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セレクションセール2016

高額取引馬(1歳)

テンイムホウの2015(牡 黒鹿毛)

落札価格
5000万円
生年月日
2015年5月7日生
ルーラーシップ
テンイムホウ
母父
ラムタラ
落札者
(同)雅苑興業
販売者
(有)辻牧場

テンイムホウの2015

父は2016年に産駒をデビューさせたキングカメハメハ系種牡馬。二冠馬ドゥラメンテとは4分の3同血の関係で、エアグルーヴ(年度代表馬)を母に、ダイナカール(オークス馬)を2代母に持つ超良血。現役時代にクイーンエリザベス2世C(香G1・芝2000m)を楽勝するなど5つの重賞を制した。出遅れ癖によって取りこぼしたレースも多かったので、戦績以上に能力は高かった。サンデーサイレンスを含まないという血統的アドバンテージは大きい。

母はJRA41戦5勝に加え、南関東の川崎に遠征して1戦0勝。京都牝馬S(G3)と福島牝馬S(G3)でそれぞれ4着という成績がある。ベストは芝1200~1600mだった。母の兄弟はコンスタントに走っており、母自身を含めてJRAでデビューした5頭中4頭が勝ち上がり、いずれも3勝以上を挙げる好成績。そのなかにはウインシンシア(チューリップ賞3着)が含まれる。

母の父は英仏で4戦全勝。英ダービー(G1・芝12ハロン10ヤード)、凱旋門賞(仏G1・芝2400m)など3つのG1を制した名馬であり、ニジンスキー(英三冠馬)を父、スノーブライド(英オークス馬)を母に持つ超良血馬でもある。巨額のシンジケートが組まれて日本に導入されたが、成功できずイギリスに再輸出された。母の父としてはヒルノダムール(天皇賞・春)を出している。

レオソレイユの2015(牡 鹿毛)

落札価格
4100万円
生年月日
2015年3月22日生
ロードカナロア
レオソレイユ
母父
オペラハウス
落札者
鈴木 可一氏
販売者
(有)谷口牧場

レオソレイユの2015

父はJRAで17戦11勝に加え、香港に遠征して2戦2勝。香港スプリント(G1・芝1200m)2回、スプリンターズS(G1)2回、高松宮記念(G1)安田記念(G1)などを制覇した。香港スプリントは世界有数の芝スプリント戦で、これを5馬身差圧勝した実力は尋常ではない。スプリンターながら年度代表馬に選出された。キングカメハメハ系でサンデーサイレンスを含まない。

母はJRA21戦1勝に加え、南関東の浦和に遠征して1戦0勝。新馬戦を3馬身差で快勝したあとはいいところがなく、馬券に絡んだこともなかった。しかし、繁殖牝馬としては成功し、アドマイヤムーンを掛けて誕生した初子のレオアクティブは芝1600mの世界レコード(1分30秒7)で京成杯オータムH(G3)を制した。ほかにレオフラッパー(父ステイゴールド)が3勝を挙げている。

母の父は英愛仏米で18戦8勝。キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(英G1・芝12ハロン)など3つのG1を制した。日本に入ったサドラーズウェルズ系種牡馬のなかでは最も優れており、スタミナと底力を武器にテイエムオペラオー(年度代表馬)、メイショウサムソン(最優秀3歳牡馬)の父となったほか、母の父としてメジャーエンブレム(最優秀2歳牝馬)を出した。

ムーンザドリームの2015(牡 黒鹿毛)

落札価格
3900万円
生年月日
2015年5月18日生
ルーラーシップ
ムーンザドリーム
母父
ダンスインザダーク
落札者
曽我 司氏
販売者
(有)高村牧場

ムーンザドリームの2015

父は2016年に産駒をデビューさせたキングカメハメハ系種牡馬。二冠馬ドゥラメンテとは4分の3同血の関係で、エアグルーヴ(年度代表馬)を母に、ダイナカール(オークス馬)を2代母に持つ超良血。現役時代にクイーンエリザベス2世C(香G1・芝2000m)を楽勝するなど5つの重賞を制した。出遅れ癖によって取りこぼしたレースも多かったので、戦績以上に能力は高かった。サンデーサイレンスを含まないという血統的アドバンテージは大きい。

母は現役時代6戦して未勝利に終わったものの、繁殖牝馬として成功し、朝日チャレンジC(G3)、京都牝馬S(G3)など3つの重賞を制したショウリュウムーンを産んだ。同馬はキングカメハメハ産駒なので、本馬(父ルーラーシップ)とは4分の3同血の関係となる。現時点で5頭の産駒がJRAでデビューし、4頭が勝ち上がっているので、繁殖牝馬としての基本能力が高い。

