第79回 皐月賞 血統分析｜G�T特集

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父ＳＳ系で母が２歳Ｇ１馬のサトノルークスが面白い！

1）ＳＳ系中心で、スタミナ＆パワー勝負

過去10年でサンデーサイレンス（ＳＳ）系種牡馬の産駒が最多の８勝、勝率も全系統中トップだ。

勝ち馬の父には芝2400ｍのＧ１勝ち馬がズラリと並ぶ。ローエングリンとフジキセキは道悪の中距離重賞で１着。全体にスピードよりスタミナ＆パワーを重視したい。

◎プラス評価……父ＳＳ系
　○プラス評価……父が芝2400ｍのＧ１勝ちまたは道悪の中距離重賞勝ち
　●マイナス評価…父がナスルーラ系／ＳＳ系以外のヘイルトゥリーズン系

【父馬の系統別成績（過去10年）】

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【過去10年の連対馬の父と母父】

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2）母父は混戦も芝マイラーと北米ダート型の争いか

母父成績を見ると、ナスルーラ系の勝率の高さ、ノーザンダンサー系の勝率の低さはやや目立つものの、各系統から勝ち馬が出ていて混戦模様だ。

勝ち馬の母父の現役当時を振り返ると、メジロマックイーン以外は芝マイル前後の重賞ウィナーと北米ダート中距離の重賞勝ち馬に分けられる。この２タイプの争いだ。

○プラス評価……母父がナスルーラ系／主要系統以外
　○プラス評価……母父が芝マイルまたはダート中距離の重賞勝ち馬
　●マイナス評価…母父がノーザンダンサー系

【母父の系統別成績（過去10年）】

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3）人気サイドと穴馬で異なる傾向

連対馬20頭のうち単勝オッズの高いほう10頭を見ると、８頭が父ＳＳ系。また2400ｍのＧ１勝ち馬が多い。母父もラムタラやブライアンズタイムなどスタミナ型が目立つ。母の母の父はノーザンダンサー系、ナスルーラ系、その他の系統だ。

単勝オッズの低いほう10頭は、父・母父にローエングリンやMachiavellianなどマイラーが混じるようになる。母の母の父はミスタープロスペクター系、ノーザンダンサー系、ナスルーラ系が３頭ずつだ。

〇プラス評価……人気サイドなら父・母父がマイラーでもＯＫ／母母父は上記３系統
　○プラス評価……穴馬は父・母父がスタミナ型／母母父は上記３系統

4）母・祖母の実績も重要

勝ち馬は母・祖母の成績も優秀。また母系から２歳〜３歳春の重賞で上位に食い込んだ馬が出ているのもパターンだ。

◎プラス評価……母か祖母がＧ１・Ｇ２勝ち馬／母系から２歳重賞〜３歳春のクラシック上位馬が出ている

【勝ち馬の母系から出た活躍馬】

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結論

まずは父ＳＳ系が一番手。人気サイドを狙うなら、父・母父は2400ｍ型でもマイラーでも可、母母父はノーザンダンサー系など３タイプ。穴馬なら父は2400ｍ型、母父はスタミナ型、母母父はやはり３タイプ。母・祖母・母系の成績もチェックしたい。

上位人気の中ではアドマイヤマーズかダノンキングリー。前者は父・母父ともマイルＧ１勝ち馬、母母父はノーザンダンサー系、母・祖母ともＧ３を勝っている。後者は父ディープインパクト、母父Storm Cat、祖母は２歳Ｇ１勝ち馬だ。

人気を落とすならサトノルークス。父ディープインパクト、母父Sadler's Wells、母母父ナスルーラ系、母は２歳Ｇ１馬だ。

【サトノルークスの血統表】

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