第86回 東京優駿（日本ダービー） 過去10年の傾向(データ)｜G�T特集

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過去10年のJRA-VANデータをもとに、
東京優駿（日本ダービー）を丸裸にしてみよう！

昨年は５番人気ワグネリアンが勝利。２着には４番人気エポカドーロ、３着には16番人気コズミックフォースが激走し、波乱の決着となった。

１）勝ち馬は７番人気以内

過去10年の人気別成績は、１番人気馬が【3.1.3.3】。15年ドゥラメンテら３勝をあげており、連対率40％・複勝率70％。２番人気馬は【2.1.0.7】で一昨年のレイデオロら２勝で、連対率・複勝率30％。また、３番人気馬は【3.2.1.4】で16年マカヒキら３勝をあげ、連対率50％・複勝率60％と好調だ。以下、５・７番人気馬が１勝ずつ。特に５番人気馬は昨年のワグネリアンが勝利し、連対率50％と健闘が目立つ。

２着馬は５番人気までに大半の９頭が入り、例外は11年ウインバリアシオン（10番人気）のみ。ただし、３着馬は７番人気以下の伏兵が過半数の６頭を占めている。昨年は16番人気コズミックフォースが３着に激走し、３連単285万6300円の大波乱となった。堅く決まる年もあるが、伏兵の激走で波乱となるケースもある。

２）皐月賞組は芝中距離の重賞勝利実績が必須

前走レース別成績は、出走数が抜けて多い皐月賞組が【9.7.4.65】。昨年のワグネリアンら大半の９勝をあげており、勝率・連対率・複勝率いずれもトップだ。昨年は１・２着が該当しており、毎年連対馬が出ている。

この組は芝中距離の重賞実績に注目。３着以内に入った20頭のうち、皐月賞を含めて過去に芝1800ｍ〜2000ｍの重賞を勝利した経験がある馬が19頭と大多数を占める。唯一該当しなかった11年３着ベルシャザールもスプリングＳでの連対経験があった。

３）青葉賞を上がり最速で勝利した馬が２連対

トライアルの青葉賞組は【0.2.3.21】で、勝ち馬は出ていない。この組の前走１着馬は【0.2.1.7】で、３着以内馬３頭はいずれも前走上がり最速で勝利していた。また、13年３着アポロソニックは前走青葉賞でタイム差なしの２着。14年３着のマイネルフロストは青葉賞６着も、２走前の毎日杯を勝利していた。

京都新聞杯組は【1.1.1.19】で13年キズナが勝利。この組の３着以内馬３頭はすべて前走の京都新聞杯を勝利し、２連勝中と勢いに乗っていた。プリンシパルＳ組は【0.0.2.8】で、昨年のコズミックフォースら３着２回。これら好走馬２頭は過去に重賞での連対経験があった。なお、ＮＨＫマイルＣ組は【0.0.0.26】と不振傾向にある。

４）前走上がり最速馬＆馬体重500キロ以上の大型馬に注目

前走上がり順位別成績は、前走で上がり１位だった馬が【5.2.1.23】。16年マカヒキら半数の５勝をあげており、連対率22.6％・複勝率25.8％。３着以内馬８頭はいずれもＧ１もしくはＧ２のレースを使われていた。

最後にダービー出走時の馬体重に注目。500キロ以上の大型馬は【2.2.6.24】。16年マカヒキら２勝をあげ、複勝率29.4％と優秀だ。３着以内馬10頭中５頭が５番人気以下の伏兵だった。

【東京優駿（日本ダービー）過去10年】

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