母の父は現役時代に菊花賞(G1)を勝ち、日本ダービー(G1)でも2着と健闘した。全兄弟にダンスパートナー(オークス、エリザベス女王杯)とダンスインザムード(桜花賞、ヴィクトリアマイル)がいる。種牡馬としても成功し、3頭の菊花賞馬を送り出すなど長距離に適性を見せているが、ここ数年はクラレントやダークシャドウのように1800m以下で実績を挙げるものが目立つ。

ダイワエンジェルの2015(牡 栗毛)

落札価格
3900万円
生年月日
2015年5月16日生
ハードスパン
ダイワエンジェル
母父
タイキシャトル
落札者
里見 治氏
販売者
(有)フジワラファーム

ダイワエンジェルの2015

父はキングスビショップS(米G1・ダ7ハロン)を含めて米13戦7勝。日本では2014年に供用され、この年かぎりでアメリカへ帰国した。それ以前に種付けをしていたアメリカでクェスティング(米3歳牝馬チャンピン)をはじめ多くの活躍馬が出たため、予定を繰り上げて急きょ呼び戻された。日本でもマル外のサマリーズが全日本2歳優駿(Jpn1)を勝つなど優秀な成績を挙げている。

母は現役時代に4戦未勝利。2着、3着の成績があり、勝ち上がるのは時間の問題だったが、4戦目に競走を中止して引退した。繁殖牝馬としては競馬場に送り出した8頭中6頭が勝ち上がっており、出世頭のダイワデッセー(父スペシャルウィーク)はフローラS(G2)で3着という成績がある。2代母プリンセススキーはラジオたんぱ杯3歳牝馬S(G3)の勝ち馬。

母の父は日本競馬史上最強マイラーの1頭。ジャック・ル・マロワ賞(仏G1・芝1600m)、マイルCS(G1)2回、安田記念(G1)、スプリンターズS(G1)など通算12戦10勝の成績を残した。種牡馬としてもメイショウボーラー、ウインクリューガー、サマーウインド、レッドスパーダなど多くの活躍馬を送り出して成功している。仕上がりの早さとスピードが武器。

インコンパスの2015(牡 黒鹿毛)

落札価格
3500万円
生年月日
2015年5月4日生
マンハッタンカフェ
インコンパス
母父
Sadler's Wells
落札者
寺田 寿男氏
販売者
(有)日の出牧場

インコンパスの2015

父は菊花賞(G1)、有馬記念(G1)、天皇賞・春(G1)を制した。サンデー系らしい切れ味勝負で勝ったので、本質的にはステイヤーというよりも中距離馬だった。09年にリーディングサイアーとなっている。交配牝馬の個性に応じてさまざまな産駒を出す傾向が見られ、アーバニティのようなスプリンターからヒルノダムールのようなステイヤーまで多彩な産駒を出している。

母はイギリスで3戦未勝利。これまでJRAで出走した4頭の産駒のうち2頭が勝ち上がり、ゴットマスタング(父フジキセキ)が菊花賞(G1)6着という成績を残している。2代母トータリティはランカシャーオークス(英G3・芝12ハロン)2着馬で、その兄弟にはウォーニング、コマンダーインチーフ、ディプロイ、ヤシュマク、デュシャントルなどそうそうたる活躍馬が並ぶ名牝系。

母の父は英・愛リーディングサイアーに14回輝いた大種牡馬。日本向きのスピードや瞬発力には欠けるものの、スタミナと底力は抜群で、ガリレオやモンジューをはじめ多くの大物を送り出した。この2頭は種牡馬としても成功し、とくにガリレオは現在、ヨーロッパでは並ぶもののない大種牡馬として君臨。史上最強馬フランケルなどを送り出して強力なサイアーラインを築いている。

シタールの2015(牡 鹿毛)

落札価格
3100万円
生年月日
2015年4月18日生
ロードカナロア
シタール
母父
Fusaichi Pegasus
落札者
(株)KTレーシング
販売者
(株)松浦牧場

シタールの2015

父はJRAで17戦11勝に加え、香港に遠征して2戦2勝。香港スプリント(G1・芝1200m)2回、スプリンターズS(G1)2回、高松宮記念(G1)安田記念(G1)などを制覇した。香港スプリントは世界有数の芝スプリント戦で、これを5馬身差圧勝した実力は尋常ではない。スプリンターながら年度代表馬に選出された。キングカメハメハ系でサンデーサイレンスを含まない。

