DataLab.(データラボ) 会員サービスソフト開発サポート
システム概要
JRA-VAN Data Lab.では、エンドユーザがデータラボ対応競馬ソフトを使用することにより、リアルタイムデータであっても過去データであっても、必要なときに必要な競馬データを簡単な操作で取得することができます。全てのデータは月額2,090円(税込)で利用できます。
パソコン上でブラウザなどを使ってデータファイルをダウンロードしたり、圧縮されたファイルを解凍したりする手間がなく、また、競馬ソフトの利用者が、どのデータを購入したらよいのかと迷うこともありません。
競馬ソフトに「JV-Link」と呼ばれるモジュールを組み込めば、データのダウンロードに必要なユーザ認証も、データのダウンロードも対応することができます。
JV-Linkとは
「JV-Link」 (ジェーブイ・リンク)とは、「JRA-VAN Data Lab.」を利用するためのインターフェースモジュールです。「JRA-VAN Data Lab.」サービス対応の競馬ソフトを作成するには「JV-Link」を組み込む必要があります。競馬ソフトは「JV-Link」を介して各種競馬データを「JV-Data」サーバから取得します。また、データをダウンロードする際にはユーザ認証が発生しますが、これも「JV-Link」を介して行います。「JV-Link」はActiveX COMコントロールとしてJRA-VANより提供されます。サーバとのやり取りを行う面倒なプログラミングはすべてJV-Linkに任せてしまえばよいのです。
JV-Dataとは
「JV-Data」(ジェーブイ・データ)は、「JRA-VAN Data Lab.」で提供される競馬データの総称です。レースに関する情報や競走馬に関する情報はもちろんのこと、馬体重やオッズなどリアルタイム情報も最新のものが取得可能です。「JV-Data」は「JV-Link」を介して圧縮された形でパソコン上にダウンロードされますが、解凍も「JV-Link」が行うので意識する必要はありません。
JRA-VAN SDKとは
「JRA-VAN SDK (Software Development Kit)」(ジェーアールエー・バン・エスディーケー)とは、「JRA-VAN Data Lab.」対応競馬ソフトを作成するための開発キットのことです。JRA-VANが無料で提供しています。JRA-VAN SDKには「JV-Link」や「JV-Data」のデータ仕様をはじめとして、開発ガイドやサンプルプログラムなど「JRA-VAN Data Lab.」対応競馬ソフトを作成するために必要なモジュールおよび情報が含まれています。ただし、ユーザ認証には「利用キー」と呼ばれる英数字17桁の認証キーが必要になりますが、これは一般の競馬ソフト利用者と同様JRA-VANにて購入する必要があります。
- 競馬ソフトはJV-Linkにデータを要求する
- JV-Linkは認証サーバに接続し、ユーザ認証を行なう
- 要求されたデータがローカルPC上になければ、JV-LinkはJV-Data配信サーバに該当のデータを要求する。(要求されたデータがローカルにあれば 6 に進む)
- JV-Linkは該当するデータを圧縮ファイルにて取得する
- JV-Linkは取得した圧縮ファイルをローカルに保存する
- JV-Linkは圧縮ファイルを解凍してデータを取り出す
- JV-Linkは競馬ソフトにデータを返す