第81回 オークス レース結果回顧・払戻｜G�T特集

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レース結果

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デアリングタクト、再び豪脚を繰り出し２冠達成！

第18回オークスは松山弘平騎手騎乗の１番人気デアリングタクトが後方寄りの追走から、最後の直線は馬場の真ん中から豪快に突き抜けて優勝。無傷の４連勝で牝馬クラシック２冠を達成した。勝ち時計は2分24秒4（良）。鞍上の松山騎手、本馬を管理する杉山晴紀調教師ともにこのレースは初勝利となった。

２着は半馬身差で横山典弘騎手騎乗の７番人気ウインマリリン。３着はクビ差で和田竜二騎手騎乗の13番人気ウインマイティー。

レース展開・総括

スマイルカナが掛かり気味にハナへ

スタートで11番リリーピュアハートのダッシュがややつかなかった。８番スマイルカナが押し出されるようにハナへ。先頭で１コーナーをカーブしたが、やや掛かり気味だった。向正面に入り、２、３馬身差の２番手に16番ウインマリリン。２馬身差の３番手に２番クラヴァシュドールと３番アブレイズ。さらに１馬身差で先団には14番フィオリキアリ、７番ウインマイティー、５番ホウオウピースフルがかたまって追走。１馬身差で中団には10番ミヤマザクラ、13番ウーマンズハート、17番マルターズディオサが並んで追走。３馬身切れて６番リアアメリア。その後ろのインコースから４番デアリングタクト、９番インターミッション、１番デゼルで後方集団を形成。さらにリリーピュアハート。外から18番サンクテュエール。差がなく後方２番手に12番マジックキャッスル。１馬身差の最後方から15番チェーンオブラブという隊列になった。

前半1000m通過は59秒8。ここまでは淀みないペースだったが、次の600mはペースが落ちた。先頭のスマイルカナも落ち着きを取り戻した走りで３コーナーへ。３〜４コーナーではクラヴァシュドールが２番手に。３番手にウインマリリン。アブレイズやウインマイティーといった先団勢もじわりと前へ迫り４コーナーへ。後方の馬群に入れたデアリングタクトはそのまま馬込みで我慢。デゼルは大外を回って最後の直線へと入った。

デアリングタクトが馬場の真ん中から突き抜ける

スマイルカナは先頭で頑張るが、その内を狙ってウインマリリンが迫ってきた。クラヴァシュドールとウインマイティーは２列目から追い出しにかかり、その後ろからはミヤマザクラらも迫った。後方にいたデアリングタクトは外へ行くことをあきらめ、内へ切り返して馬群を割りにかかった。馬場の真ん中から脚を伸ばし、残り200m手前から一気に前へ襲い掛かった。

内ラチ沿いからウインマリリン、馬場の４分どころからウインマイティーが伸びてこの２頭が先頭へ。じわじわと脚を伸ばしてゴールへ向かった。しかし、馬場の真ん中からデアリングタクトが凄い脚で伸びると、ウインの２頭を一気に差し切り先頭でゴールした。２着には内のウインマリリンが入った。

63年ぶり史上２頭目の快挙達成

勝ったデアリングタクトは好スタートを切ったが、１〜２コーナーのポジション取りが激しくなり、やや後ろの位置取りになった。しかし、最後の直線で末脚が爆発。桜花賞で見せた豪脚が、良馬場の東京競馬場でも炸裂した。無敗での牝馬クラシック２冠制覇は、1957年のミスオンワード以来となる63年ぶり史上２頭目の快挙となった。このまま無事であれば秋華賞での３冠制覇が期待される。

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