有馬記念2023 レース結果回顧・払戻｜G1特集

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2023年 レース結果

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復活のドウデュース、グランプリを制す！

第68回有馬記念は武豊騎手騎乗の2番人気ドウデュースが、後方追走から外を通ってじんわりと押し上げ最後の直線に入ると、ゴールまでの叩き合いを制して優勝。2022年日本ダービー以来となるG1・3勝目を挙げた。勝ち時計は2分30秒9（良）。鞍上の武騎手は1990年オグリキャップ、06年ディープインパクト、17年キタサンブラックに続きこのレース4勝目。本馬を管理する友道康夫調教師はこのレース初勝利となった。

2着は半馬身差でC.ルメール騎手騎乗の7番人気スターズオンアース。3着は1馬身差で横山和生騎手騎乗の6番人気タイトルホルダー。なお、1番人気に支持されたジャスティンパレスは4着に敗れた。

レース展開・総括

タイトルホルダーがハナへ、スターズオンアースが2番手

ややバラついたスタートだったが、大きく出遅れた馬はいなかった。気合いを入れられて16番スターズオンアースが飛び出した。しかし、内からやはり4番タイトルホルダーがハナに立った。リードを2馬身ほど取って1周目のスタンド前に来た。単独2番手にスターズオンアース。1馬身差の3番手に14番プラダリア。半馬身差の内に2番シャフリヤール。好位の5番手に11番ハーパー。1馬身差で中団には12番ウインマリリン、15番スルーセブンシーズ、7番アイアンバローズ。それから13番タスティエーラ、内に1番ソールオリエンス。後方にかけては9番ヒートオンビート、6番ディープボンド。1馬身差で5番ドウデュース、8番ライラック、3番ホウオウエミーズ。1馬身半差で最後方に10番ジャスティンパレスという隊列になった。

前半1000m通過は約60秒4で平均的なラップ。タイトルホルダーはリードを5馬身ぐらいに広げて2周目の2コーナーへ。変わらず2番手はスターズオンアース。以下、プラダリアなど隊列は縦に長くなった。残り1000mとなり、最後方は依然としてジャスティンパレス。

ドウデュースのまくり差しが炸裂

タイトルホルダーはリードを広げて3〜4コーナーの中間を通過。ドウデュースは外からじんわりとポジションを上げていき、ジャスティンパレスも最後方からスパートを開始した。2番手のスターズオンアースに対し、外からドウデュースが抜群の手ごたえで並びかける。その後ろの列にはスルーセブンシーズ。さらに後ろの列はシャフリヤールやタスティエーラなど馬群がごった返していた。

タイトルホルダーは3馬身ほどのリードを保って最後の直線へ。2番手からスターズオンアースとドウデュースが並んで追い上げてきた。その後ろの馬群からはジャスティンパレスが抜け出し、猛然と末脚を伸ばしてきた。

タイトルホルダーは坂を駆け上がってゴールに向かうが、スターズオンアースとドウデュースが併せ馬の形で交わしていき、最後は外のドウデュースがグイと前に出て先頭でゴールを果たした。また、シャフリヤールとジャスティンパレスも懸命に追い上げたが、タイトルホルダーが3着を死守した。

叩き3戦目でダービー馬が復活

ドウデュースは今秋、調教の動きも良く状態面に関しては全く問題なさそうだったが、天皇賞（秋）7着、ジャパンC4着と結果が出ていなかった。今回はイクイノックスやリバティアイランドが不在のメンバー構成。中山コースに替わった点も功を奏し、ようやく本来の走りを取り戻した。

2着のスターズオンアースは惜敗。8枠16番を引いてしまったが、ルメール騎手がうまく出していき、すぐさま2番手を取った。このあたりはさすがの判断だ。3着タイトルホルダーはいいペースでレースを作った。結果は残念な面もあるが、過去2年に比べればはるかにいい走りができたと言えるだろう。

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