母はアメリカで7戦1勝。ごく平凡な競走馬だったが、その半兄ワイルドラッシュはカーターH(米G1・ダ7ハロン)とメトロポリタンH(米G1・ダ8ハロン)を勝ち、種牡馬としてはトランセンド(最優秀ダートホース)を筆頭にパーソナルラッシュ、クラーベセクレタ、クリールパッションといった砂の大物を出している。パワフルで底力に富んだファミリーだ。

母の父は日本人馬主・関口房朗氏の所有馬としてケンタッキーダービー(米G1)を制覇した。引退後は日本に持ってくることなくアメリカで種牡馬となり、ローマンルーラー、ハラダサン、チャンプペガサスなどを出して成功した。日本ではフサイチセブン(ダイオライト記念)、フィフティーワナー(アンタレスS)が代表産駒。芝・ダート兼用タイプで距離の融通性もあった。

アートスタジオの2015(牡 黒鹿毛)

落札価格
3100万円
生年月日
2015年3月20日生
マンハッタンカフェ
アートスタジオ
母父
Bernardini
落札者
大西 定氏
販売者
(有)矢野牧場

アートスタジオの2015

父は菊花賞(G1)、有馬記念(G1)、天皇賞・春(G1)を制した。サンデー系らしい切れ味勝負で勝ったので、本質的にはステイヤーというよりも中距離馬だった。09年にリーディングサイアーとなっている。交配牝馬の個性に応じてさまざまな産駒を出す傾向が見られ、アーバニティのようなスプリンターからヒルノダムールのようなステイヤーまで多彩な産駒を出している。

母はアメリカ産で不出走。多くの名馬が誕生したコートリーディーを祖とする名門牝系に属している。「エーピーインディ系×デピュティミニスター」なのでシニスターミニスターやカジノドライヴに似ている。2代母と3代母は米G2勝ち馬で、とくに3代母アーイシャは、ヤマニンパラダイス(阪神3歳牝馬S)の母やベルトリーニ(ジェンティルドンナの母の父)の母と全姉妹の関係にある。

母の父はアメリカ産で米8戦6勝。プリークネスS(米G1)など3つのG1を制して米最優秀3歳牡馬に選ばれた。アメリカで発展ぶりが著しいエーピーインディ系の主力種牡馬で、基本的にはパワー型だが、芝で走れる子も出している。ステイサースティやトゥオナーアンドサーヴなど多くの活躍馬を送り出している。日本ではサトノプリンシパル(レパードS2着)が代表産駒。

スズカグレイスの2015(牡 鹿毛)

落札価格
3100万円
生年月日
2015年4月3日生
モンテロッソ
スズカグレイス
母父
サンデーサイレンス
落札者
永井 啓弍氏
販売者
(有)稲原牧場

スズカグレイスの2015

父は英愛独首で17戦7勝。ドバイワールドC(G1・AW2000m)、キングエドワード7世S(英G2・芝12ハロン)などを制した。重心の低い筋肉質の馬体は迫力満点。2代父ドバウィの影響が強く表れていると思われる。ドバウィは英愛サイアーランキングで2013、15年に2位となっている名種牡馬で、マクフィやポストポンドをはじめG1ウィナーは枚挙にいとまがない。

母はJRAで8戦1勝。スズカドリーム(京成杯)の全妹にあたり、レース中に非業の死を遂げたサイレンススズカ(宝塚記念、毎日王冠など重賞5勝)とは4分の3同血の関係にある。サイレンススズカの半弟ラスカルスズカはG1で再三入着した活躍馬で、種牡馬となってサンレイレーザー(毎日王冠2着、マイラーズC2着)を出した。良質な影響を伝えることのできるファミリーだ。

母の父はわが国が持ち得た史上最高の名種牡馬。1995年以降13年連続リーディングサイアーの座につき、ブルードメアサイアーランキングでも2006年以降首位に立っている。2015年の総合種牡馬ランキングは上位10頭中8頭がサンデーの息子だった。すでに日本競馬の枠を超え、世界の血統シーンのなかで重要な地位を占めるに至っている。芝向きのスピードと瞬発力が最大の持ち味。

シャンハイロックの2015(牡 青鹿毛)

落札価格
3000万円
生年月日
2015年1月27日生
スクリーンヒーロー
シャンハイロック
母父
ロックオブジブラルタル
落札者
森岡 幸人氏
販売者
(有)新生ファーム

シャンハイロックの2015

父は現役時代にジャパンC(G1)とアルゼンチン共和国杯(G2)を勝ち、天皇賞・秋(G1)でも2着に食い込んだ。レベルが高いとはいえない繁殖牝馬を相手に、モーリス(年度代表馬)、ゴールドアクター(有馬記念)、ミュゼエイリアン(毎日杯)、グァンチャーレ(シンザン記念)などの活躍馬を出している。母方のサンデーサイレンス、ダイナアクトレスの強い影響を感じさせる。

