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JBCクラシック(盛岡)を快勝したテーオーケインズ
本格化した2021年以降の成績は9戦6勝で、そのうち中京ダートで3勝を挙げている。昨年のチャンピオンズカップはスローペースの流れのなか内目でうまく立ち回り6馬身差の圧勝。上がり3ハロン35秒5はメンバー中ダントツで、1頭だけ決め手が違った。今年の平安Sでは斤量59キロを背負い2馬身半差の完勝を飾った。地方や海外のレースでは崩れることもあるが、JRAのレースでは安定して強いパフォーマンスを見せてくれる可能性が高い。今年のメンバーは昨年に比べると手薄の印象もあるので、ここは負けられない一戦だ。
今年3月にUAEダービー(G2・ダート1900m)で重賞初制覇。日本調教馬としては2016年のラニ以来となる同レースの勝利だった。今秋は日本テレビ盃(船橋)から始動。伏兵フィールドセンスに差されて2着と敗れたが、ペイシャエスやノットゥルノには先着した。前走JBCクラシック(盛岡)は押し出されてハナへ行き、スローペースに持ち込む競馬。最後はテーオーケインズの決め手に屈したが2着に残った。現3歳世代ではトップクラスの力があり、展開的に有利になりやすいレース運びができる点が強み。初となるJRAの重賞でも期待したいところ。
6走前にダートに転向すると、1勝クラス→香取特別→雅S→名古屋城Sと怒涛の4連勝をマーク。続くアンタレスSは1番人気に支持され、レースは勝利目前のところをオメガパフュームに豪脚で差し切られて2着に敗れた。残念ではあったが、実績断然の馬を相手にして、重賞でいきなり好勝負できた点を評価したい。まだ4歳と若く、ダートのキャリアも浅いので成長の余地もあるだろう。デビュー以来最長(約5か月)のブランクは気になるが、楽しみな一戦だ。
曾祖母にエアグルーヴ、近親にドゥラメンテらがいる良血馬。芝で3勝クラスを勝ち上がり、オープンクラスに入ったが、3走前から挑んだダートであらたな一面を見せている。休み明けのジュライSで2着に入った後、BSN賞1着、そして前走シリウスSで重賞初制覇を飾った。そのシリウスSは先団勢を見ながら追走し、抜群の手ごたえで最後の直線に入ると早めに抜け出し、最後はハピの追撃を振り切った。今後はダートで一層の活躍が見込めそうだ。今回、ダートG1初挑戦。G1/Jpn1・3勝を挙げているテーオーケインズにいきなり勝つのは大変そうだが、その他の馬とは十分勝負になるだろう。
みやこSを制したサンライズホープ
2021年シリウスSでウェスタールンドを2着に下して重賞初制覇。その後はG1のチャンピオンズカップやフェブラリーSで二けた着順に敗れるなど凡走が続いていたが、前走みやこS(阪神ダート1800m)で重賞2勝目を挙げた。スタートがうまく決まらず、中団よりも後ろからの追走となったのは誤算だったようだが、大外を回って追い上げると、最後の直線はしぶとく脚を伸ばして激しい競り合いを制した。揉まれずに気分よく走ることができるかが大きな鍵となるタイプだ。G1であっても、もう少しいい競馬ができても不思議はない。