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ジャパンダートダービーを制したクリソベリル
デビューから5戦全勝の成績を誇る3歳馬。前走日本テレビ盃では2着ロンドンタウンを4馬身離す完勝で、古馬を相手にも強さを見せた。その後はJBCクラシックにも出走できたが、小回りの浦和を嫌って回避。ここまで待った。今回は一気にメンバーが強くなり、マークも受けるはずでこれまでにない厳しいレース展開が予想される。全兄のクリソライトはジャパンダートダービーや日本テレビ盃は圧勝したが、古馬のG1/Jpn1は勝つことができなかった。本馬にとっては試金石となる大きな一戦。本当の力がわかるレースになりそうだ。
浦和のJBCクラシックを優勝したチュウワウィザード
前走浦和で行われたJBCクラシックではオメガパフュームとの大接戦を制し、見事にG1/Jpn1初制覇を果たした。通算成績が【8.3.2.0】で、いまだに複勝率100%を継続している。G3のレースだが、3走前の平安Sも印象深い。追い込みの競馬で勝利したのが素晴らしかった。どんな展開になっても対応できるので非常に安定感がある。反面、相手に合わせた走りになることがあるので、強烈なパンチ力がないのは弱点か。とはいえ、総合力が現役トップクラスなのは間違いない。崩れるシーンは考えにくく、連軸としての信頼度は高そうだ。
今年の帝王賞を差し切ったオメガパフューム
実力的には上位だが、長所と短所が明確なタイプでもある。重賞3勝の内訳は大井の帝王賞と東京大賞典、そして中央のシリウスS。すべて2000mのレースであり、この距離がベストだろう。一方、過去に4着以下に敗れたレースが今年のフェブラリーS(10着)と昨年のチャンピオンズC(5着)。左回りというよりも、スピードが問われるレースで凡走している。脚が溜まりにくいし、走破時計が速くなると厳しい印象だ。それでも1600mよりは1800mの方がまし。また、昨年このレースはペースが遅かった。もし速くなれば、チャンスは出てくるだろう。
2017年にチャンピオンズCを制してからは、非常に安定した成績を残している。ルヴァンスレーヴやインティに敗れ、世代交代のピンチが訪れながらも自分からは崩れていない。コース適性と地力はメンバー中トップと言っていいだろう。ただ、前走盛岡の南部杯は少し気になる内容で3着に敗れてしまった。前後半800mのラップが45秒7→48秒5というハイペースの展開にもかかわらず、サンライズノヴァとアルクトスを差せなかった。約5か月の休み明けは、今までで最長。その点が影響したのであれば今回上積みは見込めそうだが、果たしてどうなるか。
前走みやこSは1番人気で15着に惨敗。8枠スタートで先行したものの、スマハマやリアンヴェリテと競る形となったのが厳しかった。完全にオーバーペースとなり、4コーナーで脚がなくなったのも仕方がない。斤量59キロというのも酷な条件だった。怒涛の7連勝をマークし、今年のフェブラリーSまで突っ走った力は本物なはず。その間の東海Sではチュウワウィザードの追撃を2馬身振り切り、逃げ切っている。マイペースに落とせるとは限らないが、今回はすんなりとハナに行けそうなメンバー構成。ガラリ一変の巻き返しがあってもおかしくない。