第70回 阪神ジュベナイルフィリーズ 血統分析｜G�T特集

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半姉ソウルスターリングのシェーングランツが有力！

1）人気サイドのＳＳ系とミスタープロスペクター系が中心

過去10年間の種牡馬系統別成績は以下の通り。10年連続で馬券に絡んでいるサンデーサイレンス（ＳＳ）系と、これを率で上回るミスタープロスペクター系の争いだ。特に５番人気以内だとＳＳ系が勝率20.6％、複勝率50.0％、ミスタープロスペクター系が勝率28.6％、複勝率57.1％と、ともに安定感アップ。この両者が中心だ。

◎プラス評価……父ＳＳ系・ミスタープロスペクター系の人気サイド
　●マイナス評価…父がＳＳ系以外のヘイルトゥリーズン系／ナスルーラ系

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【過去10年の連対馬の父と母父】

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2）意外と大切な2400ｍ向きの血

１着馬の父とその産駒には芝2400ｍＧ１の勝ち馬が多い。またローブティサージュの母父SingspielはジャパンＣ１着、メジャーエンブレムの母父オペラハウスはキングジョージ１着、ソウルスターリングの母スタセリタはヴェルメイユ賞１着と、母系や母父が2400ｍ適性を補っているパターンもある。

◎プラス評価……父母、その産駒、母父が芝2400ｍＧ１勝ち馬

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3）母の父はノーザンダンサー系がベスト

母の父の系統別成績はノーザンダンサー系が一歩リード。ただし５番人気以内に絞るとノーザンダンサー系が勝率27.3％、ミスタープロスペクター系が勝率33.3％と逆転し、マイナー系（その他の系統）も悪くない。勝ち馬のうち７頭がノーザンダンサーのインブリードを持ち、５頭は母の母の父がナスルーラ系というのも特筆事項。また勝ち馬の母父は10年連続で外国馬、うち９年は海外種牡馬という点もポイントだ。

◎プラス評価……母父ノーザンダンサー系またはミスタープロスペクター系の人気サイド
　○プラス評価……ノーザンダンサーのインブリードあり／母母父がナスルーラ系
　○プラス評価……母父が海外種牡馬
　●マイナス評価…母父がヘイルトゥリーズン系〜ＳＳ系／ナスルーラ系

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4）母系の優秀性が大切

ビワハイジ、レーヴドスカー、スタセリタといったＧ１馬をはじめ、勝ち馬の母は現役成績や繁殖成績が優秀。２着馬の母も重賞勝ち馬が多い。母自身が２勝以上またはＧ１勝ち、近親に重賞勝ち馬がいる、という２点は強調材料となりそうだ。

○プラス評価……母が２勝以上またはＧ１勝ち馬／近親に重賞勝ち馬がいる

結論

各種プラス条件に合致するのがシェーングランツ。父ディープインパクト、姉ソウルスターリングだからここを勝って不思議のない血統だ。父ダイワメジャー×母父ホワイトマズル、近親にラブリーデイのいるグレイシアも好勝負か。

ダノンファンタジーは母父がナスルーラ系、クロノジェネシスは父がナスルーラ系で強くは推せない。

【シェーングランツの血統表】

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