ホープフルステークス2023 血統分析｜G1特集

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父スワーヴリチャードで曾祖母は英オークス馬のヴェロキラプトルが最右翼！

1）ＳＳ系とミスタープロスペクター系の戦い

過去９年のホープフルＳ（Ｇ２当時も含む）は、勝利数・好走数の多い父サンデーサイレンス（ＳＳ）系と勝率の高い父ミスタープロスペクター系の争い。他の系統には厳しいレースだ。

◎プラス評価……父ミスタープロスペクター系
　〇プラス評価……父ＳＳ系
　●マイナス評価…上記以外の種牡馬の産駒

【父馬の系統別成績（過去９年）】

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【連対馬の父と母父（過去９年）】

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2）母父はナスルーラ系とヘイルトゥリーズン系に注目

さまざまな系統の母父から勝ち馬が出ている。勝率から、ナスルーラ系とＳＳ系以外のヘイルトゥリーズン系が一歩リードといったところか。

○プラス評価……母父ナスルーラ系／母父ＳＳ系以外のヘイルトゥリーズン系
　●マイナス評価…母父「その他の系統」

【母父の系統別成績（過去９年）】

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3）2400ｍ型の父×ダート型の母父

勝ち馬の父には、日本ダービー、ジャパンＣ、有馬記念といった2400〜2500ｍＧ１で活躍した馬が多い。いっぽう母父は、自身または産駒がダートＧ１馬というタイプ（ダノンザキッドの母父Dansiliだけが芝専用タイプ）だ。また勝ち馬９頭中８頭は父か母父がＳＳ系、残り１頭は母父がヘイルトゥリーズン系。これらが勝ち切るための必須ファクターといえそうだ。

◎プラス評価……父が芝2400ｍＧ１または有馬記念の勝ち馬
　◎プラス評価……母父がダートＧ１馬／母父の産駒がダートＧ１馬
　◎プラス評価……父か母父がＳＳ系〜ヘイルトゥリーズン系

【勝ち馬の父・母父の現役成績】

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4）母〜曾祖母がＧ１ウィナーというノーザンファーム生産馬が強い

過去９年の勝ち馬のうち７頭は、母〜曾祖母が海外Ｇ１ウィナー（特に米Ｇ１）だ。またノーザンファーム生産馬が７勝という点も大きな特徴だろう。

◎プラス評価……母、祖母、曾祖母がＧ１馬
　◎プラス評価……ノーザンファーム生産馬

結論

最右翼はヴェロキラプトル。父スワーヴリチャードはＳＳ系でジャパンＣ勝ち馬、母父Giant's Causewayは芝型だが米ＢＣクラシック２着があり、種牡馬として北米ダートＧ１馬を送り出している。そして曾祖母は英オークス馬。ほぼ文句なしの血統だ。

１勝馬にも要注目馬が２頭。ショウナンラプンタは父キズナ、母がアルゼンチンＧ１馬、母父が米Ｇ１勝ち馬でチャンスはありそう。サンライズアースは父レイデオロ（ミスタープロスペクター系でこのレースの勝ち馬）、母父はＳＳ系マンハッタンカフェ（産駒にフェブラリーＳ勝ち馬グレープブランデー）、四代母が米Ｇ１馬。生産はノーザンファームだ。

シンエンペラーの父Siyouni、ゴンバデカーブースの父ブリックスアンドモルタルは、ともにノーザンダンサー系。凡走しても不思議ではない。

【ヴェロキラプトルの血統表】

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