優駿牝馬（オークス）2023 血統分析｜G1特集

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母も母父もＧ１勝ち馬のリバティアイランドが不動の本命！

1）父ナスルーラ系を除けばほぼ互角の戦いか

種牡馬系統別成績を見ると、アベレージが突出した系統はない。未勝利のナスルーラ系以外ならどこからでも買えそうだ。

●マイナス評価…父ナスルーラ系

【父馬の系統別成績（過去10年）】

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【過去10年の連対馬の父と母父】

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2）母父はノーザンダンサー系かヘイルトゥリーズン系がベター

母父成績は、好走数でノーザンダンサー系、勝率でサンデーサイレンス（ＳＳ）系以外のヘイルトゥリーズン系がリードし、ナスルーラ系は不振。父ＳＳ系×母父ミスタープロスペクター系／その他の系統という配合も計[0.1.6.41]なので買いづらい。

勝ち馬10頭中８頭が５代前までにノーザンダンサーのインブリードあり。この点もチェックしたい。

◎プラス評価……父ＳＳ系×母父ノーザンダンサー系またはヘイルトゥリーズン系
　〇プラス評価……ノーザンダンサーのインブリードあり
　●マイナス評価…母父ナスルーラ系／父ＳＳ系×母父ミスタープロスペクター系またはその他の系統

　

【母父の系統別成績（過去10年）】

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3）父の距離適性と生産者が重要

勝ち馬の父は８頭で、うち６頭は芝2400ｍ以上のＧ１勝ち馬。残りのロードカナロアとFrankelは「自身はマイルＧ１勝ち馬。父が芝2400ｍのＧ１勝ち馬」だ。またノーザンファーム生産馬が[4.6.8.42]、社台ファーム生産馬が[3.2.0.19]と、この２つの牧場で３着以内馬の８割近くを占めている点も見逃せない。

◎プラス評価……父が芝2400ｍ以上Ｇ１の勝ち馬
　○プラス評価……父がマイルＧ１勝ち馬／その父が芝2400ｍＧ１勝ち馬
　○プラス評価……ノーザンファーム生産馬と社台ファーム生産馬

4）母父・母の実績も重要

勝ち馬の母父は10頭中５頭が海外種牡馬、３頭が輸入種牡馬で、すべて欧米の重賞勝ち馬。残る２頭は外国産馬グラスワンダーと持ち込み馬のキングカメハメハだ。全体として「ベースは海外。マイル以下で活躍」というイメージが強い。勝ち馬10頭の母母父も海外種牡馬・輸入種牡馬で、うち６頭は欧州で重賞を勝っている。

勝ち馬は母系も優秀。母〜祖母あたりが重賞ウィナーなら強調材料となりそうだ。

◎プラス評価……母父が海外種牡馬か輸入種牡馬でマイル前後の重賞勝ち馬
　◎プラス評価……母母父が海外種牡馬・輸入種牡馬で欧州の重賞ウィナー
　◎プラス評価……母〜曾祖母が重賞勝ち馬

【勝ち馬の母父の短距離実績／母系の活躍馬】

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結論

リバティアイランドは父ドゥラメンテ×母父がヘイルトゥリーズン系のAll American（豪マイルＧ１勝ち馬）、母ヤンキーローズも豪Ｇ１馬、母母父Xaarはサラマンドル賞などを勝っている。ノーザンファーム生産馬でもあり、不動の本命だろう。

一発があるとしたら父ハーツクライ×母父シンボリクリスエス（芝マイル戦でデビュー勝ち）、祖母スーアが伊1000ギニー勝ち馬で、社台ファーム生産のソーダズリング。父キタサンブラック×母父ファルブラヴ（マイルＧ１勝ち）でダンスインザムードを祖母に持つヒップホップソウル、父ゴールドシップ×母父Shamardal（マイルＧ１勝ち）で母オレゴンレディがＧ３を勝っているゴールデンハインドあたりも面白い。

父ＳＳ系×母父ミスタープロスペクター系のコナコーストやライトクオンタムは割引だ。

【リバティアイランドの血統表】

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