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京王杯2歳Sを2歳コースレコードで制したコラソンビート
新馬(東京芝1600m)はボンドガールとチェルヴィニアに敗れて3着だったが、次走未勝利(東京芝1600m)を逃げ切り初勝利。続くダリア賞で差し切り勝ちを果たすと、前走京王杯2歳Sは鋭い決め手で追い比べを制して重賞初制覇。勝ち時計の1分20秒6(良)は2歳コースレコードだった。メンバー中唯一の3勝馬であり、現時点での完成度が高い。自在なレース運びができそうな点も強みだ。今回は関西への輸送があり、初めての右回りコースでどんな走りをするか、という点が気になるところ。ライバルとの力関係も重要になってくるだろう。
新潟2歳Sを勝利したアスコリピチェーノ
東京芝1400mの新馬を勝ち上がり、次走は新潟2歳Sに出走。1番人気に支持されるなか、4コーナー5番手から最後の直線でしっかりと抜け出して重賞初制覇を飾った。勝ち時計の1分33秒8(良)は、同じダイワメジャー産駒のセリフォスが21年にマークした勝ち時計と奇しくも同じだった。本馬もマイルの適性が高く、高い素質を持っていそうだ。今回、約4か月の休み明けだが、早めに栗東に入って調整が進められている。黒岩陽一厩舎としては、惜敗した21年(ラブリイユアアイズで2着)の悔しさがあるはず。今回こそは勝利をつかみたい。
2走前のサフラン賞は勝ち馬にうまく内をすくわれて2着と敗れてしまったが、前走赤松賞を勝って2勝目を挙げた。過去10年の赤松賞の勝ち馬にはディアマイダーリン、クロコスミア、マウレア、シャインガーネット、アカイトリノムスメ、ナミュールなど、後に重賞で活躍した馬が多くいる。国枝栄厩舎は阪神ジュベナイルフィリーズでサトノレイナス(20年2着)、サークルオブライフ(21年1着)と2頭の連対馬を送り込んでいる。今回、早めに栗東に入り、鞍上にはC.ルメール騎手を確保と意欲十分、態勢も万全とうかがわせる。要警戒の一頭だろう。
半姉にサラキア(20年有馬記念2着など)、全兄にサリオス(19年朝日杯フューチュリティS1着など)がいる良血馬。新潟芝1600mの新馬(牝)は3着と敗れてしまったが、2戦目の未勝利(阪神芝1800m)を3馬身半差で完勝した。前走アルテミスSは直線でチェルヴィニアとの追い比べに敗れて2着。マイル戦も全く問題はなく、いい脚を使っていた。単に勝ち馬が強かったと見るべきだろう。阪神芝外回りコースでの叩き合いは望むところ。うまくレースの流れに乗ることができれば、十分上位争いに加わることができそうだ。
デビュー2戦目の未勝利(小倉芝2000m)を4馬身差で圧勝。続く前走萩Sは全馬がほぼ一団となって最後の直線に入る展開のなか、馬場の中ほどからいい脚を使って抜け出し2勝目を挙げた。まだ緩さが残るので成長を待ちたい感じもするが、いい決め手を持っていて素質は高い。同じ斉藤崇史厩舎で管理されたクロノジェネシスは、距離1800mしか経験がなかったなか、18年の阪神ジュベナイルフィリーズで追い込み2着と好走した。仮に後方からの追走となっても、最後の直線距離は十分あるので、末脚勝負で上位に食い込むことができるかもしれない。