阪神ジュベナイルフィリーズ2022 レース結果回顧・払戻｜G1特集

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レース結果

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リバティアイランド、末脚を炸裂させ2歳女王に輝く！

第74回阪神ジュベナイルフィリーズは川田将雅騎手騎乗の1番人気リバティアイランドが、中団追走から最後の直線で鋭い末脚を繰り出して差し切り勝ち。2勝目が重賞・G1初制覇となった。勝ち時計は1分33秒1（良）。鞍上の川田騎手は本競走初勝利。本馬を管理する中内田充正調教師は2018年ダノンファンタジーに続き、このレース2勝目となった。

2着は2馬身半差で木幡初也騎手騎乗の12番人気シンリョクカ。3着はクビ差で吉田隼人騎手騎乗の10番人気ドゥアイズ。

レース展開・総括

サンティーテソーロが速いペースで引っ張る

スタートで16番ドゥーラが出遅れ、同じ8枠の18番ラヴェルや17番ウンブライルも出が良くなかった。1番サンティーテソーロが抜群のダッシュでハナへ。11番イティネラートル、5番モリアーナ、4番アロマデローサ、2番キタウイングが先行して2番手集団を形成。さらに12番リバーラが続き、15番ムーンプローブが掛かり気味に外から追い上げた。その後ろは9番リバティアイランド、3番シンリョクカ、6番ミスヨコハマが中団。10番ミシシッピテソーロ、7番ハウピア、13番ドゥアイズ、14番ブトンドールが後方にかけて続き、8番エイムインライフ、ウンブライル。2馬身差で最後方からドゥーラ、ラヴェルという隊列になった。

前半800m通過は45秒2で速いペース。サンティーテソーロは1馬身ほどのリードだが軽快な逃げ。イティネラートル、リバーラと6枠の2頭が外から並びかけながら4コーナーをカーブ。先団馬群の中のモリアーナはジョッキーの手綱が動いたが、その後ろのリバティアイランドはいい手ごたえで外を通り、4コーナーをカーブした。

外から鮮やかに差し切ったリバティアイランド

最後の直線に入りサンティーテソーロはまだ先頭。キタウイングやイティネラートルが2列目、その後ろの列からはアロマデローサやシンリョクカが末脚を伸ばし、インコースからはドゥアイズが伸びてきた。しかし、外からリバティアイランドが凄い脚で飛んでくると、一気に先頭をうかがう勢い。残り200mを過ぎたところでリバティアイランドは先頭のサンティーテソーロを差し切ると、その勢いのまま堂々とゴールに飛び込んだ。2着にはシンリョクカが入り、3着には最後外に出されたドゥアイズが上がった。

ライバルが8枠で出遅れたのも大きかった

勝ったリバティアイランドは中団あたりでいい感じで追走できたのが良かった。枠も悪くなかったし、今回は抜群の決め手を披露することができた。今回はライバルが8枠を引いたうえ出遅れたのも大きかったが、高いポテンシャルがあったのは間違いない。このまま順調に成長していけば来年のクラシックも楽しみだ。

シンリョクカは新種牡馬サトノダイヤモンド産駒の関東馬。1戦1勝ながらいきなりG1で好走したのは見事だ。決め手とレースセンスがあり、マイルの適性も高かったようだ。

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