第79回 菊花賞 レース結果回顧・払戻｜G�T特集

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レース結果

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今週もルメール！ フィエールマンで菊花賞を制す！

第79回菊花賞はＣ・ルメール騎手騎乗の７番人気フィエールマンが、先団を見ながら追走すると、最後の直線では鋭い脚で抜け出し、ゴール前での際どい追い比べを制した。勝ち時計は3分06秒1（良）。鞍上のルメール騎手は2016年のサトノダイヤモンドに続き、このレースは２勝目。本馬を管理する手塚貴久調教師はこのレース初勝利となった。

２着はハナ差でＭ・デムーロ騎手騎乗の２番人気エタリオウ。３着は１馬身半差で武豊騎手騎乗の10番人気ユーキャンスマイル。なお、１番人気に支持されたブラストワンピースは４着に終わった。

レース展開・総括

ジェネラーレウーノがハナでスローペース

スタートでは２番グレイル、15番オウケンムーンの出だしが良くなかった。４番ジェネラーレウーノが押して前へ。８番カフジバンガードが続き、11番コズミックフォースも前へ。１番アイトーンも内から押して行きたがったが、ジェネラーレウーノに譲り、下げて先団からの追走。ほぼ並んで６番メイショウテッコン、10番アフリカンゴールド。差がなく12番フィエールマンが先団を見ながら進み、１周目の正面スタンド前へ進んだ。

７番ユーキャンスマイル、14番グロンディオーズが続き、中団に３番ブラストワンピース、そして外目から９番エタリオウ。内に13番タイムフライヤー。２馬身切れて18番グローリーヴェイズ。さらに２馬身差で17番シャルドネゴールド、16番ステイフーリッシュ。それから４馬身差でグレイル、最後方からオウケンムーンという隊列になった。

エタリオウとの激しい叩き合い

スタート直後は激しく行ったジェネラーレウーノだったが、すぐにペースを落として後続も落ち着いたため、完全にスローペースの展開となった。先団馬群は縦にかたまり、各馬は折り合いに専念。自然とエタリオウは中団位置を取ることができ、フィエールマンやアフリカンゴールドを見ながら追走。ブラストワンピースはエタリオウを前に見ながら進んだ。

隊列にあまり動きはなく、全馬がほぼ一団。残り400mになってから一気にペースアップし、最後の直線での追い比べになった。横一線に広がる競り合いからエタリオウが抜け出しにかかる。馬場の真ん中からじわじわと脚を伸ばし、残り200mで先頭に立った。しかし、その内からフィエールマン、そしてユーキャンスマイルが伸びてきた。外からはブラストワンピースが襲い掛かるが、やや反応が鈍い。対照的にフィエールマンの反応が素晴らしく、エタリオウを内からすくってわずかに先頭。この２頭が馬体を併せて激しく叩き合い、ほぼ並んでのゴール。際どい着差だったが、フィエールマンがわずかにハナ差だけ制していた。

当日も好気配で、瞬発力を引き出す

勝ったフィエールマンは７月のラジオＮＩＫＫＥＩ賞２着以来の実戦。久々だったが、中間の調教での動きが素晴らしく、当日の気配も良かった。スローペースの決め手勝負になったこともこの馬には幸いし、Ｃ・ルメール騎手の好騎乗も光った。エタリオウはまたもや２着。堂々のレース運びで力は出し切ったが、最後は運がなかった。

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