母は地方競馬で走り、ホッカイドウと南関東で14戦1勝。これといった勝ち鞍はない。繁殖牝馬としてはこれまでにメイサ(父アッミラーレ)、ピンナップ(父スマートボーイ)を出しており、いずれもホッカイドウ競馬でデビューして勝ち星を挙げている。前者はJRAに移籍した。ストームバード≒ニジンスキー2×3という大胆な配合なので繁殖牝馬として成功する可能性を秘めている。

母の父は現役時代に「ザ・ロック」の愛称で親しまれ、ヨーロッパのマイル戦線を中心にG1を7連勝(世界新記録)するという偉業を成し遂げた名馬。デインヒル系で前向きな気性と手堅いスピードを伝えるが、やや一本調子でパワー過多なところが見られるため、日本での種牡馬成績はさほど目立つものではない。ただし、母の父としては成功し、ミッキーアイル、ジェベルムーサを出した。

トゥハーモニーの2015(牡 鹿毛)

落札価格
3000万円
生年月日
2015年5月12日生
ロードカナロア
トゥハーモニー
母父
サンデーサイレンス
落札者
ノーザンファーム
販売者
(有)酒井牧場

トゥハーモニーの2015

父はJRAで17戦11勝に加え、香港に遠征して2戦2勝。香港スプリント(G1・芝1200m)2回、スプリンターズS(G1)2回、高松宮記念(G1)安田記念(G1)などを制覇した。香港スプリントは世界有数の芝スプリント戦で、これを5馬身差圧勝した実力は尋常ではない。スプリンターながら年度代表馬に選出された。キングカメハメハ系でサンデーサイレンスを含まない。

母は現役時代に7戦未勝利。牝系はコスマーを経てアルマームードにさかのぼる名牝系に属し、コスマーはヘイローの母なので、サンデーサイレンス(その父ヘイロー)産駒の母はコスマー3×4というインブリードを持っている。これが功を奏したのか繁殖牝馬として成功し、京王杯スプリングC(G2)2着のレオプライム(父サクラバクシンオー)を産んだ。本馬はその半弟。

母の父はわが国が持ち得た史上最高の名種牡馬。1995年以降13年連続リーディングサイアーの座につき、ブルードメアサイアーランキングでも2006年以降首位に立っている。2015年の総合種牡馬ランキングは上位10頭中8頭がサンデーの息子だった。すでに日本競馬の枠を超え、世界の血統シーンのなかで重要な地位を占めるに至っている。芝向きのスピードと瞬発力が最大の持ち味。

トウカイベルタの2015(牡 黒鹿毛)

落札価格
3000万円
生年月日
2015年3月15日生
ルーラーシップ
トウカイベルタ
母父
ワイルドラッシュ
落札者
了コ寺 健二氏
販売者
(有)長浜牧場

トウカイベルタの2015

父は2016年に産駒をデビューさせたキングカメハメハ系種牡馬。二冠馬ドゥラメンテとは4分の3同血の関係で、エアグルーヴ(年度代表馬)を母に、ダイナカール(オークス馬)を2代母に持つ超良血。現役時代にクイーンエリザベス2世C(香G1・芝2000m)を楽勝するなど5つの重賞を制した。出遅れ癖によって取りこぼしたレースも多かったので、戦績以上に能力は高かった。サンデーサイレンスを含まないという血統的アドバンテージは大きい。

母は不出走。牝系をさかのぼると1937年に日本ダービーを制した女傑ヒサトモに至る。ヒサトモの牝系は1966年生まれのトウカイクインから内村正則氏が所有し、トウカイテイオー(年度代表馬)、トウカイローマン(オークス)、トウカイタロー(新潟記念)など多くの活躍馬を誕生させた。2代母はトウカイオーザ(アルゼンチン共和国杯)の全姉でトウカイテイオーの半妹にあたる。

母の父はアメリカ産。カーターH(米G1・ダ7ハロン)、メトロポリタンH(米G1・ダ8ハロン)など米16戦8勝。種牡馬としてはトランセンド(最優秀ダートホース)を筆頭にパーソナルラッシュ(ダービーグランプリ)、ティアップワイルド(かきつばた記念、兵庫ゴールドT)、クラーベセクレタ(クイーン賞)、クリールパッション(エルムS)などを出している。パワー型。

※落札価格は税抜

ライタープロフィール

栗山求(血統評論家)

大学在学中の1989年に競馬通信社入社。血統専門誌「週刊競馬通信」編集長を経て、現在はフリー。血統関係を中心に執筆活動を展開中。

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