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リバティアイランド 史上7頭目の牝馬3冠達成へ

メイケイエール
オークスを圧勝したリバティアイランド

阪神ジュベナイルフィリーズ→桜花賞→オークスとG1・3連勝をマーク。前走オークスは2着ハーパーを6馬身ちぎる圧勝劇で、これは同レース(グレード制導入以降)における最大着差での勝利だった。爆発的な脚力と優れた心肺能力を持っており、距離2000m以上の地力は同世代の牝馬の中で図抜けている。よって、史上7頭目となる牝馬3冠達成は濃厚というムード。近年、その偉業を達成したジェンティルドンナやアーモンドアイに匹敵する名牝に成長する可能性も秘めている。今回のレースっぷりも非常に楽しみだ。

マスクトディーヴァ ローズSを制した上がり馬

マスクトディーヴァ
ローズSをコースレコードで勝利したマスクトディーヴァ

前走ローズSは中団で追走すると、最後の直線で外目に出されて凄い決め手を繰り出し、重賞初制覇。勝ち時計の1分43秒0(良)は、コースレコードかつ芝1800mのJRAレコードという凄いタイムだった。阪神芝1800mのようなワンターンで直線距離が比較的長いコースの適性はかなり高い。一方、今回の京都芝2000mはコーナーを4回通過するコースなので、その対応が鍵になる。また、春のクラシック組との力関係もポイント。リバティアイランドは別格として、それ以外の有力馬たちとどれぐらいの勝負ができるかに注目だ。

モリアーナ 紫苑Sで待望の重賞初制覇

モリアーナ
紫苑Sで鮮やかに追い込んだモリアーナ

阪神ジュベナイルフィリーズで2番人気(12着)に支持され、クイーンCではハーパーとタイム差なしの3着と好走。春のクラシックは不出走だが、高いポテンシャルを持っている。前走紫苑Sは最後方近くからの追走となったが、最後の直線は馬群の間を縫いながらグイグイと末脚を伸ばし、ゴール前でヒップホップソウルを差し切った。展開が嵌まりすぎた印象もあるが、距離2000mはこの馬に合っているようだ。近年の紫苑S勝ち馬はディアドラやファインルージュ、スタニングローズが秋華賞で結果を残している。その点で本馬にも期待がかかる。

 
ハーパー オークスで2着と好走

今年上半期はクイーンCで重賞初制覇を果たし、桜花賞4着、オークス2着という結果を残した。レベルが高いマイル戦の桜花賞では、スピードや切れ味が少し見劣ったものの、距離が延びたオークスでは息の長い末脚を存分に発揮した。今回は桜花賞とオークスのちょうど中間の距離だが、京都芝の内回りコースに対応できる器用さがありそうで、ジョッキー(C.ルメール騎手が騎乗予定)も心強い。リバティアイランドを負かすのはかなり大変だが、それ以外の馬たちには簡単に負けられないだろう。

ドゥーラ クイーンSで重賞初制覇

チューリップ賞15着、桜花賞14着と大敗したことでオークスでは15番人気の評価だったが、直線外からじわじわと脚を伸ばして追い込み3着と好走した。前走クイーンSは1番人気に応え、古馬を撃破して重賞初制覇。コース相性(札幌芝1800mは4戦3勝)の良さもあるが、距離1800m以上でいいパフォーマンスが見込めると言えるだろう。京京都芝の内回りコースへの対応も問題なさそう。ただ、馬群を割って狭いスペースを抜けるのではなく、馬群の外を通って上がっていくタイプなので、枠順は外目の方が嬉しいかもしれない。