿CT 11 14 デイリー杯2歳S1着
2017 エアスピネル 4 1 2 東京新聞杯 1 3 デイリー杯2歳S1着
ヤングマンパワー 5 7 3 東京新聞杯 2 6 富士S1着
2018 モズアスコット 4 2 2 阪急杯 1 2 阪急杯2着
2019 パクスアメリカーナ 4 4 3 京都金杯 1 1 京都金杯1着
2020 ヴァンドギャルド 4 2 3 東京新聞杯 2 6 毎日杯3着
2021 カイザーミノル 5 9 3 オーシャンS 3 5 オーシャンS5着
2022 ホウオウアマゾン 4 1 2 東京新聞杯 3 12 アーリントンC1着
2025 ロングラン 7 5 1 小倉大賞典 4 1 小倉大賞典1着
ジュンブロッサム 6 1 2 東京新聞杯 6 10 富士S1着

(表4 前走中央G3からの好走馬)

前走G3組は好走馬が多い一方で、【2.5.5.39】と2〜3着止まりも多い。そんな中で勝ちきった2頭を見ると、2016年のクルーガー、昨年のロングランはともにデビューから前走まで1800m以上ばかりに出走しており、マイラーズCがマイル戦初出走だった。今年のG3組には同タイプはおらず、2〜3着候補と考えたい。

G3組で複勝率が高いのは前走で4番人気以内の支持を受けていた馬で、【2.3.4.8】複勝率52.9。前走5番人気以下は【0.2.1.31】同8.8%と大差がついている。前走着順は6着以内なら【2.2.4.10】複勝率44.4%、7着以下は【0.3.1.29】同12.1%と、6着くらいには入っているのが理想だ。この前走人気・着順を合わせ「前走4番人気以内かつ6着以内」なら【2.2.4.3】複勝率72.7と、前記のG1・G2組の4〜5歳馬と互角になる。ほかに前走が年明けだったことや(好走馬12頭すべて)、5歳以上なら重賞勝ち馬(6頭中5頭)、4歳なら重賞3着以内の実績馬(6頭すべて)というあたりもチェックポイントだ。

オープン特別組なら前走マイル戦で2番人気以内

馬名 マイラーズC 前走
人気 着順 レース 距離 人気 着順
2019 グァンチャーレ 5 2 洛陽S 芝16 1 1
2020 ベステンダンク 7 2 ディセンバーS 芝18 5 12
2021 アルジャンナ 3 2 洛陽S 芝16 2 5
2022 ファルコニア 4 3 六甲S 芝16 2 2
2025 セオ 2 3 六甲S 芝16 2 4

(表5 前走オープン特別からの好走馬)

最後に表5は前走オープン特別からの好走馬5頭で、こちらは全馬が2、3着止まり。そのうち4頭に共通するのが前走もマイラーズCと同じマイル戦に出走し、2番人気以内の支持を受けていたことだ。この「前走マイル戦2番人気以内」を満たせば【0.2.2.10】複勝率28.6%と、オープン特別組全体(同10.4%)に比べれば好走確率はかなり向上する。

【結論】

一昨年の朝日杯FS優勝馬・アドマイヤズームの復活か!?

マイラーズCで好成績を残しているのは、前走でG1・G2に出走していた4〜5歳馬(表3本文)と、前走G3で4番人気以内かつ6着以内だった馬(表4本文)。前走G3組は前述のように本年は2〜3着候補となるため、まずは前者に注目したい。

今年の登録馬で前走がG1・G2だった4〜5歳馬は、アドマイヤズームシックスペンスの2頭だ。ただ、シックスペンスは前走がダートG1のフェブラリーS。マイラーズCの過去10年で前走がダートだった馬は【0.0.0.7】(うちフェブラリーS【0.0.0.2】)、そして前走G1組からは連対馬が出ていないため、この2頭の比較では前走G2(スワンS)のアドマイヤズームが上位。2024年に今回と同コースで朝日杯FSを制した同馬の復活が期待できそうだ。

前走G3で「4番人気以内かつ6着以内」だった登録馬はウォーターリヒトファーヴェントで、ウォーターリヒトは昨年の東京新聞杯優勝馬。一方ファーヴェントは重賞優勝実績を持たない点が5歳馬としては減点材料(表4本文)となるため、この2頭ではウォーターリヒト上位と考えたい。昨秋このコースのマイルCSで3着に激走しており、チャンスは大いにありそうだ。

そしてオープン特別組で「前走マイル戦1〜2番人気」には、六甲Sを1番人気で勝ってきたベラジオボンドが該当する。その他、6歳以上ではあるが前走G2のシャンパンカラーや、前走G3で「4番人気以内」は満たすエルトンバローズあたりも押さえ候補としたい。

ライタープロフィール

浅田知広(あさだ ともひろ)

1970年12月、埼玉県生まれ。立命館大学文学部中退後、夕刊紙レース部のアルバイト、競馬データベース会社を経て、現在はフリー。パソコンが広く普及する以前から、パソコン通信でデータ手入力方式の競馬予想ソフトを公開するなど、競馬のみならずPCやネットワークにも精通。その知識を活かし、Webや雑誌で競馬ライターとして活躍するかたわら、ネットワークの専門誌にも連載を持つ。


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