第44回 エリザベス女王杯 レース結果回顧・払戻｜G�T特集

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レース結果

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ラッキーライラック、久々の美酒でＧ１・２勝目！

第44回エリザベス女王杯はＣ.スミヨン騎手騎乗の３番人気ラッキーライラックが、中団追走から最後の直線は内を鮮やかに捌いて優勝。2017年の阪神ジュヴェナイルフィリーズに続き、Ｇ１・２勝目を飾った。勝ち時計は2分14秒1（良）。鞍上のスミヨン騎手はこのレース初勝利。本馬を管理する松永幹夫調教師は、騎手として2000年にファレノプシスでこのレースを制しており、それ以来の優勝となった。

２着は１馬身1/4差で藤岡佑介騎手騎乗の７番人気クロコスミア。３着はクビ差でＭ.デムーロ騎手騎乗の１番人気ラヴズオンリーユー。

レース展開・総括

クロコスミアがスローペースの単騎逃げ

スタートで14番ゴージャスランチが出負け。６番クロコスミアがじんわりと出ていき、11番ラヴズオンリーユーも勢いよく飛び出して前へ。結局、クロコスミアが先頭に立ち１コーナーを回った。向正面に入り、２馬身半差でラヴズオンリーユー。２馬身差で10番フロンテアクイーンと17番サラキア、12番センテリュオがほぼ並んで好位。さらに２馬身差で中団にかけて８番クロノジェネシス、16番スカーレットカラー。１馬身差のインに２番ラッキーライラック。その後ろから９番アルメリアブルーム。２馬身差で13番サトノガーネットと５番ポンデザール。１馬身差で後方にかけて18番レッドランディーニと４番ウラヌスチャーム。１馬身差で３番シャドウディーヴァと７番レイホーロマンス。差がなくゴージャスランチ、そして１番ブライトムーン。２馬身切れて最後方に15番ミスマンマミーアという隊列になった。

クロコスミアはリードを広げて６、７馬身差で３コーナーへ。しかし、前半1000m通過は62秒8でスローペース。単独の２番手にラヴズオンリーユーは変わらず。センテリュオとフロンテアクイーンがその後ろ。クロコスミアとラッキーライラックは中団位置で坂を下り、４コーナーへと向かった。

ラチ沿いから上がり32秒8の決め手

クロコスミアはリードキープしながら４コーナーをカーブして最後の直線へ。ラヴズオンリーユーが襲い掛かり、その後ろは１馬身差で横一線に広がっての叩き合い。ラチ沿いを突いたラッキーライラック、３分どころからクロノジェネシスの伸び。大外からはスカーレットカラーが追い出した。

残り200mではまだクロコスミアが先頭だが、後続との差がジリジリと迫ってきた。同馬の内からラッキーライラックが凄い脚で伸び、残り50mあたりで差し切り先頭。上がり３ハロン32秒8の強烈な決め手を繰り出し、ゴールに飛び込んだ。２着にはクロコスミアが際どく残した。３着はラヴズオンリーユー。

スミヨン騎手の好騎乗に応えたラッキーライラック

ラッキーライラックは2018年のチューリップ賞以来となる久々の勝利で、Ｇ１制覇となった。スタートがやや遅れたようで、いつもよりもポジションは後ろになったが、慌てず中団で脚を溜めた。最後の直線は思い切って最内をついて勝利。鞍上のスミヨン騎手の好騎乗と、それに馬がしっかりと応えた。

クロコスミアは絶好の展開で、このレースは非常に強い。悔しい結果だが、３年連続で２着という成績もまた素晴らしい。

【第44回 エリザベス女王杯　成績表】

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【第44回 エリザベス女王杯　払戻金】

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