フェブラリーステークス2024 血統分析｜G1特集

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昨年の６着から躍進なるかに注目のスピーディキック！

1）近年はミスタープロスペクター系の躍進が目立つ

ミスタープロスペクター系種牡馬の子が過去10年のうち５年で勝利。とりわけ2018年以降は[5.3.1.18]で勝率18.5％・連対率29.6％・複勝率33.3％と抜群の成績を誇る。

◎プラス評価……父ミスタープロスペクター系
　○プラス評価……ゴールドアリュール産駒／父ノーザンダンサー系
　●マイナス評価…父ＳＳ系以外のヘイルトゥリーズン系／父ナスルーラ系

【父馬の系統別成績（過去10年）】

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【連対馬の父と母父（過去10年）】

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2）母父の系統より配合を注視したい

ミスタープロスペクター系は母父としても４勝をマーク。サンデーサイレンス（ＳＳ）系〜ヘイルトゥリーズン系やノーザンダンサー系も勝っているが、むしろ気をつけたいのは父×母父の配合だ。

父ナスルーラ系×母父ミスタープロスペクター系は[0.2.2.7]、父ノーザンダンサー系×母父ＳＳ系は[0.0.0.11]、父ＳＳ系×母父ＳＳ系以外のヘイルトゥリーズン系は[0.0.0.7]、父ＳＳ系×母父ナスルーラ系は[0.1.0.7]。このあたりは軽視したい。

●マイナス評価…上記・凡走の多い配合

【母父の系統別成績】

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3）血統的なダート適性は重要。アメリカ系統が好成績を残す

１着馬の父・母父を見ると米ダートへの適性が重要に思える。米Ｇ１ウィナーなら文句なし。最低でもＧ２勝ちの実績は欲しいところだ。

◎プラス評価……父・母父が米ダートＧ１馬
　○プラス評価……父・母父が米ダートＧ２馬

【勝ち馬の父・母父のダート実績】

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4）勝ち馬は母系も優秀、ダート適性も上々

インティは母キティがダートで４勝、近親にプリークネスＳ勝ち馬Bernardiniがいる。モズアスコットは母Indiaが米ダートの重賞ウィナー。カフェファラオは母Mary's Folliesが芝の重賞１着＋ダート重賞２着、姉Regal Gloryは米芝のＧ１馬。レモンポップは祖母Harpiaが米ダートの重賞ウィナーで、近親にはノーザンダンサーやデインヒルがいる。近５年の勝ち馬は母系も優秀で、ダート適性も示していればベストだ。

◎プラス評価……母系が優秀で、ダート適性を示す

結論

スピーディキックは父がＪＢＣスプリント勝ち馬タイセイレジェンド、母父が武蔵野Ｓ１着のサイレントディール、曾祖母や四代母は米ダートのリステッド競走で活躍した。ミスタープロスペクター系種牡馬の産駒で父・母父・母系にダート実績がある、というタイプは、この馬くらい。昨年６着から躍進なるかに注目したい。

【スピーディキックの血統表】

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